さて、しばらくぶりですがイタリア話です('-'*)
初めての海外旅行は無計画なままスタート、
無謀な旅程でスイスはチューリッヒにとりあえず到着しました。
最初の夜は安心して過ごしたい、という気持ちから
一泊1万円以上する、貧乏人にしては高級ホテル(笑)に泊り、
翌日はついに列車でのミラノ入りですヽ(‘ ∇‘ )ノ
まずホテルのフロントでチューリッヒの駅の場所を聞き・・・・
あれ、昨日到着した空港に駅もあるのね~ってことで
そこまではまたタクシーで^^;(お金ないのにな~~(笑)
駅に着いて窓口をきょろきょろと探し、
必死の英語でチケットを買い、どこから何時に列車が発車するのか確認し・・・・
ここまででもう疲労困憊です(笑)
でも、小さなスーツケースをゴロゴロ引きずりながら一人、
緊張と疲れの異常な精神状態のまま少し駅を散策。
チューリッヒの空港はとってもポップでキレイに見えました。
残念ながら楽しむ余裕はありませんでしたが^^;
今はもう改装されて新しくなったようですが、
私が行った当時は黒い床に赤い壁・・・・みたいな色調で、
なんてかわいいんだろう。。。と思った記憶があります^^
緊張で、10時10分みたいな顔(松村雄基みたい^^)をした
若いアジア人女性(私)は、時間に無事にミラノ行きの列車に乗り込みました。
このチューリッヒミラノ間の列車の旅は
車窓にアルプスの少女ハイジの世界が広がります・・・・・
なだらかに続く丘陵、時々見える牛の放牧・・・・
素敵な風景だったはずなんですけど・・・・・
顔面が10時10分の女にはその風景を楽しむ余裕はナイ
人が横を通るたびに荷物を盗まれるんじゃないか!!っと
ささっと荷物に手を伸ばし・・・・・
きっ
っと睨みつけるという緊張ぶり・・・・・(いや、かなり失礼な人
そんな私をかわいそうに思ったのか、
一人の男性が声をかけてきました。
彼はスイス人で、確か4ヶ国語くらいは話せるって言ってまして、
イタリアに行く、と話すとイタリアのことをいろいろ教えてくれました。
シエナというところで外人向けの語学学校に入ることを話すと、
彼曰く、あそこにはね~~街の中心にね~
ピアッツァ
があるんだよね~~^^
・・・・・・・・・・・・・・・
へ~~~~さすがイタリア・・・・・・・・・
街の真ん中に・・・・・・・・・・・
ピザ (もちろん食べるアレを想像)
があるのか~~すごいなぁ~~~~ヽ(‘ ∇‘ )ノ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
いやいや、ピザじゃなくってピアッツァ、だよ・・・・・
と言いながらの彼のゼスチャーは両手で丸を描くからややこしい!!
(これが上空から見たシエナのカンポ広場。
確かに丸い(笑)
この有名な広場を教えようと必死だったお兄さんです^^)
ピザっていうとね、それはPISA(ピサ)の斜塔のことなんだよ?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(理解不能)
この会話で小一時間は間が持ちました。
このときは全く理解できていなかったので
後々イタリア語を勉強して初めて、このことだったのか!!と
理解したのは3カ月後・・・・・おそっ(笑)
ピアッツァ → 広場
ピッツァ → ピザ
ピザ → ピサの斜塔
真面目に先が思いやられる無謀すぎのイタリア記。
そんなこんなで私の無謀さとはうらはらに
予定通り列車はミラノに到着しました。
ここでは日本から連絡を入れていた大学の先輩に
迎えに来てもらっていました。
彼女に予約してもらっていたホテルまで地下鉄で連れて行ってもらい、
通訳してもらってチェックイン(ありがたや~~)
それからホテルの近所のスーパーに連れていってもらい、
イタリアの食材たちと初対面を果たしました^^
シエナに行くまでの10日間、ミラノで過ごすのに
毎回レストランに行っていたのではお金が持ちません。
簡単なものを買って食べることができるように、と
先輩の粋な計らいで初めてのお買いもの体験でした('-'*)
リラの計算・・・・イタリア語・・・・食材の見分け方・・・・・・
もうすでに混乱、いっぱいいっぱい><。。。
その日はワインとチーズで簡単に夕食をすませて
ガッツリ寝てしまおう!!と決めてお買いものしてホテルへ戻り、
シャワーを浴びて、荷物を片づけて・・・・
さ、ワインとチーズだ~~~(*^_^*)と用意して
チーズを一口パクリ・・・・・・ぅぅっ なんだこれ????
バターやんコレ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(T▽T;)
日本で買うチーズって、当時はバターと同じような箱に入ってましたでしょ??
だからチーズだと思った・・・・っていうか
イタリア語知らなさすぎなんです( p_q)
BURROって書いてあったけどさ~~・・・・・・・(* v v)
(こんなんです^^;)
ホテルでバター持っていても仕方がないので
翌日溶けかかったバターは料理上手な先輩に引き取ってもらいました^^
今思えば本当に無茶なことでした。
でもいちいち落ち込んでいなくって
猪みたいに鼻息荒く、まるでロールプレイングケームに挑むように
一つ一つクリアーしていくような気分でおりました。
若いってすごいっ!!← 若いだけじゃなく、アホだと思うよ・・・・・
なんせ昔のことなので画像はよそからいただいてきました。
アルプスの車窓です('-'*)
そのうち当時の画像も取り込んで載せたいと思います^^
こんな昔話を読んでくださってありがとうございました('-'*)