初回入院って勝手がわからず、何を持って行くと良いか悩みますよね。

趣味とかにもよるんですけど、私の場合はゲーム大好きなので3DSLLと逆転裁判を持って行った気がします(もう4年前なので記憶があいまいw)

再建の時には、ウォークマンを持って行きましたよ。

 

なので、必要なのは延長コード!

初回の手術後は24時間足のむくみ取りマッサージみたいな機械でエコノミー症候群にならないようにされつつ、ベッド半分起こした状態で全然動けないですけど(笑)

スマホは看護師さんに取ってもらって、持ちながら寝た気がします。

痛くても我慢しがちな私をよく知ってるからか、看護師さんの親友から

「痛かったら遠慮なくナースコールするんだよ」とアドバイスを貰ってたので

痛み止めを下さい・・とコール。

錠剤かな?と思う私の予想の斜め上の肩に痛み止めの注射www

うはっ!筋肉に注射するの痛いwww

そんな感じで手術後悶絶する事になろうとは(笑)

 

同じ病室で長期入院多分別のご病気っぽい方は、DVDプレイヤー?パソコン?を持参されてて推しの方のDVDを見てた様子でした。斜め前だったのでDVD交換の音だけ聞こえました☆

これももし検査入院などで長期の場合にはあると入院生活がすこし充実するかもです。

 

で、再建の時にウォークマンを~と書いたのは、寝る時に相部屋だと寝言やいびきなどで寝づらくなる場合もあります。

うるさいかも知れません、すみません。

と、お互い様だけども、手術前の緊張感や普段聞きなれない音で余計に寝られなくなるので、遮音性の高いイヤホンがあると快適でした♪

好きな音楽を聴きながらゆっくり寝られます。

 

あと、色々な管を下げてる点滴棒をカラカラしながらトイレに行ったり、歯磨きに行ったり売店に行ったりするので、小さめのトートバッグがあると便利です。

点滴棒の持ち手部分に掛けられるんですよ。でも耐荷重もあるので、沢山入れないように小さいトートバッグなのです(笑)

 

■持ち物■

・小さめトートバッグ(財布とハンドタオルが入るくらいでOK)

・延長コード(延長タップ・・・出来たらUSB差込口付きで電源オンオフ出来ると便利かも☆)

・ゲームやウォークマン(あまり手を動かさないで良いものがオススメ)

・ふりかけなど、白米を美味しく食べるもの(笑)

他は前開きシャツとか病院で言われたもの

 

逆に使わなかったもの

・手芸道具

・小説

 

私は全摘ではなくて皮だけ残して(言い方w)再建だったのですが、

それでも胸筋とか普段全く意識せずに使ってた筋肉が急に無くなったので

ベッドから起き上がるのも一苦労でした><

え?どうやって起き上がってたんだっけ・・・と思って

Google「乳がん 手術 起き上がる方法」って調べました・・・・。

手元にスマホは必須ですよ☆

で、片手が使えないので、本は読めないしお裁縫は無理でしたw

なので、持って行くゲームも両手を使うアクションよりは、逆転裁判みたいにタッチペンでも出来るものがオススメです♪

 

ただ、病院によって持ち込みして良いものが変わってくるので、入院パンフレットを読んで準備してくださいね♪

ではでは

もしかして闘病中の方も読んで下さってるのかな?

心配なこととか、誰にも言えない寂しさとか急に襲ってくる不安とか、ホットフラッシュとか、まぁまぁ色々あると思うんですが、気持ち悪くならない程度に甘いものとか好きなものを食べて、ネット上で美味しそうなものや可愛いものの画像をひたすら見て、くだらない爆笑しちゃう動画とかTV番組とかを見てお腹よじれる位笑いましょ☆

 

薬の副作用の出方は個人差がた~~~くさんあります。

年齢や性別とかそういうのじゃなくて、ホントに個人差なので私と全く一緒という訳でもないので、もしご家族様やお友達が読まれて、こう書いてあったああ書いてあったと本人に助言する事はどうかお止めください。

患者にとって、この先自分がどうなるか不安な気持ちを抱えつつも、主治医や看護師さんたちと懸命に治療してるんです。代替え治療がうんちゃらとか、怪しい本とか、生存率は何%なの?何人治療して何人生存してるんですか?これが言えるのと言えないのでは巻き込まれ度が変わるので、是非怪しげな治療法を言ってきた場合には心の中でもよいので、で?生存率はどうなのよ?と問いかけて下さい。

 

さて、前置きが長くなりました><

 

抗がん剤って効きやすい効きにくいとかあるらしくて、私のタイプに効きやすいのがEC-T療法でした。

実際はT→ECの順でしたが(笑)

パクリタキセルの抗がん剤がアルコールが入ってるらしくて、お酒に弱い人だと気持ち悪くなるらしいんですが・・・

私・・・それなりにお酒が強いので特に気持ち悪くなったりはせず、ただ何かしてると点滴が漏れてしまいそうになるので(漏れたら一大事なんすw)結局爆睡してる事が多かったです。

風邪をひくと抗がん剤が予定通り投与できなくなるので、風邪をひかないように就寝時にもマスクをして寝てました。ハンドメイドが出来るから自作でケア帽子もマスクも肌触りの良いものを作って使えてラッキーでした☆

マスクは3枚を3か月洗い替えして毎日24時間使ってました。

 

そして前にも書いた味覚障害が出て、ググってみたら亜鉛が足りないらしい。

と書いてあったのですが、投薬中はサプリメントも飲んじゃダメなので(元々飲まないタイプでしたが)亜鉛を何で摂取すれば良いのか調べたら、牡蠣が亜鉛を含んでるそうなのでアヒージョにしていただきました☆

ただ、塩味だけはやはりわからないので恐ろしく沢山の塩を入れてたかもですが・・・。

1週間に1回位牡蠣のアヒージョを食べてたら、何となく味覚が塩味以外は戻ってきました。

食べて味がする有難みを噛み締めつつ、スープジャーで作るお粥や野菜スープ、セブンのお惣菜やハンバーグとかで治療中は食いつなぎました。

というのも、毎週抗がん剤の点滴を打っているので血管のダメージもかなりあるんです。

私の場合は幹部が左胸なので、採血が右腕で抗がん剤は左腕からでした。

両腕なにがしかの針が頻繁に刺さってたので、包丁も持ちづらかった。

 

そして3か月後にエビルビシン・・・乳がんの人が一番きつい抗がん剤だったという人が多い、赤いあいつの投与が始まったのです。

こいつ、とてつもなく猛毒なので短時間で点滴を超高速で落として、いったん通常の点滴で中和して次のシクロフォスファミドを投入。

エビルビシンは赤い悪魔という人も居るくらい、きっついやつでした。

副作用は特によくわからなかったんですが、白血球の数を私本体が死なないギリギリ程度まで減らすのでだるい・・・。

かろうじて動ける・・・。って感じでした。

2~3日後に白血球の数を増やす注射(保険適用で3万だったかな)の注射で、やっと人間になった気分(笑)

でも、筋肉注射なのでものごっつい痛い!虫歯レベルの痛さです。なんなら手術より痛い(笑)

けどこれを打たないと、万が一風邪でも引いたら即入院だろうなというレベルの白血球の少なさ(笑)

この治療後はしばらくきれいな赤色(赤ワインのようなw)が苦手になったなぁ。

もう大丈夫ですけどね☆

 

そんなこんなで次は手術の入院で必要なものとかでも書いてみるかな☆

がんの治療中(抗がん剤治療中)には気を付けなくてはいけないことが沢山あったかと思います。というのも、がん細胞の増殖を抑える為に「がん細胞と同じ速さで細胞分裂する細胞」を攻撃する薬を体に入れていて、この同じ速さで細胞分裂するものの中に爪や毛根があるので脱毛したり、爪がぐにゃぐにゃになったりするんです。

で、確か白血球も生きてるのにギリギリセーフな位まで減ってしまうので、風邪をひきやすかったり治りにくかったりするという説明がありました。

あと、通常だったら全く問題のない些細な怪我でも白血球が少ない事で重症化することがあるという説明もありました。

 

なので、投薬中は

1.生ものを食べない(もし何かの菌が付着していても戦えない為)

2.土いじりはしない(土には菌が沢山なので)

3.ペットとの接触は最小限に(やはり菌や怪我が・・・)

4.小さい子供との接触も出来たら避ける(色々な病気が流行していることが多い為)

5.人ごみを避ける(インフルエンザや風邪などを持ちかえる恐れがあるため)

と、色々と制限があります。

もしかしたら、お見舞いに花を持って行ったらナース室で止められた方やダメなんだと言われた事があるかもですが、花粉も患者にとっては大敵なので退院してから渡すかプリザーブドフラワーだと喜ばれると思います。

 

さて、その白血球が少ない状態のときに、旦那くんが風邪をひき念のため・・・

と内科で検査を受けたところ、インフルエンザでした><

車に戻ってるとラインが来たので化学療法室の看護師さんたちに伝えたら、担当医を含めて一大事に・・・。

というのも、今はインフルエンザで命を落とす若い方は少ないのですが、抗がん剤治療中の方だと命の危険度が増します。そして高熱になるとがん治療が出来ない為、結果として亡くなる方も出てきます。

なので、先生達がかなり血相を変えて化学療法室まで飛んできてくれました。

(その節はお手数かけました・・・)

 

帰りの車は冬なのに窓を開けて運転してもらってどうにか薬局へ行き、家までたどり着きました・・。

帰宅後寝室(エアコンあり)を私、客間(エアコンなしでヒーターあり)を旦那くん用に布団を敷き、隔離完了♪

ご飯は使い捨てビニール手袋をしてトレイに乗せて配膳して、食器は下げたら熱湯消毒。

ごみはビニールに入れて密封しました。

旦那くんがトイレに行った後は、消毒用エタノールでそっとノブをふき取りました(笑)

 

そんなこんなでおかげさまでインフルエンザもうつらず、いまこうやって生きてます(笑)

いま投薬されてる方は、コロナもあって気が気じゃないですよね・・・。

私は、手術が終わったら○○しよう・・と目の前にニンジンをぶら下げながら、そして出来るだけ楽しい事を考えて過ごしました(笑)

 

お友達ががんや大きな病気になって励まそうと思ってる方は、つい「がんばれ」って言わないようにと思って「神様は乗り越えられない試練~」とか「君なら大丈夫だ」とか「代わってあげたい」とか何となく元気づけようとして言いがちなんですが、普通に「応援してるから、何かなくても話したかったらいつでも連絡頂戴」とか、「力になれることがあったら言って」とか言ってくれた方が気が楽だと思います。

だって、実際に乗り越えられられなかった人だって居るんですからね・・。

がんになって、死を身近に感じたからこそ、言葉って気を付けないとならないなと、再確認したのでした。

人は簡単に死んでしまう生き物なので、生きている今を大切にしたいなと思ったりしましたよ。

 

さてさてこんな感じで今回は完了。

 

次回は抗がん剤の点滴の話でも書こうかな~。