「秋華賞」が「エリザベス女王杯(以後E女王杯)」の為の3歳能力検定戦であるというのが当研の認識で、その根拠の1つが、[地]を使った出走権であるが、「E女王杯」には、「府中牝馬S」は[地]ステップ競走として存在するが、条件特別にも能力検定戦としてのポジションを持つ番組が存在する訳で、ポジションは、当年に向けてとは限らない。例えば、ラキシスは、前年2着馬として、昨年戦で1着起用されたが、2年前の出走時は1000万下条件「鳴滝特別」を勝っただけの出たとこ勝負であった。「(WIN5中止戦)フローラS」*2着同枠歴がどうこうでは無く、異場同距離戦を連勝したことが、この年は有効だった訳だ。
今年の「堀川特別」が、そうなるか否かはまだ不明だが、過去にはグルヴェイグが、このラインを踏んで(と言っても2着に負けて)1着枠に持ち込んでいる。
今年は12.頭立、中には「秋華賞」3着現物馬リラコサージュもいるし、ナムラアンは「白百合S」2着現物馬である。また、アスカピレンが、「秋華賞」へ出走する以上、やはり「夕月特別」出走馬6頭の配置も気になるのは仕方無いところ。ナムラアン以外の3歳馬では、テルメディカラカラ、ティーエスクライの2頭の「ローズS」組を気にする必要がある。理由は、レッドカーラ(9着)が「久多特別」2着、レーヌドブリエは「山中特別」3着という先週の結果からの判定。ちなみに11着のベルフィカはトライアル2着の異場同距離戦「信越S」では、51.0という低評価と紅一点が効を奏するか見物である。