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鈴木えみ
ブログのファンです。
クリエイティブな感性をもっているひとなので
よくあるブログ本にはしないだろうな~とは
思ってたけど、なかなかのクオリティです。
海外雑誌の「BABYBABYBABY」に構成や
写真の雰囲気が似てるな~と、
思ったらお気に入り本リストにはいってました(笑)
以前、2回ほど一緒にお仕事したことがあるのですが
素材のよさはもちろんだけど
環境にも恵まれてるな~
人とのコミュニケーションをきちんと
積み上げるひとなんだな~と
感じたことをおぼえてます。
マネージャーさんも長いお付き合いのようだし
いいモデルさんとしてだけでなく
クリエイターの感性もしっかり育つよう
周囲がバックアップしてくれてるんでしょう。
順調にセールスも伸ばしているようだし
ぜひ続きものにして
もっともっとブラッシュアップしていってもらいたいです。
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角田光代
映画化したりなんだかんだと話題で
ずっと気になっていた作品。
一気に読みました。
なぜか角田光代さんのことを、
「だからあなたも生き抜いて」の人と
ごっちゃになってて、なんとなく敬遠していたという
もったいない理由です(笑)
不倫相手の子どもを誘拐し、
逃げて逃げて育てる。
いやーーーーすごい!!!
絶対幸せになれるわけないんです。
でも、女性はみんな彼女の味方になって
しまうのではないでしょうか。
母親というのはお腹を痛めたからなれると
いうのは、子どもを生んだ女の驕りであって
母性というものは、全ての人間が持っている
ものだと思います。
彼女の子どもと暮らした数年間は本能的な
母性だけで突き動かされてた行動でしょう。
誘拐された子どもの実の母親と
彼女のコントラストがすごく明確なのですが
親だから全ての人間が愛情に満ち溢れている
わけではなく、そこには相性もあるし
感情もある。
すごく生々しい描写でした。
その後、誘拐された子どもが成長してからの
葛藤も描かれているのですが
そこも踏み込まれてて、迫力がありました。
つくづく小説家は想像力と描写力が勝負なんだなと
実感させられます。
「7日間しか生きられない蝉が
8日生きたらどうなるのか」
この哲学的なタイトルもとても上手く、
自分的にはかなり満足度の高い作品でした。
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こうの史代
後輩に薦めてもらって読みました。
すごい作品です。
戦時中の呉を舞台にした
絵を描くことが大好きな女の子の物語。
想像力豊かな主人公に寄り添った
抽象的な表現と、時代背景をしっかり伝える
骨太なストーリーと、
繊細なタッチの絵が絶妙です。
暗い時代に突入していく、混沌とした時代、
それを生きた人々はきっとそれを受け止め
日々に幸せを見つけながら生きていたのではないかと
漠然と思っていました。
それをパーフェクトに具現化してくれてます。
戦争でお兄さんがなくなった時の
あっさりとした、ちょっとユーモアのある描写。
戦争で家族が亡くなるということが日常だった
この時代の人たちのタフでちょっとハイになっている
精神状態が上手くあらわされていると思います。
でも、絵を描くことが自己表現だった彼女が
右手を失ったときの絶望感は
何よりも深く、悲しく、命を失うことより
生きていくことのつらさ、苦しさを
じっくり描いている。
きっとこの作者も絵を描くことが大好きだったから
ここまでリアルに踏み込めたのではないでしょうか。
わたしも美術をかじった端くれとして
この苦しさは命をなくす事より辛いことと
感じます。
戦後に生まれたこうの史代さんが
この物語を描いた背景や、取材がどのように
行われたのかはわかりませんが
熱い熱い思いで創り上げたんだろうと思います。
欄外の時代解説も適切で、適度に温度が低くて
ここちよい距離感です。
敗戦後の理論で過去を全て過ちと
ひとくくりにするのではなく、色々な視点で
検証することが必要で、
そういった意味でもこれはとても良書だと思います。
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浅田次郎
久しぶりの浅田次郎です。
新刊文庫で、トライです。
レギュラーキャラの自衛隊員と、官庁職員が
早期退職から天下りした先に一矢むくい、
いいことなしの人生を希望ある未来にしていく
ストーリー。
きっといい年になってきた自分と同世代へのエールが
つまっているのでしょう、都合よすぎるんじゃない?って
ところも多々ありますが、
そして中盤結構ダラダラしますが、
最終的にはハラハラしながら物語の世界につかれました。
なんといってもマッカーサーが出てくるところがイイ(笑)。
浅田次郎の描くマッカーサーはなんだかとても
カッコいいんです。
「日輪の遺産」で描いたマッカーサーの
軍人としての凛々しさを少しだけ残しつつ
リラックスしたユーモアある姿が印象的です。
先日、ウチの社長が交代しました。
退陣の挨拶で前社長がマッカーサーのスピーチを
引用して、「老兵は死なず、ただ消え去るのみ」と
コメントしていました。
いつかその真意を聞きたいのですが、
なんだかそんな身近なエピソードともゆるくリンクする
いいお話でした。




