古い言葉で、いわゆる「活字中毒」ーー。
私のことです。
中学時代からお風呂でも
本を手放さなかった生活を送り、
目が疲れやすくなった今日この頃でも、
つい本を入手にしていまい、
いつの間にか、
すっきり本棚がぎゅうぎゅう詰めに。

息子の「僕の部屋が欲しい」が
本格的になりそうなので、
私の部屋を明け渡すべく、
まずは本を最小限にしようとしています。

9月中に完了するはずでしたが、
諸般の事情でずれ込んでおり、
焦っております。

アマゾンで売ってみたかったのですが、
全部売れるまでにはかなり時間がかかる。
ということで、Bookoffへ。

本当に読みたい人の手に
渡ってくれるといいな~。

読書も、手当たり次第に読むばかりでなく、
ジャンルごとに系統立てて
厳選して読みたい。

各国の歴史、文学史、思想史、経済史、
音楽史、美術史はざっとでいいから
押さえたい。

和辻哲郎の「自叙伝の試み」を
読んでいたら、
明治20~30年代の人が
英国の詩を相当、原語で読んでいるのに、
こんなに世界が近くなった今、
私はほとんど読んでいないことに気づき、
愕然としています。
日本の古典も読んでないしね。

早朝の勉強時間を練り直さねば!!
ああ、でも本は手を尽くして
図書館で借りよう!
(千代田区立図書館なら、
住民でなくても貸してくれるし、
図書も充実です)

今日もお読みくださり、
ありがとうございます。






秋らしい晴天の日でした。
(今は雨がぱらついていますが・・・)

晴天につられて、キッチンをピカピカににようと、
初めてセスキを使ってみました。

一ヶ月ほど前にセスキ炭酸ソーダを購入したのですが、
ものぐさのため、今日まで活用できず・・・。
(多分、活用している方は多いですよね?)

作ってみたら、簡単でした。
水500ccに小さじ1杯のセスキ炭酸の粉末を
入れればいいだけ。

それをスプレーしてシンクや食器、排水口、
コンロ周りを洗ったら、
ステンレスの曇りもとれて
ピカピカでした。

ついでにキッチンの床も。

秋空のようにすっきり!!

重曹も好きですが、
セスキと重曹では得意分野が違うそうなので、
使い分けたいと思います。

今日もお読みくださり、
ありがとうございます。


今日は、旧和辻邸の一般公開日でした。

家族の夕ご飯を作ってから出かけたので、
着いたのは閉館30分前。

和辻哲郎さんが晩年に住んだ家です。

この家を知る人たちからは
哲学者が住むのにふさわしい家とか、
趣きのある家、
などと描写されています。

奥様の照さんは家事が
とても手早かったそうです。
いったいどんな家で、
どんな暮らしをしていたのだろう、
拝見してみたいと思っていました。

もともと、神奈川県大山の
農家を練馬に移築して住まわれたそうです。

現在は、鎌倉の川喜田記念館の庭に
移築されていますが、
玄関内の土間と外側からぐるりと拝見すると、
昔の農村の簡素な家なのだと感じました。

移築(して多少改築)すること自体、
贅沢なことかもしれませんが、
ご自分が育った農村の暮らし、
そこに流れていた何かを
大切になさったのかもしれません。

人に見せるための家ではなく、
住む人が家に呼ばれて選んだように
感じました。

膨大な蔵書を置く図書室とか
豪華な家具をしつらえる、
などは似合わない。

玄関と土間に続く居間は広いのですが、
ほかは書斎も含めて小さな和室です。

ここに、少ない物だけで暮らしたら、
家事は手早くなるのではないか。

台所は見えませんがでしたが、
土間以外、全室和室、畳。
でも、いわゆる高級旅館とは違って、
気取っていません。

そんな空間にいると、
気持ちが落ち着きました。
ものすごくミニマリズムという感じでもなく、
でも、雑貨で飾りたくもなく、
せいぜい、季節の草花を素直に
すっと活けておくぐらいが似合う。
あるいは、庭に、風土にあった花が
少し咲いていれば、それでいい。

家の存在の仕方そのものが、
暮らす人の気持ちにも影響を与える。

この家は人の手で作られたので、
恐らく、まったく同じ部品は
ーー例えばまっすぐなサッシとかーー
一つもないのでしょう。

まったく同じ物(部品)から建てられた家に暮らして、
果たして人間らしさを保っていられるのか?

帰宅して、そんなことを思っていました。

今日もお読みくださり、
ありがとうございます。