最近、金曜日のお注射の日に、クリニックのすぐそばにあるショッピング
モールにある本屋さんに立ち寄ることがあるんですけど、先日2冊の本を
買いました。
約35年にわたって6000人以上の高齢の患者さんと向き合って高齢者医療
に携わっている精神科医の和田秀樹先生の本です。
1冊は、
死ぬときに後悔しないために読む本 『死ぬまでひとり暮らし』
そして、もう1冊は、
60代から100歳以上まで『人生が楽しくなる「シニア推し活」のすすめ』
です。
8月22日のブログ記事の中にも書いたんですけど、わたしのこれからをどう
生きるのかを80歳になる4年後を節目として考えていかなきゃかなぁ、、と
漠然と考えていた時期でもあったし、少し前にNHKで放送されていた
『ひとりでしにたい』という番組を観ていたこともあって、本屋さんに平置
きされていた『死ぬまでひとり暮らし』という本を見つけ、を手に取って、
面白そうって思って書棚に並んでいたもう一冊も買っちゃいました。
NHKのドラマ『ひとりでしにたい』は、カレー沢薫さんの同名マンガをドラ
マ化した作品で、綾瀬はるかさん演じる35歳の独身女性が、伯母の孤独死を
きっかけにして「終活」を意識することになって、結果自身の終活だけでは
なく両親や親族の問題と向き合っていくという設定で、結婚をすれば老後は
安泰ということではなく、ひとりで生きて死んでいくための心構えや準備を
万端に整えていけば、一人の生活を楽しんで生きていけて、こころ穏やかに
死んでいける、それも生き方だっていう番組でした。
で、そのあたりの流れから、上に紹介した2冊の本はわたしにはちょうどいい
タイミングだったわけで、
和田先生は、
「伴侶や親、子供や孫などの身内と一緒に生活していれば、それなりのストレ
スがあって、相手に合わせることばかり考えて、本当の自分が出せない状態
になって『偽りの自己』生活することになってしまう」
というんです。そして、
「誰にも支配されず、ひとりになりたかったらひとりになる、そして好きなよ
うに生きることの幸せを感じるために、ひとりを選ぼう」
「ひとりでいることを怖がっちゃいけない」
って言ってます。
わたしの場合は、わたしのジェンダーにかかわることについてのつれあいとの
関係で、半強制的 ? 半自発的 ? におひとりにならざるを得なかったということ
もありますが、確かに、今の生活で、つれあいが、子供たちがどうこうとか、
この時間にはこうしなきゃ、ああしなきゃいけないという日々の時間の流れと
いった制約もなく自由に過ごしていけていて、ストレスフリーな毎日です。
そりゃ、ひとりで生活するって大変!って身にしみて感じています。すべてが
自分自身に帰結する、ごはんも食べなきゃいけない、ひとりの部屋は淋しい。
けど、わたしは、周囲の誰からも相手にされない、社会や他人との繋がりが
一切ないといったひとりぽっちではないと思ってます。
状況的に最終的には、わたしの意志で一人になることを選んだんだから、、、。
誰かといるから、相手にされないと、孤独を感じるわけで、ひとりでいるなら
ひとりで淋しくはない。
「ひとりで暮らしてひとりの時間を楽しみ、ひとりで死んでいく、そんな人生
にも幸福はある」
って。
そしてそのためにも二冊目の、「シニア推し活のすすめ」です。
「夢中になれること、好きになれる人を見つけて恋をすること、推し活による
疑似恋愛が若返りをかなえる」
そうですよ。
いくつになっても、『恋』する気持ちって大切ですよね。
わたしの場合は、そのあたりはもうすでに実践してますから、全然大丈夫です。
まだ、読み途中ですが、読み進めながら、うん、そう、そう、そうなんだねって
わたしに当てはまることばかりでした。
今日は、この粉を使って、
お好み焼きを作ってみました。
ご馳走さまでした。