Hくんのアメリカ在住の知り合いのカップルが結婚したので、そのお祝いを見たいということで、表参道へ。
表参道なんて、田舎者には煌びやかすぎて気後れしそう。
ちなみにそのカップルは、男性同士。
アメリカでは2022年に「結婚尊重法(Respect for Marriage Act)」が成立したため、連邦レベルで同性婚の権利が保護されています。
方や日本は、世界の主だった国々では当たり前の夫婦別姓ですら、まだ実現していない状況。
「伝統的家族観が崩れる」などが反対の理由らしいのですが、あまりに前時代過ぎるのではないでしょうか。
幸せの道は人それぞれ。
同性であっても夫婦別姓であっても、本人たちが「家族」と認め合い人生を共にしたいと望むなら、形なんてどうでもいいのでは、と思います。
話が横に逸れてしまいましたが...。
神宮前エリアで最初に立ち寄ったのは、去年4月に神宮前交差点の角にオープンした「ハラカド」
この特徴的な建物、テレビで見たことある!と田舎者は大興奮。
一通りビル内部を見て回った後、表参道方面へ。
有名ブランドの煌びやかなショーウィンドウを眺めながらぶらぶら歩いているだけでも、テンションが上がります。
(画像はサスギャラリーHPより)
そしてやってきたのは、「SUSgallery(サスギャラリー)」
Hくんがアメリカ在住のお友達の結婚のお祝いの品として目を付けた、チタン製の真空二重タンブラーを扱うお店。
SUS(サス)本社は新潟県燕市にあるようなのですが、直営店であるサスギャラリーは青山が本店だそう。
大通りから一本入った静かな通り沿いに、ひと際目を惹くシックな佇まいのお店があるな、と思ったらそこが目指すサスギャラリーでした。
(画像はサスギャラリー公式インスタグラムより)
店内に足を踏み入れると、そこにはSUSの創り出す洗練された世界観が広がっています。
スポットライトを浴びて輝く製品たちは、まるで芸術品かのよう。
手を触れてはいけないかと覗き込んでいたら、店員さんが「どうぞお手に取ってお確かめください」と優しく促してくれました。
(画像はサスギャラリー公式インスタグラムより)
その言葉に後押しされてそっとタンブラーを手に取ってみると。
まるで紙コップくらしかない軽さに、まずビックリ。
そして手作業で作られたという表面の独特の肌触りと言ったら、手に吸い付くような心地よさです。
(画像はサスギャラリー公式インスタグラムより)
機能性にも非常に優れていることは、言うまでもありません。
タンブラーに入れて展示してあった氷は、午前11時に入れたものだということでしたが、私たちが訪れた午後2時過ぎの段階で、ほとんど解けていませんでした。
店内で熱いお茶を実際に製品に入れて振舞ってくださったのですが、こちらも手で持ってもほとんど熱を感じないのに、中のお茶はアツアツの状態が保たれていて、まるで魔法のようです。
製品は手作業で作られるため、一つとして同じものはないそう。
Hくんはお友達のプレゼントを一つ一つ見比べて、真剣に選んでいました。
アメリカ在住のお友達も絶対、気に入ることは間違いないでしょう。
こうしたクラフトマンシップは、日本が世界に誇ることができる大きな財産。
コスパやタイパの波に飲み込まれてなくなってしまうようなことがないよう、大切に守っていかなくては、と思いました。