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「エプソムカップ」は14頭立戦となり、その10分後に発走予定の「マーメイドS」は16頭立戦で施行する事となった。当該「エプソム」は、2011年までは春季競馬番組所属であるにも関わらず3歳上戦を施行していた期間限定戦であったが、そこに出走する3歳馬は存在しなかった。夏季所属となった2012年にその季変を告げる為か、セイクリットレーヴという3歳馬が「NHKマイル5着」というG1戦歴を持ち込んだが4着に終わっているのが唯一。1着馬は推挙に応えたトーセンレーヴであった点は、既に「ヅカモード」が介入している証左でもあった。「マイラーズC」経路の4歳馬2頭で構成された連対は前走での人気順の方を採用した。
降級廃止は重賞に対してどのような影響を齎すのか皆無なのかは、下級条件では特に出色な結果を示すことは無く、単勝1番人気の3歳馬も勝ったり負けたりといういつもと変わらぬ結果を示している。
G3でありながら、この賞金別定戦は、G2レベルで規定されているが、半減処理されなかったから増量権を獲得した4歳馬も存在しない。そもそも賞金別定戦というのは高齢馬が若き日の栄光を「増量馬」という形で示す事が可能な番組だが、既に仕事が終わった高齢馬スペックには、唯々、負担増でしか無い。結局は、「若かろう強よかろう」という結論がつけられてしまう。
そこで機能するのが別定第1条件である事は我々の常識だが、一般やビギナーには到底理解叶わぬエリアの出来事である訳だ。知ってようが知らなかろうが、それが機能するその時の判定さえ見間違わなければ、馬連や3連複ぐらいは中ってしまうからギャンブルとして成立してしまうのである。