錦秋ステークス ~ウオッカの残り香~16頭立 | リゲイン総合研究所~競馬番組「表」なんて実在しない~

リゲイン総合研究所~競馬番組「表」なんて実在しない~

◆片岡勁太は実在しない「番組表」という虚像を読み解こうとするが我々は「競馬番組」の実体を解き析かす点で全く別物である。日本中央競馬会は、その名の下で施行される競馬番組の中で「何が勝っても構わないレース」の存在を許諾する事は皆無である。

 昨年、「4回東京」の最終日メインイベントはJRA60周年を祝う「秋天」という日にその前座に「(記念)ウオッカカップ」として施行された「フェブラリーS」の同場同距離の準OP戦が、何も無かったように「5回東京」に戻って来た。だが、そのカテゴリーは直近のそれではあく「ウオッカカップ」を踏襲したものの「3日連続開催」の土曜競馬で「WIN5」からは除斥される。
 記念だから3歳馬同居枠から1着馬を出したのかなんて事は知らないが2008年の3歳馬エスポワールシチーは、翌年の2月には、G1馬へと昇華した。それまでの同馬は、エリートと言うにはかなり不足した戦歴の持主で、初加算を芝に固執した為に、6戦を要し、それに見切りをつけたのが3歳夏の小倉。そこから今は無き「トパーズS」まで本競走を含み4連勝の快進撃という3歳馬。だが、2008年戦が特別であったかどうかは、各自判断すれば宜しいが、「一過性」でも「単発」でも「記念」でも無い「昇格戦」。昨年の1着馬フィールザスマートは「総武S」でも1着起用されたが先週の「武蔵野S」では8着枠に配置されて如き身分である。キーホースは「銀嶺(ダ14)」でも「秋嶺(ダ16)」でもない「赤富士(ダ21)」のクライスマイル