ルビィのブログ



宝石白宝石白宝石白宝石白 重松清



やばいです。


めちゃめちゃよかったです。


朝通勤で読み始めて、ちょこちょこ仕事をさぼって(笑)


18時には読み終えました。


じっくり読んだつもりなのに。



言葉にするととても陳腐なのですが


リストラされ、家族が崩壊寸前で、実家の父と断絶している


四面楚歌の38歳男性が、ワイン色のオデッセイに乗って


時空を超えて「転機となる瞬間」を訪れる。



単純にやり直すのではなく、それぞれの場面での


父、息子、妻の思いを知り、自分はどうすればいいのか


苦しみ、受け入れ、前進していこうとするストーリーです。



父親の視点が多方面から描かれていて


グッときてしまう場面が山盛りです。



実はいま、父とうまくいってなくて


父も年だし、もうこのまま一生うまくいかないかもなー


それも仕方ないかなーと思ったりしていたのですが、



お父さんの息子に向けた言葉や行動がイチイチ胸にささりました。



どうもウチの両親との関係は冷めてるような気がしてて


ドラマや小説のような両親との心の交流なんてないし、


やさし目の言葉も、本心じゃないような気がしてたのですが


どうやらそういうものではないのかも。かも。


・・・と、いう気がしてくるくらい。



目線を変えてみると、こういうことなのかと


あたたかな気持ちになれました。



本を読むと、素晴らしい出会いと発見があるのだと、


改めて感じさせてくれる素晴らしい一冊でした。




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宝石白宝石白 入江敦彦



京都1200年の歴史にはさぞかし


恐ろしいエピソードがあることでしょう!


と、張り切って読み始めたのですが


なんだか拍子抜けでした。



わぁ、ココも!?ってところが


あちこちくまなくピックアップされてて


さすが地元の方!なんですが


つっこみが全く足りない。



こういうエピソードがあり、こういう場所だからって


背景もテキトーだし


そこで感じる怖い話も、その感覚は低いって


何度も念押ししてるので信憑性なし。



霊能者とか稲川純二とか、マユツバでも


そっち系のひとが解説してくれたらもっと面白いのに~!



わたしはあっちの世界をちょっとだけし感じるタイプなんですが


近所最強と思う神社のことが


「みてはいけないものを見た気がした」と


表現されてたので、宝石白一個追加です。


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宝石白宝石白宝石白宝石白 藤原てい



満州から幼いこどもと乳飲み子を抱えて


引き揚げてきた女性の経験。



壮絶です。


「赤い月」「朱夏」でもそうですが


満州からの引き揚げは女性の立場からの


作品が特に胸をうちます。



「流れる星は生きている」は、引き揚げ経験を


された方たちがよく書かれている


関東軍への恨みや、ソ連軍の暴挙などはなく


ただ生きるための精一杯の努力と苦闘が


ずっしり詰まった作品でした。



満州から北朝鮮、38度線を突破し、釜山から


博多、そして故郷の諏訪へ。


2年間の戦いを読んでいるだけで


お腹が痛くなってしまいました。



いつ命を落としても仕方がなかった逃避行を遂げた


お子さんのひとりが「国家の品格」の藤原正彦さん。



命を守るということは、こういうことなんだと


とてもわかりやすく理解できます。



夢に出てきそうなくらい、描写力のある一冊、


読んでよかったです。



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宝石白宝石白宝石白宝石白 横山秀夫



よかったーーーー!



警察官、服役をすませた男性、女性新聞記者



そして裁判官。


横山秀夫の新聞記者だった経験が存分に


活かされた短編が4つ。



どれも、人間の内面をしっかり描いてあって


深いです。



いつも思うのですが、人間ってのは


こんなに相手のことを深く考えるんでしょうか。


この人はこういうところがある、と


常に分析し、その仮説に基づいて動いて


いるものなんでしょうか。



私は、どうも骨髄で反応しているところがあり


なかなか小説のように人を知ろうとしてないかも・・・


なんてところに今回は反応してしまうくらい


一人の人間の目線で追われていくストーリーは


しっかり掘り下げられています。



殺人を犯した男性が


実は彼に殺された売春していた女子高生の


父の綿密な策略の元に復讐をうける


「逆転の夏」が秀逸です。



裁判官の居眠りからはじまる


彼の後妻の苦しみを


ミステリー仕立てで組み立てた


「密室の人」は最後ゾゾゾーーーっとして


しまいます。



短編だからこそ理解できる作者の


巧みな構成力と表現が堪能できる


満足の一冊でした。



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宝石白宝石白宝石白 グレゴリ青山



大阪古本屋バイト日記です。


おそらく20年は前の話だと思いますが


多分梅田のかっぱ横丁あたりにある


古本屋街だと思うんだけど正解かな~。



いやー、本好きが奥が深いってのは


常々思ってたけど、本当に変態かーー!って


くらいに、本を愛するオジサンたちが愛らしい。



日本人てのは、世界で一番読書家で


文盲率が世界一低いと聞いていますが


さも納得です。



読書家なんですか?って、たまに聞かれますが


読書の量の多い少ないって人によって


全然基準が違うし答えにくいわ~って、


常々思ってましたが


こういう変態入ってるくらいに読んでる人基準で


いくと、私は本が好きですとは絶対いえませんな。



よかった、身近な人にはこのブログのこと


一切公表してなくって。(笑)



グレゴリさん、やっぱりいいです。


この不思議ちゃん入ってて


ゆったりしてるようで、たまにみせる


感情あふれる描写がとてもすき。