第20回秋華賞 (3) | リゲイン総合研究所~競馬番組「表」なんて実在しない~

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◆片岡勁太は実在しない「番組表」という虚像を読み解こうとするが我々は「競馬番組」の実体を解き析かす点で全く別物である。日本中央競馬会は、その名の下で施行される競馬番組の中で「何が勝っても構わないレース」の存在を許諾する事は皆無である。

 「第20回秋華賞」の出走予定馬が確定した。特に回避馬は存在せず、順当に無抽選。既述の通り、昨年の秋華賞馬ショウナンパンドラは、2000年紫苑S新設以来初めての1着馬であるが、その「紫苑S」は、ご存知の通り、新潟代替。そもそも、「紫苑S」新設時の1着馬(父)メジロマリーは、「第5回秋華賞」へ出走が出来なかったところから歴史が稼動している。その解釈は様々で、昨年の出来事を2002年オースミコスモになすりつけて語られることもあるが設定が曖昧過ぎて頂けない。(第1回~4回までは、「時事通信杯クイーンS(中山)」が存在した。)
 どちらにしても、現物で「紫苑S」経路で「秋華賞」で馬券になったのはレディパステルと(父)シアリアスバイオの2頭の3着のみ。前者はオークス馬である。
 その出走馬の殆どが、付帯トライアルを経路する「秋華賞」であるから、その経路の組合せだけで、連対構造を解読する事は出来ない訳で、例え色分け出来ても、それは、「スプリンターズS」が「牡馬x牡馬」、「牡馬x牝馬、「牝馬x牝馬」の組合せのどれかの連対構造になると言ってるようなもので、セン馬は来ないと判断した分、こちらの方が優秀である。
 今年の出走馬も「紫苑S」経路が5頭、「ローズS」経路が8頭も存在するから、残る5頭が別路線、これは共に、条件戦勝ち上がり馬が1着したのが一因である。
 春季クラッシックでの実績などは、各位確認済であろうから、わざわざ書かないが、トリプルコレクション馬は存在しない。つまり、エアメサイア、ダイワスカーレットは、存在しない訳だ。
 ツインがクイーンズリングレッツゴードンキの2頭。まぁ、これも「オークス」が中央所属馬に対して、「秋華賞」への優遇を行わない点が影響している。キーホースはディープジュエリーの配置枠。