横浜の香り教室 平安の香りと親しむ平安朝香道 -17ページ目

横浜の香り教室 平安の香りと親しむ平安朝香道

東急電鉄日吉駅3分にある平安の香りを創り楽しむ教室です。平安時代、貴族や「源氏物語」の主人公光源氏がたしなんだ香り創りや楽しみ方をご紹介。(by平安朝香道 朝倉涼香)

ピンクハート「魔除け」の菖蒲は

  どれでしょう

 

 

 

 

ご訪問ありがとうございます

平安朝香道の朝倉涼香です

 

 

 

 

5月に入って

夏のような日もありましたが

爽やかな五月晴に

なかなか会えません。

 

日中は蒸す日もありますが

朝晩はまだ冷えます

 

夜には

温かなお風呂に入って

じっくりと温まりたい毎日です。

 

 

5月5日端午の節句の日に

菖蒲湯に入られた方も

いらっしゃるのではないでしょうか?

 

 

5月が行ってしまわないうちに

と思い、菖蒲(ショウブ・アヤメ)

について少し綴ります。

 

 

 

花菖蒲

 

 

 

ず~~と昔

菖蒲とは

5月5日に飾る

紫の花の咲く植物

だと思っていました。

 

大人になって知ったのは

 

5月のお節句に飾る

紫の花が咲く

通常「菖蒲」と呼ばれるショウブは

花菖蒲でした。

お花は咲いても

香りはありません。

 

 

菖蒲湯に使用するショウブは

華やかな花とは大違い

ガマの穂状の小さなお花が咲き

全体に少し刺激のある

爽やかな香りがします。

 

 

 

 

 

 

特にピンク色の根元に

強く芳香がします。

 

 

 

 

 

 

「菖蒲」とはもともと

その香りを魔除けとした

植物なのです。

 

薬草を活用してきた中国では

古来より旧暦5月には

菖蒲や蓬の香りを無病息災を願って

厄除けとして使用しています。

 

 

五節句の一つ、端午の節句も

中国の行事が日本に伝来し

奈良朝では中国のそれに倣い

宮中で菖蒲の葉を輪にした鬘(かづら)を

頭に載せました。(菖蒲鬘)

その後

次第に日本の行事として

変化していきました。

 

 

万葉集にはアヤメグサ(菖蒲)が十二首詠まれ

全てショウブのことです。

この菖蒲は、香りのある

葉菖蒲または匂菖蒲

(花の咲く、菖蒲と区別のため)

なのです。

 

ほととぎす 待てど来鳴かず あやめぐさ

玉に貫く日を いまだ遠みか

              大伴家持

 

ホトトギスが鳴く日をずっと

待っているのですが・・・

あやめ草を玉のように繋ぐ日は

まだまだ遠いのだなあ

 

と5月5日を今か今かと

楽しみに待つ様子を詠った

和歌です。

(花橘や卯の花と同じように

菖蒲とホトトギスは

和歌の中でとても仲良し)

 

 

あやめ草や蓬を丸く編んで

続命縷(しょくめいる)と呼ばれる

くす玉を作りました。

 

邪気を払う目的で

それを身につけたり

御帳台(みちょうだい)や

母屋(もや)の柱に付けたりする

風習がありました。

 

このように

奈良時代や平安時代は

菖蒲は、花を楽しむのではなく

その香りで邪気を払い

永く健康に過ごせるように

願いが込められた植物なのです。

 

5月5日には邪悪なものを防ぐため

家の軒下に菖蒲や蓬を吊す風習は

今でも残っています。

 

菖蒲湯も菖蒲の香りで

健康な身体でいられるように

お風呂に入れるのです。

リラックス効果ありますよね。

 

 

花菖蒲の表記は室町時代以降

とされています。

 

ショウブ科なのに

アヤメグサとショウブの名を

アヤメ科の花菖蒲や野花菖蒲

に「菖蒲」と名乗られてしまったのです。

 

 

この「菖蒲」って

とてもヤヤコシや

な植物なのでした。

 

 

その見分け方は?

 

アヤメ(ハナアヤメ)は

4月下旬から5月にかけて咲きます。

とっくに咲いていると思います。

花弁の花元に綾目があります。

 

 

シトシトと雨に濡れて咲く

花菖蒲や杜若(カキツバタ)

5月中旬から咲きます。

 

 

 

 

 

 

花菖蒲は花弁の花元に黄色の筋

杜若は花弁の花元に白い筋が入ります。

アヤメ(ノハナアヤメ)は花弁の元に

綾目の筋が入ります。

 

 

梅雨の間の

鬱陶しい毎日に

清涼感を与えてくれ

雨の日を

心和やかに過ごせます。

 

湿地を好むのは

ハナショウブとカキツバタ

乾燥した陸地を好むのは

アヤメ(野花菖蒲・ノハナアヤメ)

この3つのショウブは

アヤメ科で

 

菖蒲湯に使用するショウブはショウブ科。

水を湛えた湿地の泥の中に根を張るのが

本来の菖蒲なのです。

 

古くはサトイモ科と言われていましたが

DNA研究により

サトイモ科ではないことがわかり

新たにショウブ科が作られました。

 

今では「菖蒲」と言ったら

アヤメ科の華麗な花の咲く植物

そのように認識されています。

 

端午の節句で

一般的に飾られるているのは

本来の菖蒲ではなく

花菖蒲なのです。

 

 

本来の菖蒲と区別出来るように

花菖蒲と葉菖蒲または匂菖蒲と

今では区別できるようにしていますが

「菖蒲園」と言っても

 

本来の菖蒲で成り立った

ショウブ園はあるのでしょうか?

 

本来の「菖蒲」の表記は

アヤメ科に取って代わられてしまいました。

元々の「菖蒲」は認識されず

悲しく思っていることでしょう。

 

少し癖のある

爽やかな芳香を放つ菖蒲は

古来よりその香りで

魔除けとして活躍してきました。

決して花の美しさではなかったのです。

 

魔除けの菖蒲

どの菖蒲なのか

もうお分かりのことと思います。

 

明日のお稽古ではこの菖蒲根を

使用します。

 

 

 

ラブラブ5月の香りが 

  一斉に動き出しました

 

 

 

 

ご訪問ありがとうございます

平安朝香道の朝倉涼香です

 

 

 

5月になって

1日、2日急に気温が高くなり

それまで寒そうにしていた植物たちが

一斉に活動し始めました。

 

中旬になっても肌寒い日が続いて

5月の爽やかな日を

どの位愉しめるのか案じています。

 

 

これからは

一挙に暑くなりそうです。

 

 

 

 

 

真っ先に紫のバラ、ブルームーン

8㎝から10㎝の大輪が咲きました。

 

 

紫のバラとして愛され

ダマスクティーの香り

と言われていますが

とても優しく香っています。

 

 

飛び石を歩いていると

バラの香りとまた違った

甘く優しい香りが・・・

 

 

 

 

 

大きく立派な芍薬ではありませんが

香り芍薬の麗しい姿は

立てばシャクヤク

の通り気品のある立ち姿と香りです。

 

 

強い風に吹かれ

折れるほどに頭が垂れていたので

折れる前に手折って

花瓶に差しました。

 

 

 

 

 

お部屋に入るたびに

どこからともなく優しく香って

芍薬の香りが癒してくれます。

 

 

芍薬に遅れて

ハニーサックルが咲き始めました。

 

 

 

 

 

数日で満開になり

少し冷たい風に乗って

鼻をくすぐるような甘い香りが

庭中を満たします。

 

 

ハニーの名のように、とても甘い香りです。

 

甘いにも様々な甘さがあって

植物の香りは

とても面白いのです。

 

昨日の風雨で

姿形は変化しても

その香りはいつまでも

枯れても香るほど心に残る

花たちの饗宴が始まっています。

 

しばらく穏やかな5月で

ありますように。

 

 

グリーンハートアッ 何の香り?

  芳香の正体は?

 

 

 

 

ご訪問ありがとうございます

平安朝香道の朝倉涼香です

 

 

 

朝晩少し肌寒さが残りますが

とても過ごしやすくなりました。

 

5月の一日目

横浜は雨です。

 

外出するとあちらこちらで

咳をしている方がいらっしゃいます。

 

花粉なのか

黄砂なのか

風邪なのか

 

私も咳が出ておりますが

何が原因なのでしょう?

皆様もお気をつけ下さい。

 

 

連休は例年

お片づけと庭仕事

と決まって

後日

あちらこちらが痛くなって

休日の意味がなくなります。

 

 

ゆったりとお休みを愉しむつもりで

和室で先月のお稽古で使用した

「黒方」を聞きました。

 

 

久しぶりにじっくりと

和の香りに身をゆだねる

貴重な時となります。

 

何もせず

何も考えず

 

快い甘さの中にも

厳かな緊張感をたたえ

豊かな芳香が

心身をリラックスさせてくれますラブラブ

 

 

 

 

 

目を閉じていることが肝心。

 

 

どこからともなく

薫物ではなく

佳い香りが・・・

 

何の香り?

窓を開けておりますので

戸外からです。

 

その香りに誘われて

庭に出て

香りの在り処を探します。

 

 

早春に(今年は晩春)

春の香りを運んでくれた

 

 

 

 

 

 

白いクレマチスのアーマンディーも

今はこのような姿になりました。

 

 

 

 

 

 

 

花が咲いたノムラモミジも種になり

 

 

 

 

あちらこちらに飛んでいます。

 

 

 

 

 

香りがするのは

金木犀の木の辺りでしょうか?

 

 

繁り始めたキンモクセイの

葉の奥に巣を見つけました。

空になった鳩の巣のようでした。

 

家主はとっくに巣からは離れて

もぬけの殻

 

冬の間に鳩を何度も見かけたので

子育てをしていたのだと思います。

 

 

爽やかな甘い香りは

この辺りから?

 

とても佳い香りが・・・

風が吹くとファ~~ッ

香りが頭上で駆け回り

 

この辺り

 

  このあたり

 

見つけましたラブラブ

 

 

 

例年のことなのですが

1年経つと香りの在り処を

すっかり忘れております。

 

 

ベル状の

白い花です。

 

 

 

 

あ~今年も

蜜柑の白い花が咲いたのです

 

風に乗って香ってきたのは

蜜柑の花の香りだったのです。

 

 

 

 

 

陽の良く当たる南側の花は

地面に落ち始めて

ウッカリしていると

蜜柑の白い花を見ずに

夏がやって来てしまうところでした。

 

 

芳香の正体は

 

蜜柑の花

 

なのでした。

 

柚子の木が枯れ

金柑の木も今年は大丈夫なのか

心配なのです。

 

キンカン、ユズ、ミカンと

白い花が揃って咲く年もあったのです。

 

 

蜜柑の白い花が

今年もウットリする香りを

届けてくれました。

 

 

ピンクハートまさかまさかで

  とっても微妙な植物

 

 

 

 

ご訪問ありがとうございます

平安朝香道の朝倉涼香です

 

 

 

快い風が吹いて

 

五月待つ

の季節が・・・

 

もうすぐ5月ですねキラキラ

 

 

 

 

 

 

日本の四季の中で

 

これが最高

って

 

なかなか言えませんが

 

今は、

初夏が最高ラブラブ

って叫びます。

 

 

 

 

 

 

心地よい風が吹いて

甘酸っぱい香りが

どこからともなく漂って・・・

 

何か良いことありそうな。

 

胸の中をサワサワッ

って

快い音を立てて

風が通りすぎます。

 

 

 

 

 

チューリップも

シラーも

少しずつ花を落してゆきます。

 

 

春過ぎて 夏来たるらし

 白花の 香ぞ匂い来る 小さき庭に

 

 

持統天皇の和歌を本歌取り

したつもりでも

スケールが違い過ぎます。

 

 

この白い花ではありませんが

 

和の庭に仕立てた

北の庭に

釣鐘形の小さな白い花

 

鈴蘭のようなお花が

毎年咲きます

 

 

 

 

 

 

根から香料にするつもりでしたが

よくよく調べてみると

求めていた植物の花

ではなかったのです。

 

この植物の名は

アマドコロ

斑入りアマドコロ

 

斑入りも面白そうラブラブ

 

とてもとてもよく似ていて

その植物だと思って

育てていました。

 

でも何かおかしい?

 

最初に北側に植えた植物は

確かにナルコユリ

でしたが・・・

 

他の植物に埋もれて

春になっても

姿が見えなくなっていました。

 

 

諦められず

もう一度植えたのは

ナルコユリではなく

アマドコロだったのです。

 

アマドコロは葉が広く

ナルコユリの細長い葉とは

明らかに違っていました。

背丈も高いのがナルコユリ。

 

 

調べた結果

ナルコユリの花は

5輪ほどが集まって咲き

鳴子の様なので

ナルコユリ

なのでした。

 

 

アマドコロは

花梗に1~2輪花を付け

根が甘いからアマドコロ。

アマドコロの花は2輪では

鳴子としては聞こえにくい

ですね。

 

漢方としては

根を利用します。

どちらも滋養強壮の役目。

 

香りも同じなのでしょうか?

 

残念残念

 

まさか、まさかの

微妙な植物なのでした。

 

いつか両方の香りを

確かめたいと思っています。

 

 

 

ピンクハート春ですね~

  北鎌倉と鎌倉

 

 

 

ご訪問ありがとうございます

平安朝香道の朝倉涼香です

 

 

 

やっと春を感じる気候となりました

でもやや暑い

 

陽射しは夏晴れ

 

 

土曜日に

北鎌倉と鎌倉へ行って参りました。

だいぶ遅いご報告です。

 

 

 

 

 

桜は満開を過ぎ

 

 

 

 

散る桜

 

 

 

 

今年は咲いている期間が

長いように思いますが・・・

 

 

桜は

とうに散ってしまった

そう思っておりました。

 

桜はソメイヨシノだけでは

ないのですよね~~

 

早咲きの桜があり

開花宣言 のソメイヨシノ

そして遅咲きの桜

 

 

メイヨシノは

桜吹雪もピークを過ぎ

それでも

風が吹くと

雪が降るように舞落ちて

 

 

思わず立ち止まり

見上げてしまいます。

 

 

 

 

来週あたりから

新緑の季節へと

移り変わる時季です。

 

5月を待たずに

キラキラ陽に輝いて

紅葉の青葉が

目に飛び込んできました。

 

 

 

 

花が咲くのは

今の時期だったでしょうか?

もみじの青葉に小さな紅い花が・・・

 

紅葉の花が咲いて

もう

散り始めておりました。

 

 

とっても清々しく爽やかな

新緑の香りを胸一杯に吸い込んで

景色を観ながら境内を歩いて参りました。

 

 

春ですね~

春の香りが辺り一面

立ち上っておりました

 

 

 

 

 

北鎌倉は

鎌倉のように大混雑

と言うわけではございませんが

外国の方の数も以前より増えて

賑やかになりました。

 

 

円覚寺の塔頭

佛日庵でお参りをして

お抹茶を頂きました。

 

 

 

 

あっ

 

鳩の干菓子が

一つ足りないえーん

誰の仕業でしょう?

 

 

一つ一つ違った抹茶碗ですので

鑑賞に時間がかかります。

 

伺うたびに素敵なお茶碗を拝見しながら

お抹茶を頂きます。

 

 

 

 

 

 

枝垂れ桜の後方には

 

川端康成の「千羽鶴」に登場する

「烟足軒」のお茶室が建っております。

 

以前は、このお茶室で

お茶会が開かれていたそうです。

 

 

現在お茶室として使用されている

お茶室は本堂の中にございます。

 

昨年秋には、そのお茶室をお借りして

薫物と歌の会を催しました。

とても素晴らしい時間だったことが

思い起こされます。

 

 

野点傘の後方に見える

枝垂れ桜は

大佛次郎氏の夫人より

寄贈された桜です。

 

枝垂れ桜が満開の時でしたら

さぞ美しかったことでしょう。

 

 

この気色を眺めながら過ごすひととき

至福の時間です。

普段では味わえない

ゆったりとした時が流れてゆきました。

 

この後

いつもは直ぐに帰宅するのですが

鎌倉の段葛の桜を観に

足を延ばしました。

 

 

 

 

 

鎌倉の表通りの若宮大路は

程よい人出

 

 

 

 

満開の時には

さぞかし混雑したことでしょう。

 

 

鎌倉はいつも表通りより裏通りの

小町通りが、多くの人で混み合っております。

 

テレビで良く紹介される

小町通りを歩いて

鎌倉駅まで戻って参りました。

 

 

 

 

 

小町通りは

飲食店の多いこと!

 

 

外国の方がとても多くなって

コロナ禍も今や昔

とまでは申しませんが

大変な活気が戻っておりました。

 

 

春の一日

久しぶりに開放された気分で

帰宅いたしました。