どうも皆さん、ヤウです。
2015年4月1日。新卒入社した会社の研修が行われる会場へ向かった。場所は虎ノ門駅。
道行くサラリーマンに交じりながら、こう思っていた。
ついに自分も社会人。ようやく働く時が来た。この研修では出題された課題を解決した人から次に進める。早い者勝ちの勝負だ。
ちゃんと成果を出して、会社から認められたい。俺には絶対にできる。なんたって、就活全滅から世界ランキング7位の大学院に留学して卒業してきたんだから。大丈夫。
会場へ到着すると、500人近い同期が集まっていた。会場一面にPCが設置され、一人ひとりが自分のPCの前で待機。
研修運営を担当する社員がからはこんな説明があった。
これから3か月間、皆さんには7つの課題に取り組んでもらいます。これは早い者勝ちの研修です。素早く課題を解決できた方から次に進んでもらいます。皆さん、頑張ってください。
この研修ではこちらからは何も教えません。またお互いに教えあうのも禁止です。これは強く言っておきます。教えない研修というのは私たちからの強い意向です。
もし教えあった場合には、それなりのことがあるので注意してください。会社側の弁護士も含めた話し合いになる可能性もあります。だから教えあわないでください。
説明はこれだけ。
渡されたのは、JAVAを使ったプログラミングコードが書かれた資料のみ。当然、プログラミングなどやったこともないので何が書かれているのか、全くわからない。
どんな課題なのか、資料がどこにあるのか、説明は一切なく社員は去ってしまった。
混乱した私はとりあえずPCを開き、手掛かりになるものはないか探した。研修が始まって1時間。フォルダ内を探し続けようやくプログラミンの説明資料を見つけた。
一時間ずっとPC内のフォルダを漁り続けるのは実は相当大変な作業だ。何もわからないという不安と、周囲がどんどん進んでいく様を見たら焦らないわけがない。
それでも何とか心を落ち着かせ、JAVAのプログラミングを開始した。といっても基礎も何もあったもんじゃないので、手渡された資料を見ても何が書かれているのか、全く見当がつかない。
資料にはJAVAに関する説明があるわけではなく、ある処理を実行するコードが書かれているだけ。つまり、IF文とは何か、Intとは何か全く説明がない。
資料を読んでも何もわからない、同期に聞くこともできない、自分一人で戦うしかないこの状況に焦りが募っていた。
用意されたPCもインターネットにつながっていないため、調べようにも自分のスマホで調べるしかない。
参考になるようなものは何も持ってきていないので、9:30~20:30まで何も進まず、初日は時間だけが過ぎていった。