女子ラグビーチーム『アザレア・セブン』特集!独占インタビュー | ラグカフェ編集部の取材メモ

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3月初旬、女子ラグビーチーム・アザレアセブンの練習場に取材に行ってきました。

『アザレア・セブン』は、女性と子どもに特化して、2019年3月7人制女子ラグビーを中心としたチームとして、静岡県に発足しました。
静岡県の花である[つつじ]の英語名「Azalea」に由来し、他のスポーツ競技も運営していくことを見据え、『アザレア・セブン』と名付けました。選手は大学生と 社会人で構成されており、それぞれ授業・仕事とラグビーを両立しながら活動しています。

 


 


この日は、熊谷への遠征前ということで、18時過ぎから軽めの練習が行われていました。

前泊ではないところも、大変ですよね。試合当日の朝に出発するそうです。
練習後に、以下の選手にインタビューしました。(インタビュー:有働)

 



■アザレアセブンのキャプテン 内野琴音選手(写真左)

※お二人での撮影がいいとのことで、2ショットです。

ーーご自身のポジションと得意なプレーを教えてください。
「ポジションは、SH(スクラムハーフ)とSO(スタンドオフ)をしています。得意なプレーは、パスを使って味方をいかすのと、自分があたってちょっと前にゲインしたりするプレーが得意です。」

ーーラグビー始めたのは、いつ頃になるんですか。
「3歳から始めてて、大学と同時に1回辞めてて就職したんですけど、半年経ったぐらいからもう1回始めようと思って、アザレアに行きました。」


ーー3歳からっていうことですけど、何かきっかけは、あったんですか。
「兄がやってて、その影響で一緒に始めました。」

ーー社会人になって、1回ラグビーをやめられたということですけど、またやりたいなと思ったきっかけって、どこにあったんですか。
「後輩のSNSとかを見てると、なんかすごい楽しそうにやってるのがいいなと思って、それを見てもう1回始めようかなって思いました。」

ーーアザレアセブンに決めたのは、何か理由があるんですか。
「今は、ちょっと在籍してないんですけど。高校の時の先輩がいて、その方に声をかけてもらって、見学して楽しかったから、アザレアにしようと思って、入りました。」

ーーアザレアセブンは発足5年目の、結構若いチームですけども、活動していて、印象とかっていうのはいかがですか。
「今までやってきたチームとは、ちょっと何か違うなと思ったところは、地域のイベントにすごい積極的に参加してて、周りからすごい応援されてるチームだなって、強く感じることが多いです。」

ーー地域のイベントは、本当にたくさん出てると思うんですけど、何かそこで感じることっていうのは、ありますか。
「声をかけてくれる方が多くて、頑張って!とか、グッズを買ってくれるのもそうですけど、声をかけてくれたりとか、そういうところは、何かやっぱり自分たちの応援って励みになってるっていうか。ありがたいなって思いながら、日々過ごしてます。」

ーー普及活動も多いですけど、静岡ってそんなにラグビーがまだメジャーじゃない?かなと思うんですけど、肌感覚で感じることとかありますか。
「自分は福岡出身だったので、福岡は結構栄えてるっていうか。ラグビーのチームの数も多いし。静岡はそれに比べると少ないんですけど、でもこれから増えそうだなって感じるし、ラグビーの普及に行ったときも、みんなラグビーについて興味を持って楽しんでくれるのが、すごい嬉しいし。そういうのが増えると、もっと静岡でもラグビーが盛んになるんじゃないかなって思います。」

ーーキャプテンとして、こんなことを心がけてるとか、ありますか。
「なるべく、いろんな人と喋ってて、みんながどう今思ってるのかなっていうのを感じながら、どういうふうに今日は声掛けしようとか、チームが良い方向に盛り上がっていけるように、どうしようとか.....。日々、考えながらやってます。」

ーー毎年、結構人も入れ替わるっていうお話だったんですけど、その部分で難しさみたいなところって、感じますか。
「学生と社会人とか、年齢層がバラバラっていうか。環境も、スポンサーで働いてる子もいれば、仕事も違うし、いろんなところで働いてる人もいたりとか、県外から週末しか来れない選手とかもいて。結構バラバラなんですけど、そういうみんなが多分悩んでるところが違って、いっぱいあるところをどうやって気づいてあげれるかなとか、それをまた少しでもどうやったら改善できるだろうっていうところは、結構悩んだりします。」

ーーどうやって、そこは改善してるんですか。
「うわー(笑)でも喋るしかなくて。自分じゃ気づけないから.....。そういう環境の子たちと、いろいろ喋って。そういうのが結構大変なんだとかを気づいたときは、チャレンジしてみませんか?とか、週末しか来れなかったら、週末はその人たちと多くいっぱい喋ったりとか。そういうふうにちょっとだけ意識を変えるっていうか、そういうところを意識してやってます。」

ーー1度辞めたこともあったラグビーですけど、プレーをしていて、一番楽しい瞬間っていつですか。
「私は、トライを取るようなポジション、あまりスピードとかではないので。自分が放ったパスで隣の人が抜けて、ビッグゲインをきってくれたり、トライをしてくれたときとかは、チームのためになったんだって感じるポジションなので、そういうところは、やってて楽しいです。」

ーー仕事の話も出ましたけど、ご自身としては仕事との両立ってどんなふうに考えてますか。
「サポートをすごいしてもらってて、私の会社は。すごい理解がある会社で、すごいありがたくて、自分の中ではもう仕事のときは仕事。ラグビーのときはラグビーっていうも完全にオンとオフを分けるっていうか、そういう感じしながら、両方うまくやれてるかはまだわからないですけど、ちょっとずつちょっとずつ、そういう環境に慣れていきながらやってます。」

ーー普段は、どんなお仕事をされてるんですか。
「普段は、建設会社に働いてて、土木工事のお金を見積る積算っていう仕事があるんですけど、そういうのをやってます。」

ーー定時で退社して、すぐに練習に来る、みたいな感じですか。
「そうですね。基本的にはそうなんですけど、朝練とかがあるときは、それを優遇して午後から出社してみたいな、練習に合わせた勤務体系で、仕事をやらせてもらってます。」

ーー会社の人が試合に見に来るみたいなこともありますか。
「はい、応援に来てくれます。」


ーー明日もテストマッチのプレ練習試合があるということですけど、これから本当にシーズンが始まっていくと思うんですが、今シーズンの目標っていかがでしょうか?
「5月に昇格大会があるので、絶対にそれは優勝して、自分たちが目指している太陽生命に出るっていうところが、今シーズンの目標なので、それは絶対に達成したいです。」

ーー個人的な目標は、ありますか。
「個人は、もうちょっと自信を持ってチームをまとめたいって思ってます。プレーにもう出てるんですけど、まだやっぱり頼りないなって多分自分で思ってて。でもそういうのは、チームに浸透しちゃうっていうかみんな不安になっちゃうと思うので、そういうところはやっぱ自分で変えて、いち早くちょっと頼れるようなキャプテンになりたいなって思ってます。」

ーーシーズン始まりますけど、何かリフレッシュ方法とか、オフの日こんなことをしてるっていうのありますか。
「オフは、カフェに行ったり温泉に行ったりして、リラックスして過ごしてます。」

ーー温泉が近くにあるんですか。
「結構、ななつぼしとか和らぎの湯とかに行ってます。」

ーーラジオをお聞きの皆さんに、一言メッセージいただいてもいいでしょうか。
「いつもアザレアセブンの応援をしていただいてありがとうございます。5月に昇格大会が控えているので、大きな大会で結果で恩返しできるように頑張るので、ぜひ応援に来ていただきたいです。」

■アザレアセブン 西 夏穂選手(写真右)


※お二人での撮影がいいとのことで、2ショットです。


ーーご自身のポジションと得意なプレーを教えてください。
「ポジションは、CTB(センター)で、得意なプレーはアタックで仕掛けることです。去年は、15人制やってなくて、セブンス(7人制)だけをやってました。」

ーー在籍1年目ということですけど、ご自身にとってチームの印象って、いかがですか。
「何だろう。結構みんな仲良くて、最近は練習中、お互い喋れるようになってきたりとか、すごい良いプレーが増えてきたなって思ってます。」

ーーアザレアセブンに決めた理由は、どんなところにあったんですか。
「見学に行ったときに、いろいろ詳しく教えてくれたりとか、先輩がアザレアに入ってて、いいなと思ったので入りました。」

ーー大学が先に決まってたんじゃなくて、アザレアにしたいから、静岡の大学に決めてっていう感じなんですよね。他のチームも見たりとかは、したんですか。
「はい。もう一つは、見ました。」


ーーそこと比べて、こんなところが良かったとか、何かあるんですか。
「先輩からこういうチームだよっていうのは、結構聞いてたりしたので。アザレアの方がここに入りたいなっていう気持ちが強かったです。雰囲気とかがいいのとみんな先輩方もみんな優しくて雰囲気がいいのと、結構いいところが多くて、いいなって思ったので、入りました。」

ーーキャプテンの話をお伺いしてても、地域のイベントの参加が多いっていうことなんですけど、参加していて感じることありますか。
「参加してみて、小学生とかにも教えたりするんですけど、結構いろいろアザレアのこととか、ラグビーのこととか知ってもらえたりするのが嬉しいなって思います。」

ーー実際、普及みたいなことをしてみて、どんなことを感じましたか。
「ラグビーしてる姿とかが、みんな楽しそうにしてくれて、すごい嬉しいし、それをきっかけに、結構ラグビーを見るとか言ってくれたりしてる子もいて、アゼリアのことをもっと知ってもらえたらなって思ってます。」

ーーご自身は、ラグビー始めたのはいつからで、どんなきっかけだったんですか。
「小学6年生から初めて。友達に誘われて、入りました。」

ーーやってみようかなって思ったのは、こんなところが楽しかったみたいなことってあるんですか。
「練習に参加してみて、結構自分、スピードがあるのが得意というか、いいところだったので、自分の良さが活かせるかなと思って始めました。」

ーースクールは、男の子がいっぱいの中でやっていて、何か大変なこととかはなかったですか。
「やっぱり男子のスピードとかに追いついたりするのは、結構大変なんですけど、そのおかげで、結構パススピードやパスのキャッチとかもうまく取れるようになったり、タックルとかも強くなれたりしたかなって思います。」

ーーラグビーしていて、1番楽しい瞬間っていうのは、どこですか。
「練習でやってきたことが試合で生かされて、トライを取り切れて、みんなで喜んでたりするのが一番嬉しいなと思います。」

ーー大学1年生なんで、学校と両立みたいなところの大変さは、ありますか。
「大変なんですけど、なんだろ、午前中空いてる時間とかにも家事やったりして、もう練習から帰ってきたらご飯食べて、もう寝るだけみたいな、できるだけ早く寝ることをもう毎回意識してます。」

ーー1人暮らしだから、家事も全部やって、ですよね?
「そうですね、基本全部自分でやってます。自炊は、できるだけバランス良くするのと。あと、結構練習前とかはおにぎり作って食べたりとかしてます。」

ーーセブンス(7人制)のシーズンが始まっていくということですけど、今シーズン、目標にしているとか、何かありますか。
「チームでは、5月にある昇格大会に優勝して、太陽生命に上がることが一番の目標だなと思ってます。」

ーー個人としては、どうでしょうか?
「見てる人から注目される選手になって、その個人でも上を目指せるような選手になりたいなって思ってます。」

ーー上を目指すっていうのは、具体的にこんなところっていうのありますか。
「まず、代表とかの合宿に呼ばれるような選手になりたいなと思います。」

ーー日本代表の合宿にも呼ばれてはいるんですよね。
「います。でも、日本代表には慣れてないので、やっぱ代表まで目指したらいいなって思います。」

ーー具体的に、今こんな部分が代表になるのに足りてないなとか、ご自身で感じてること、課題ってありますか。
「まだ、フィットネスの部分とかフィジカル的にも、弱いなと思ってるので、やっぱ普段とかからもっとウエイトとか多くしたりして、自分の強みを増やすようにしたいなって思ってます。」

ーー目標としている選手とか、いらっしゃいますか。
「セブンスの日本代表の大谷芽生選手です。やっぱりタックルも強いし、アタックでも、やっぱトライを取りきれるところとかがすごいかっこいいなって思います。」

ーーオフの日っていう話をが出しましたけど、何かリフレッシュ法とかってありますか。
「アザレアの人たちと遊び行ったりとか。最近は家で映画見たりして。海とかも行くし、景色いい場所とかとかカフェとかも行けます。」

ーー最後にラジオをお聞きの皆さんに、一言メッセージいただいてもいいですか。
「今回、太陽生命の入れ替え戦で絶対に優勝するので、応援よろしくお願いします。ありがとうございました。」


■アザレアセブン 谷山美典選手



ーーご自身のポジションと得意なプレーを教えてください。
「私は、FW(フォワード)をやっております。7人制(セブンス)だと、HO(フッカー)のポジションをやっていて、15人制だと、LO(ロック)とFL(フランカー)のポジションをやっています。」

ーーアザレアは、7人制のチームですけど、15人制の方も、皆さんチャレンジしているんですね
「そうですね。女子の今の1年間のスケジュールとして、前半がセブンス後半が15人制っていうような流れになっているので、どちらもプレーする選手が多いですね。私は、割と体を当てるのとか、セットプレーが好きなので、15人制の方が、得意だなと思って、やってます。」

ーー15人制の時期で、体の作りを変えるとか、やってますか。
「体重は、もう私は若干ですけど、変えたりはしながら.....やってます。」

ーチーム在籍2年目ということですけど、ご自身にとって、アザレアセブンの印象ってどうですか。
「前に、在籍したチームと比較するとっていうところですけど、やっぱり発足まだ5年っていうところで、若い選手も多くて、すごく若くてエネルギーがあって、うん。いい意味で、あまり決まり事とかのない、自由なチームで、あとは何ですかね、静岡の土地が本当に優しい方が多くて、メンバーも、優しい子がすごい多くて、かわいらしくていいチームだなと思ってます。」

ーー前のチームっていうお話も出ましたけど、何かアザレアを選んだ理由みたいのってあるんですか。いくつか女子のチームってあるじゃないですか。
「まずは、アザレアのラグビーに惹かれたっていうところが一番の理由で、あとは、私は仕事とラグビーを両立しながらやっていきたいなって思っていたので、そこでご縁があって、アザレアセブン入りしました。」

ーー仕事というお話が出ましたけど、銀行に勤められながら、今日も夕方から練習されてたと思うんですけど、オンオフの切り替えみたいなのって、上手くできますか。
「私は、割とその仕事のことはもう仕事って感じで、銀行から出るともう銀行のことは忘れるっていうようなタイプなので、そこの切り替えは割とできてるかなと思うんですけど、今日みのりさん顔が疲れてますね、みたいなってのは言われたりはしますね。練習で。」

ーーでも、良い意味でラグビーがうまく切り替えになってるっていうか、そのリフレッシュできてるみたいのって、あるんですか。
「銀行に勤めてよかったなと思うのは、すごく応援している方とお話する機会だとか、私を通じてラグビーをしてくださるようなお客さんとお話したりだとか、職場の一緒に働いてる人もそうですけど、そういった人との繋がりっていうところが本当に多くできて、いろんな人に応援してもらってるんだなっていうのを実感できるところがすごい働いてよかったなと思っているところです。」

ーーアザレアセブンは、割とブルーレブズとも協力して一緒にイベントなんかもやったりしてますけども、ラグビーファンも増えたなみたいなのって、何か感じることありますか。
「アザレアは、やっぱり袋井市とか、あとブレーブスさんもそうですけど、そういった企業と行政と本当に密着していろんなイベントに参加したりとかしてるので、認知度にっていうところは、本当に市民の皆さんに知っていただいてること多いのかなと思ってます。エコパもあって、ラグビーをしているっていう方もすごい多い地域ですし、サッカーが有名ですけど、ラグビーのファンも徐々に増えてきているのかなっていうふうに感じてます。」

ーーご兄弟もラグビーをやられているということですけども、ご自身としてはラグビーを始めたきっかけってどんなところにあるんですか。
「私が元々中学校の3歳から中学生まで、中学校3年生まで踊るバレーをしていて、クラシックバレエをしていて、ちょっとバレリーナにはなれないから、もう卒業しようと思って。中学校で卒業したんですけど。何か新しく始めるってなったときに、元々普通に受験して受かった高校が、福岡高校っていう高校で、すごくラグビーが、伝統的な高校だったので、ラグビー部にどうにかして携われないかなって思って、最初はマネージャーになろうと思って、ラグビー部に行ったんですよ。でも、私受験太りをしてしまっていたのと、自分が相撲とバレーと、小学校4年間ぐらい、両立をしていた時期がありまして、何かそこで九州チャンピオンになったことがあって、その経歴がちょっとばれてしまって。女子プレーヤーを1人探していたときだったらしくて、女子プレーヤーにならないかって言われて、何となく始めたっていう感じです。兄弟がラグビーをしていたっていうのもありましたし、ちっちゃい頃からラグビーが身近にあったので、それで始めたっていう感じです。」

ーー福岡高校には、谷山さん以外も女子選手はいたんですよね。
「そうですね。私とその同期なのが、今、レフリーで活躍している池田響っていうレフリーの子がいるんですけど。その子は元々プレイヤーで、その他1人福岡学校で経験者として、私と同い年で1人女子プレーヤーで入っていて、女子選手としての抵抗はなかったという嘘になりますけど、楽しくといいますか、切磋琢磨させてもらいながら、大変でしたけど、やってました。」

ーー多くの男性の中に混ざって、練習はやってたんですよね。
「そうです。男子の練習に参加させてもらいながら、たまに練習試合に出たりだとか、3年生のときは、弟が1年生で入ってきて、一緒に。弟は、もうちょっと怖くて(笑)。すごい身長もやっぱありますし、スピードもあって、さすがにちょっと弟も私にぶつかってきたりとかもなかったんですけど、すごい楽しく、練習してました。」

ーー部活でも一緒で、家でも一緒というか、もうずっとラグビーの話をしてるみたいな感じなんですか。
「いや、そういうわけではなくて、何の話をしてたんですかね~。」


ーー今は、ご兄弟で集ったりしますか。
「結構みんな仲良くて、ただやっぱり仲良くなったのは、みんなそれぞれの今土地に行って、妹たちは佐賀にいますし、私は静岡に行って、弟はつくばで、割と電話とかで話すのが好きな方なので、家族みんなで、本当たまにですけど、集まって最近の近況報告を電話のビデオ電話でしたりっていうのを、やってますね。仲はいいです。」

ーーそのときは、ラグビーのことは話さず?
「ラグビーのここが面白いよねとか言って話すことはあんまりないんですけど。この時のこのプレーはすごい良かったよねとかっていうのは、お互いで言い合ったりだとか。あと最近この子のラグビー選手がちょっと好きなんだよね~とかって、かっこいいねとか言って、そういう女子トークに、弟はちょっとうるさそうに聞いてる、みたいなっていう感じです。」

ーーでも、お互いのプレーは割と見てます?
「そうですね。私は弟のプレー好きですし、すごい見てて面白いなって思うの勉強にもなりますし、見てるのと、やっぱり試合があると、必ず家族LINEに共有しないといけないっていう、暗黙のルールがあって。送ってないと送られてないよみたいな、送りなよみたいなっていう感じで、催促のメールが来ます。」

ーー試合の日程とか?
「そうですね。いつ試合がありますとかっていうような報告をまずして、頑張ってねってみんなで言い合って、試合が終わったら映像を送ってみたいな感じで、それぞれみんなが見て、ここが良かったよ、あそこが駄目だったっていうのを、もうちょっとこことかっていうようなレビューが家族内(LINE)に来ます。」

ーー高校から始めて、ラグビーを今までやってるっていうことですけど。大学を卒業して、やめようかなとかそういう考えは、なかったですか。
「すごい考えましたね。女子ラグビーマイナースポーツですし、女子ラグビーだけで食べていけるっていうか、そういうものではないですし、もう本当にただの銀行員というか会社員としてやっているので、自分がしている価値じゃないですけど、働きながらってすごい大変だと思いますし、自分も代表を目指しながらやってるんですけど、本当にそこの目標が達成できるのかっていう何か不安とかもあったんですけど、今ありがたくこういった環境にあの身を置かせてもらっていて、本当に毎日チャレンジしながらやるって、すごいいい環境だなと思ってます。」

ーー今後の目標は?
「ラグビーやってるからには、私は高い目標を持ってやりたいなって思っているので、15人制の日本代表になりたいなと思いながらやってます。」

ーーご自身としては、こんなところが足りないとか、今手応えとして、思ってることってありますか。
「そうですね。やっぱり試合の経験もなかなかできんないなっていうのもありますし、あとはもっと体を大きくして、もっといろんな強みを増やしていけたらなって思ってます。」

ーープレーをしていて、こんなところが楽しいなとか、ラグビーしていて楽しいなって感じる瞬間は、いつですか。
「勝ったときですかね。あとこのチームのために、もうめちゃくちゃ体張りたいなとかって思えるときは、すごいラグビーしてるなっていう、楽しい感じがすごい沸いてきます。」

ーーアザレアは、とても仲が良さそうですよね。
「すごい仲良くて、若い子たちも増えてきて、私も若い中に入りながらですけど。大学生の子もいて、でもやっぱりなかなか文化として定着しないっていうか、人の入れ替わりも多かったですし、そういったところを作っていくっていうのが自分の役割なのかなとも思ってます。私も本当にまだ全然未熟なんですけど、頑張りたいなと思ってます。」

ーー女子ラグビーの魅力みたいなところって、どんなところにあると思いますか。
「やっぱり、なかなか知られてないですけど、女子ラグビーを選んできた、そういう強い志を持ってスポーツに取り組んでいる。女性が本当にたくさんいるっていうか。みんな本当に明るくて本当にいい人たちばっかりで、女子ラグビーをこう選んできたっていう人間性っていうか、そういう人が集まっている集団だっていうのが、すごい私は魅力的だなって思ってます。」

ーー女子選手にインタビューをすると、チームだけじゃなくて、女子ラグビー界全体をみたいな話になりますね。
「そうですね。本当に、やっぱりもっと盛り上がってほしいってみんな思ってると思いますし、ただ一方で、やっぱり男子ラグビーにどうしても見応えであったりだとか、負けてしまうところもあると思うんで。そういったところで、どう自分たちが価値を見いだしていくかっていうのは、本当にもっといろんな人を巻き込んでいけたら、もっと面白くなるなと個人的に思ってます。」

ーー明日も試合があるということで、これからシーズンに入っていくかと思うんですけど、何か目標ありますか。
「やっぱり昨シーズン昇格大会を2回負けてしまって、昇格できなかったっていうことがあるのシーズン今年の昇格大会は必ず昇格して、次のシーズンに太陽生命に繋げられるように、頑張りたいなと思ってます。」

ーー忙しいですけど、何かリフレッシュ法とかって、ありますか。
「私、銀行員で勉強しないといけなくて。オフの日も勉強してるんですけど.....。意外と、この辺りカフェとか多くて、浜松、磐田、袋井、掛川とカフェ多くて、そういうところにちょっと行って、ちょっと勉強したりとか、コーヒー飲んで、ちょっと落ち着いてみたいなっていうのがリフレッシュ方法ですかね。」

ーーでは最後にラジオをお聞きの皆さんに一言メッセージを
「まずは、今シーズン昇格大会がありますので、皆さんの応援が力になりますので、ぜひアザレアセブンを応援していただければなと思います。静岡のラグビーは、アザレアとブルーレヴズとありますので、ぜひ皆さん静岡に来て生で私達を見ていただいて、応援していただければ本当に嬉しいので。あとサポーターズクラブも全国から入れますので、はい、そちらもお願いします。」

 

 

インタビューの音声は、音声アプリのでも配信しています。

良かったら、選手の生の声【stand fm】から、お楽しみください。

アザレア特集は、もう1人インタビュー音源があるので、ぜひそちらもお楽しみに。

 

 

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●FMラジオ番組「ラグビーカフェオンレディオ」

【2024年3月14日現在、全国6局ネット放送中】

 

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