「第157回春天」のゲート番号の配当が確定したので、前記事に出走表を併載して完了としようと思ったが、初見のみ書き留める。特別登録馬総てが出走する17頭立戦。注目の1枠01番には5歳馬ミッキーロケットが配当された。同齢だけで構成された枠は存在しないが、唯一の3頭枠に8歳馬が同居はしている。同じ頭数という事で、昨年のキタサンブラックの連覇に帰結した出走表のみを併載しておく。
過去に何度か書いたように、俗に「春秋連覇」と言われるが、当該天皇賞については「秋春連覇」が当研の認識するもので、そこには、3歳での「秋天」制覇は含まれないというもので、判り易く言えば、シンボリクリスエスの「秋天」は「連覇」ではないという意味である。
当研の言及が総て正しいと言う訳ではなく、ここに自信満々に書いているのは、あくまでの当研(個人的な)の考え、所謂、「私見」でしかない。そういう前提で、誤解を恐れず書くと、前記事でも触れた「勝切り」「勝抜制度」は、「春」「秋」の区別が無いもので、それは、その頃の距離が同じ芝3200mであったからという論点があるが、それが廃止になっても、「秋天」の距離が短縮されても、全く関係が無いというのが当研の認識である。つまり、「春天連覇」も「秋天連覇」も「秋春連覇」も、(旧)ルールでは違背する正規でない結果であるというものである。法は、効果を遡及しないのが基本ではある。
当研は、競馬番組に於ける、開放、緩和、新制度は、総じて、「更新」である。つまり、旧制度が必ず存在するものという根拠である。
4歳馬同居があれば、そこから狙うと、事前に書こうと思ったが、そういう枠は存在しなかった。逆に6枠には、馬名がよく出る前年2着馬シュヴァルグランと日本ダービー*1着同枠の菊花賞2着馬レインボーラインが同枠に配置となって、今年の春天は、「揃目決着」だというロジックも出て来そうな外形である。
シュヴァルグラン狙いでは無い当研が言及するのは、憚るが、同馬との再現が有るか否かは個人の判断だが、これを中軸とする過去の連対構造のみ、クラス無関係で相方の馬名と場のみ挙げておくと、アルバート(札幌・東京)、シホウ(阪神)の2頭で、この6歳と7歳の連対構造を排除するか否かは貴方次第。