こんばんは。
本日二本目のブログであり、、映画も実は二本観てきたのです。
三本観ようかと少し迷ったのですよ。。。
もう一本、観たかったのは、『母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った』
グリーンブックよりも先にご紹介してしまうけど。
結局、これ見るとしたら朝一だったしあまり詰め込みすぎるのも良くないなと制御しました。
タイミングが合えば、観に行きます。
で、肝心の『グリーンブック』です。
結論から言って、ものすごく好きな映画だった。
アカデミー賞受賞(もしくはノミネートされた)作品を必ずしも好きかというとそうでもなくて、、そもそも興味のあるものしか観ないのだけど。
だから、アカデミー賞作品賞を受賞したから良い!と言っているわけじゃないのですよ、このグリーンブックは。
何がいいかって、この二人の主人公。
性格は似ても似つかないのだけど、二人ともきちんとまっとうな道徳心を持っているの。優しいし。だから、安心して観ていられた。
アメリカで黒人差別が合法だった時代。
たとえ天才ピアニストであれど、入れるお店は限られていたし、白人と同様のトイレさえ使用は禁止されていた。
黒人天才ピアニストのドクターシャーリーと出逢う前まで、イタリア系アメリカ人のトニーもほかのアメリカ人と同様多少なりとも黒人差別の気持ちを持っていたのだけど。
トニーが職を失いこのままでは家族を養って行けないと窮地に追い込まれた時、巡り逢った仕事というのがドクターシャーリーの二か月に及ぶライブツアーの運転手と用心棒。
ドクターの演奏を初めて見た時、トニーはあっという間に魅了されてしまった。
それからというもの、運転手でありながら、一番のファンですよね。
トニーはね、見た目はごついし腕っぷしが強くてがさつなの。でも、すごく優しい気持ちの持ち主。
ドクターシャーリーは、ちょっと神経質で真面目。
トニーがちょい悪いことをすると『〇〇しなさい』ってたしなめるのね、トニーを雇ってるボスだから。大人が子供を叱るみたいに。
常にピシッと姿勢も良いし、たしなみある素敵な紳士という感じ。
ドクターシャーリーが生まれて初めてフライドチキンを素手で食べるシーンがすごく良いから観てくださいな。(予告編付き)
↓
黒人差別が当たり前の悲しい時代、ドクターシャーリーは理不尽な目にたくさん遭うのだけど、耐える、耐える、耐える。。。
耐えるんだけど、トニーに弱さを見せる時もあって。
そんなこんなで、ツアーが進むにつれて友情が深まっていくの。
お互いを尊重し合っている関係がとても良いんです。
もう、、ラストシーンはたまらなく好きだった!!!
理想のラストシーン、、大満足の映画でありました。
ねぇ、知ってる?このトニーってさ、ロードオブザリングであのかっちょえぇアラゴルンを演じたヴィゴ・モーテンセンよ!
最近好きなレビュアー、ミステリー作家の七尾与史さんの動画。
とても聴きやすくわかりやすいから、よろしければ。
日本アカデミー賞についての動画もすごく共感だった~!
ではではまた