【リーグワン2023-24】 D1第11節 スピアーズ船橋東京ベイ vs埼玉ワイルドナイツ | ラグカフェ編集部の取材メモ

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昨シーズンファイナルのカード再び~埼玉パナソニックワイルドナイツ11連勝へ~

 

(写真 国分)
 

▶この日は、金曜日のナイター試合。3月下旬だが、寒の戻りか花冷えのナイター試合となった。昨シーズン王者クボタスピアーズ船橋東京ベイ(以下、スピアーズ)は、ここまで全勝中の埼玉パナソニックワイルドナイツ(以下、ワイルドナイツ)を今シーズンは追いかける構図に。昨シーズンのファイナルカードということもあり、9,491人の観客が訪れた。▶前半、最初のPG(ペナルティゴール)は、スピアーズ15番FB島田悠平が決め、3-0。しかし、スピアーズはこれが前半最後の得点となった。前半14分、ワイルドナイツ12番CTBダミアン・デアレンデを筆頭に4トライを重ねたワイルドナイツは、26点のスコアで前半を折り返す。▶後半は、開始早々に復帰したばかりのワイルドナイツ15番FB山沢拓也、13番CTBディラン・ライリーがトライを重ね、43-3のスコアへ。流れが変わったのは、試合開始24分・スピアーズ11番WTB山崎洋之が相手の隙をついて、トライ。その後、スアーリーエントリーで出場したスピアーズ16番PR江良颯もトライ決め勢いを与えたが、ワイルドナイツのプレッシャーに最後まで圧倒され、55-22でノーサイドとなった。ワイルドナイツは、勝ち点を「51」に伸ばし、2位以下を大きく引き離す結果になった。ファイナルまで残り2ヶ月。ワイルドナイツの連勝は、止められるのか。

 

(写真 国分)

 

以下、試合結果です。
■DIVISION 1 第11節 3月22日(金) 試合結果
クボタスピアーズ船橋・東京ベイ 22-55 埼玉パナソニックワイルドナイツ @秩父宮ラグビー場

以下、記者会見でのコメントです。

 


■埼玉パナソニックワイルドナイツ ロビー・ディーンズ監督(写真中央)

「パフォーマンス自体にとても満足しております。スピアーズさんと戦うときはいつも挑戦的な戦いになりますし、粘り強いチームですので、そういう相手に50ポイントを取れたというのは、とても嬉しく思います。その中でも、山沢拓也選手はスタートから2戦出場していて(怪我もあり)、これが2ヶ月ぶりのスタート出場の試合でした。ベンガンター選手も戻ってきて、とても良いパフォーマンスをしてくれました。また、竹山晃暉選手も戻ってきていて、コンディション不良のところから戻ってきたのにも関わらず、彼らはいいパフォーマンスをしてくれました。試合は、いろいろな交代があったにも関わらず、後半のところ、自分たちのプレーの質を保てたのは、とてもよかったなと感じております。おそらく今回、次の週からバイウィークになりますが、それが助けてくれたのではないかなと思います。」

■埼玉パナソニックワイルドナイツ 坂手淳史キャプテン(写真左)
「クボタスピアーズさんっていう相手と、すごくチャレンジな1週間でしたが、それをチームメイトがいい準備をしてくれて、今日のメンバーもそうですし、今日出てないメンバーたちがこの1週間本当に1回の練習しかなかった中で、いい準備をしてくれたっていうことは、今日のパフォーマンスに表れたかなと思ってます。ほとんどの時間を、いい形で進むことができて、最後は少し修正するべき部分っていうのは出たんですが、そこに関してはしっかりとこれから修正して、次に向かっていきたいなというふうに思っています。この4試合がすごく大きな1ヶ月だったので、それに対して良い準備をしてゲームをし続けたというところは、チームとして成長できてるかなと思います。今後、また怪我してるメンバーだったり、コンディション不良の選手も出てきますし、今いる選手たちもどんどんどんどん成長できると思ってるので、次次に繋がるゲームができたんじゃないかなというふうには思ってます。」

 

 

■クボタスピアーズ船橋東京ベイ フラン・ルディケ監督(写真中央)
「皆さん、こんばんは。求めた結果、プランしていた結果、望んだ結果ではないんですけど、まずはこの試合をしっかり受け入れ、しっかり学ぶ機会を生かして、次に繋げていく。本当にそれしかないですし、それ以上でもそれ以下でもないです。プレッシャーの掛け合いっていう試合だったんですけど、相手がとにかくプレッシャーをかけてきましたし、ペナルティもそうですし、ターンオーバーで10番にいいスタートを切られて、スコアボードで点数を重ねられたという試合でした。ポジティブな面もいくつかあって、まずはキッキングゲームのところ理解度みたいなところは良かったですし、でもチャンスを作る中で点数に変えられなかった。ただ敵陣に入ることができましたし、あとは特に、後半ポジティブだったところ、若手選手が彼らのインパクトを示してくれましたし、ペナルティを取ってチャンスに繋げた。その結果は、次の試合に繋がってると思いますし、今後もしっかり学んで、成長し続けること自体は正しいと思うので、本当に1試合1試合っていうふうには思っております。」

■クボタスピアーズ船橋東京ベイ・立川理道キャプテン(写真左)
「お疲れ様です。こういう負けた試合のあとのカンファレンスって、難しいですよね。ネガティブなことを考えれば、お客さんも来てくれてるし、この敗戦をしっかり受け入れることがちょっと大事な一つの次に進むスタップになると思いますし、同時に後半、若い選手たちが本当にチームに勢いを与えてくれてスコアできたっていうのはチームにとっても少し明るいポジティブなニュースだと思うので、しっかりそういうところをのばしていかなくはいけないです。前半、凄く相手のペースで進んでしまったので、今シーズンなかなか勝てなかった試合というのは、前半の内容が良くないまま進んでしまっていたので、しっかり何が悪いのか話し合いながら、次もタフな戦いが続いていくんですけど、そこに向けてしっかりやっていきたいです。」

 

試合後は、以下の選手にインタビューしました。

■クボタスピアーズ船橋東京ベイ・島田悠平選手

 

ーー昨シーズンのファイナルのカードでしたけども、試合を終えて今の感想はいかがですか。
「そうですね。ワイルドナイツさんの圧力に終始圧倒されて、スピアーズもその圧力でやられてしまって、ペナルティを重ねてすごい苦しい試合だったかなと思います。」

ーー昨シーズンはベンチから見てたという感じ.....ですかね?その時に感じたことって、ありますか。
「そうですね。決勝戦は、本当に自分たちのプランを80分間やり通せてたなっていう。だからこそ結果に繋がってるんじゃないかなって思った印象で、それを今回もできればいいかなと思ってたんですけど、なかなかできなかったですね。」

ーー今日一番の苦戦の要因というか、ペナルティが増えたところってどんなところですか。
「やっぱり自分を含めて、ワイルドナイツの圧力を受けてしまうと後手を踏んで、ペナルティをしないと止められないっていう状況になってしまうかなと思うので、そこで仕掛けきれなかったところが、また一つ敗因かなと思います。」

ーー前半は、エリアかなり取れてたと思うんですけども、キックの精度とかはいかがですか。
「そうですね。岸岡とか藤原忍とか、立川さん含めて、すごいキックでエリアとってこうっていうところは終始話をしていたし、今週はすごいそこに向けて準備を重ねていたので、それはしっかり出し切れたじゃないですけど、しっかりといい精度でそのまま遂行できたのは、すごい良かったんじゃないかなと思います。」

ーーご自身のパフォーマンスは、いかがでしたか。
「キッキングゲームに関しては、本当にすごい手応えもあったし、良い試合運びができたんじゃないかなと思うんですけど、やっぱりチームが5点のときに、自分も含めてもう1個前に運ぶことができたんじゃないかとか、ディフェンス面でも、もっと相手に簡単に捉えとらさせずに、何とかできたんじゃないかなっていう....。今思うといろいろ反省点はあるので、また映像を見返して、はい。しっかり反省したいなと思います。]

ーー次は、東芝とあたりますけども、意気込みいただいてもいいですか。
「もう負けない戦いが本当に続いていくと思うので、プレーオフに出られるようにしっかりと毎週休んで、東芝戦に向けてまた準備して頑張っていきたいと思います。」

■埼玉パナソニックワイルドナイツ・ヴァルアサエリ愛選手

 

ーー昨シーズンファイナルのカードでしたけども、試合を終えての感想はいかがですか。
「今日は、そうですね。すごい最初は、結構お互い良い戦いがすごいあったんですけど。みんながやっぱりあんまり変わりないで、バックスがみんなが結構いいプレーしてくれて、相手をアタックのところで、いろんなアタックをしてトライを結構とって、それで勝ててよかったです。」

ーー会見場まで、勝利の歌が聞こえてきたんですけど。ロッカールームは、盛り上がってましたか。
「そうですね。毎回毎回もう勝ったら、その歌を歌って、必ず。すごいみんなの気持ちはを上げるための歌なんで、毎回歌いたいですね。」

ーー11連勝ですね。
「もう、来週からちょっと休んで、また次も1試合で準備して勝てるように頑張っていきたいと思います。」

ーー今シーズンは、セットプレーすごいいいかなって思うんですけど(元から強いですけども)、何か強さの要因ってあるんですか。
「そうですね。やっぱり1つのキーでスクラムのところとか、今までも安定してスクラムを組んでたりしてたんですけど。やっぱり今シーズンは、もっとプレッシャーを意識して、力を入れてます。」

ーー堀江さんが最後っていうのは、ありますか。
「そうですね。そうだし、やっぱりリーダーミーティングとかもスクラムを意識して、やっぱり試合とかで大事なところなんで、やっぱそういうところがあると思うので、今年はやっぱスクラムの意識がすごい高いっす。はい。」

ーー次は、ダイナボアーズ戦ですけども、意気込みいかがですか。
「いやもういつも通りで、準備をして、気抜かないように、もう試合見ましたよ。いつも通りで頑張りたいと思いますはい。」

ーーオフで、こんなことしたいとかありますか。
「いや、もう僕はオフでも、ちょっとトレーニングしたりとかします。シーズンが終わるまでは、集中をいつもしてます。オフの日もあるんですけど、トレーニングしながら、リカバリーとか、やってます。」

ーー最後にラグビーファンの皆さんに一言いただいてもいいですか。
「いつもありがとうございます。去年とか優勝できなかったですけど、ファンがこうやって応援してくれて、たくさんのファンサポートしてくれて本当ありがとうございます。引き続き、毎試合毎試合試合会場に運んでいただきと嬉しいですこれからもよろしくお願いします。頑張ります。」

 

(写真 国分)

 

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