以前 ジュエリーとアクセサリー について書きました。
その話は ジュエリーとアクセサリー
そもそもその違いってなに?ってお話でした。
ジュエリーデザイナーである私の個人的な見解ですけどね
(全世界共通の決まりとかは一切ありませんので、悪しからず
でも私はこれが割と正解だと思っているの)
両者はそれぞれの特徴をや良いところをわかっていたら
状況に応じて上手に楽しく使えると思うのです
私の考えでは
ジュエリー=貴金属製品
で
天然の素材=ジェムクオリティーと言われる宝石
を使ったものを指します。
アクセサリー=金やプラチナ以外の金属
で
合成素材=模造パールや合成石
を使ったものです。
最近は線引きが難しく
またパワーストーンが流行っていることや、
カットを施すほどではないクオリティーの宝石をビーズにしたりと
アクセサリーに分類されるものでも
天然石が使われているものも多くあります。
ですからジュエリーは
貴金属だけのもの
貴金属(金やプラチナ)+天然石を使ったもの
ということかな?
それでも明確にはなりませんね
何しろはっきりとした決まりはないのですから・・・
ただし両者の間には
その性格・性質 や
身に着ける場
が明確に違います
だからそこは知っていただいていた方がいいと思います
まず意外と知られていないのが
金やプラチナは金属の中でかなり比重が高く重いということです
上の画像は合金に模造パールを使ったアクセサリーですが
これと同じものを金やプラチナを使って作ったら
とてつもなく重くなります
だからアクセサリーはボリューム感を楽しむことができます
逆にジュエリーでは
重くなりすぎる=高価
ということになるので難しいですね
その反面アクセサリーはほとんどがどんな合金を使用しているか不明
だから修理がほとんどできません
もちろん模造パールがとれたくらいなら問題ないのですが
どこかが折れたりメッキが変色したりしたらちょっと無理
元々の素材にはほとんど価値がなく再生できません。
その点ジュエリーはほとんどの場合修理が可能です
ただし中には修理ができないものもあります。
それでも使われている宝石や金属は朽ちることのない地球からの贈り物
たいていの場合リフォームとかで再生できます
それらの特徴からおのずと使い方・選び方が変わってきます。
簡単に言うと
流行とボリュームを手軽に楽しめるのがアクセサリー
本物で世代を超えても楽しむことができるのがジュエリー
と言ったところでしょうか。
余談になりますがスーパーブランドでもファッション(服飾関連)からスタートしたブランドにはアクセサリーがあります。
シャネルやグッチなどがそれに当てはまります。
逆にグランメゾンと言われるようなジュエリーブランドにはアクセサリーはほとんどありません。
(一部シルバー製品を扱うブランドはあります)
もしかしたらジュエリーとアクセサリーの違いのスタート地点はそこかもしれませんね