横浜の香り教室 平安の香りと親しむ平安朝香道 -10ページ目

横浜の香り教室 平安の香りと親しむ平安朝香道

東急電鉄日吉駅3分にある平安の香りを創り楽しむ教室です。平安時代、貴族や「源氏物語」の主人公光源氏がたしなんだ香り創りや楽しみ方をご紹介。(by平安朝香道 朝倉涼香)

ブルーハート待つ身の辛さ哀しさは・・・

    そして心穏やかにハート

 

 

 

ご訪問ありがとうございます

平安朝香道の朝倉涼香です

 

 

 

ゆっくりと春に

向かっているようですね 

昨日は少し動くと

汗をかいてしまいました。

 

 

 

 

「源氏合わせ」の準備と  

「源氏合わせ」が終了して

ホッとして

すっかりご無沙汰してしまいました。

 

連休には庭仕事をして

薫物を聞いて

ゆったりと過ごしました。

 

 

「源氏合わせ」で創作した

「松風」を聞いたり

春の薫物の

「梅花」を聞いたり

 

 

「源氏合わせ」では

師範の皆様の薫物は

冷静に聞くことが出来るのですが

自身の薫物は冷静に判断できませんアセアセ

 

修行が足りない

研究が必要だ

 

などと

頭の中をいくつもの言葉が

かけめぐります。

 

 

 

 

 

紫式部は父親と同年ほどの

藤原宣孝(ふじわらののぶたか)

と結婚いたしますが

妻を複数持つ夫でした。

 

おそらく紫式部も

夫の通わぬ夜を

穏やかならぬ心情で

耐えていたのでしょう。

 

紫式部も経験したに違いない

リアルを巧みに編み込んで

物語は進みます。

 

明石の地で出会った

明石の君のもとへ通うようになった

源氏ですが

やがて都へ帰ることとなります。

 

その後明石の君は

源氏の子を出産し

源氏は明石の君を

都の二条院へ呼び寄せようとしました。

 

しかし

源氏の要望に

なかなか答えられずにいたのです。

 

 

 

嵯峨野清涼寺の秋

光源氏のモデルといわれる

源融の山荘跡の清涼寺の紅葉

 

 

やがて

明石の君の母方の祖父の昔の別荘が

嵯峨の大井川のそばにあったので

そこへ母と移ることとなりました。

 

明石の君は故郷を後にした淋しさと

源氏の訪れを待つ哀しさを紛らわそうと

琴を取り出して弾くのでした。 

明石で源氏と別れる時

託された琴です。    

 

琴の音に呼応するように

松風が追いかけます。                  

 

 

琴(きん)の琴(こと)は

七弦の琴です

紫式部も嗜んだ琴ですので

琴の調べに松風が

どのように呼応するのか

良く心得ていたことでしょう。

 

それは重く哀しいものだったのか?

琴を奏でるうちにやがて

少しずつ心穏やかに

なったのではないでしょうか?

 

 

 

 

帖ごとにいつも心乱される

源氏の君の言動や行動です。

 

人々を夢中にさせる要素が

存分に散りばめられています。

 

以上

「松風」の概要の一部ですが

「源氏合わせ」では

その中から

心に残る場面や心情を

薫物として創作して下さいました。

 

 

 

 

 

紫の上(源氏の事実上の妻)に

明石の君(愛人)の子を引き取り育ててほしい

と言う源氏の要望と

子のいない紫の上の

複雑な思いを写した薫物や

 

明石の君の

源氏を待つ切なく哀しい思いの薫物

等々

 

 

私もできる限り

参加させて頂いて

門下生の方々が判者(審判)となり

判詞(判定の言葉)を述べて頂いております。

 

師範以上になられると

この「薫物合わせ」で

薫物を創って頂きます。

 

初めはとても難しく思いますが

回を重ねる毎に

とても楽しく面白いもの

となるのです。

 

 

次回の「源氏合わせ」は

4カ月後となります。

 

ピンクハート和の香り平安朝香道の

  2月のお稽古は

  「源氏合わせ」となります

 

 

 

 

ご訪問ありがとうございます

平安朝香道の朝倉涼香です

 

 

 

寒い日が続いております

外出すると

寒風が身に沁みます

春の兆しはあっても

まだまだ先のようです。

 

 

 

 

 

寒さに負けてはいられません

今月は半年振りの

「源氏合わせ」となります。

 

 

平安朝香道で

4カ月ごとに行う「薫物合わせ」です。

 

平安朝香道では「源氏合わせ」

として行っております。

平安朝香道だけで行われている

香道の遊びです。

 

 [薫物って?]

   様々な香材を粉にし

   甘葛(あまづら)や

   蜂蜜などで練り合わせ

   丸薬状に固めた物。

   正露丸を思い浮かて頂ければOK

   現在の練香と同じです。

 

 

平安時代には「物合わせ」

と呼ばれる遊びが

行なわれておりました。

 

「物合わせ」には

「歌合わせ」「物語合わせ」

「前栽合わせ」「薫物合わせ」

などがあり、二組に別れ

その優劣を判者(審判)が判定します。

 

「源氏合わせ」も

平安時代の「物合わせ」にならって

薫物の優劣を競います。

 

競うと申しましても、遊びですから

静かにゆったりとした気持ちで

それぞれの薫物を味わうのです。

 

 

 

 

平安朝香道の「源氏合わせ」は

師範以上の方が

「源氏物語」の帖ごとに

着想なさった思いを

薫物として表現いたします。

 

お一人お一人の

オリジナルの薫物を

創作するのです。

 

今月は

「源氏物語」

第十八帖「松風」

となります。

 

 

今までお稽古で合香した

薫物とは違い

時が経つほど皆様の

それぞれの個性が表れ

とても有意義な

お稽古となります。

 

2月のお稽古

2月22日(土)午後1時30分

2月23日(日)午後1時30分

(日曜日は土曜日にご都合が悪い方の

振り替日となります)

 

 

「源氏合わせ」の月を除き

体験が出来ます。

ご興味のある方は

来月3月の体験を

お受けいたしますので

下記よりどうぞ

   下矢印

 

お稽古場(教室)は

慶応大学日吉校がある東急線日吉駅から

徒歩約3分のところにあり

お申し込みの際は場所をご案内します。

その他ご質問などもこちらよりどうぞ。

 

 

※こちらからどうぞ

ダウン

お問い合わせ

 

 

寒さが続きそうですので

皆様風邪など召しませぬように。

 

ピンクハート厳冬の庭に香るこの香り

   平安人も愛でた香りですラブラブ

 

 

 

ご訪問ありがとうございます

平安朝香道の朝倉涼香です

 

 

 

早いもので

1月も過ぎ去り

 

北の方ではまれに見る大雪

先週末の予報では

東京、横浜も雪の模様

でしたが一昨日の朝は

起きると冷たい雨でした。

 

雪かきは大変ですもの・・・

ホッとしました。

 

一雨降ったので

春が少し近づいたのでは?

とは

とんでもないようです

 

寒さが続きそうですね。

 

冬になっても雨上がり

わが家の庭に仄かに香る

優しい香りがあるのです。

 

そして

いつもいつも思うのです

 

雨上がりに庭に降り立つと

 

この香りは何?

 

記憶にあるはずの香り

なのですが

春の香りと勘違いしてしまいます。

 

 

 

 

 

スイセン?

いいえ

 

 

 

 

では

紫木蓮?

いいえ違います

まだ蕾です。

 

 

 

 

 

ヒヤシンス?

ではありません

地植えのヒヤシンスは

やっと芽を出したばかり

 

はて~?

 

 

突然、蘇る香り

これはあの香りニコニコ

に違いありません。

 

こんなに寒いのに

花のある植物ばかり

頭をよぎるのですが

 

これは秋の七草にも数えられる

秋の植物

 

 

 

 

 

 

「源氏物語」の中でも

極上の香りを放っております。

 

「藤袴」と「匂宮」に登場する

 

 

 

 

 

藤袴なのです。

 

 

晩秋には少しずつ枯れて

寒さが増すとすっかり茶色に枯れて

でも、でも

雨が降ると香るので

根元から切れずに

名残の花と枝葉を

冬になるまで

そのままにしておいたのです。

 

冬に入り

雨の降る日が

とても少なくなったので

しばらく気付かずに

 

今では、手に取れば

粉になりそうに枯れ衰えた

フジバカマです。

 

それなのに雨の後には

こんなに寒いのに

パウダーで覆われたような

フゥワリとした優しい香りが

どこからともなく漂ってくるのです。

 

強く己を主張しないのに

ふり返らずにはいられない

心に沁みる香りとなっていたのです。

 

不思議ですね。

 

 

春になる前に根元近くで

切り落とすつもりでおります。

 

今年も秋になると

きっと

フジバカマの優しい香りを

漂わせてくれることでしょう。

 

雪は降りませんでしたが

極寒の中、私を癒してくれた

藤袴でした。

 

今週はもっと寒くなるようです

どうか暖かくしてお過ごし下さい。

 

 

ハート一足早く

  春の香の聞き比べ

 

 

 

 

ご訪問ありがとうございます

平安朝香道の朝倉涼香です

 

 

 

寒かったり、暖かったり

温度差がありますが

 

極寒の2月に入ると

雪の降る日を心配しながらも

春の足音がひたひたと近づき

心浮き立つ日も

多くなることでしょう。

 

 

平安朝香道の1月のお稽古は

春を先取り

 

梅の花の香りに擬らえた

と言われる薫物を薫きました。

 

 

 

 

 

今年の「梅花」は

いつになく梅の花の香に

近かったのではないでしょうか。

 

 

白梅と紅梅でしたら

紅梅だったのでは?

 

 

 

 

奈良時代には白梅が伝来し

平安時代には紅梅がやって来ました。

 

今回薫いた「梅花」は

甘く優しく馥郁とした香り

 

男性的な梅の香りではなく

女性的なのでは?

 

今の時代

男性的、女性的を

どのように表現すれば

良いのでしょう?

昭和生まれは頭を抱えます。

 

そのようなことは忘れ

門下生の一人一人を

とても優しく包んでくれる

「梅花」に酔わせて頂きました。

 

いつまでも

お教室中が芳香に包まれ

お稽古の度に

去り難く思うのです。

 

ひょっとしたら

どこかに梅の花が

咲いていたのでは?

ピンクハート雑念を払い

 無心になる作業

 

 

 

ご訪問ありがとうございます

平安朝香道の朝倉涼香です

 

 

 

大雪情報とは相反して

春の兆しも聞かれるようになりました。

 

 

 

          沈丁花の蕾

 

 

先日

今月のお稽古で使用する

基本の香料造りをいたしました。

 

 

 

 

 

 

香道で使用する

最も重要な香料は

沈香です。

 

沈香は

日本では採取できない

希少な香料で

産地はベトナムを主とし

タイやインドネシアなどの

東南アジアの山岳・密林地帯

 

ベトナム戦争終決後に

海外に大量に持ち出されたり

乱獲などにあい

今ではたいへん希少なものとなりました。

 

そのような沈香ですので

もったいない思いと

無駄にしてはいけない思いと・・・

 

平安朝香道のお稽古用としては

植樹されて人工的に採取された

栽培沈香で、と思っております。

(特別な沈香もお聞かせいたします)

 

 

自然に採取された物より劣る

と言われますが

それでもやはり大事な香料です。

 

 

奈良時代や平安時代より

芳香のする香木は東南アジアから

もたらされた香木でした。

 

芳香の樹木が

日本にないわけでは

ありません。

 

弥生時代にも現在もおなじみの

香りのある樹木が存在しています。

 

 

その最も古い文献は

三世紀に西晋の陳寿(233~297)

によって著された「三国志」の中の

「魏書東夷倭人条」(魏志倭人伝)です。


弥生時代の邪馬台国や

卑弥呼について記されており

日本列島の地理や風俗などが

詳しく著されています。

 

当時の日本人ががどのような生活をし

どのような存在だったのかが理解できる

興味深い文献です。
そこには、もともと日本に自生していた植物 が

数多く登場するのです。

 

 

クス(楠)・シイ(椎)・クヌギ(櫟)

・カシ(樫)・フウコウ(楓香樹か)など

とてもお馴染みの樹木たち

 

 

 

 

 

 

クスノキからは採れる香料は

皆様良くご存じの樟脳です。

 

甘い香り、苦い香り、酸っぱい香り

辛い香り、塩の香り、涼しい香り

すべて併せ持った香りでしょうか?

 

 

残念ながら楠やその他の樹木では

主役を成す香料としては

最適ではなかったのです。

 

 

様々な香りをバランスよく

持っているのが良質の沈香なのです

 

説明が長くなりましたが

その沈香木を粉砕して

お稽古用の香料を作ったのです。

 

 

 

 

香木を切り刻み

細かく粉砕し

抹茶状になるように

何度も粉砕します

 

結構力仕事なのです。

 

門下生の方々に提供できるよう

心を込めて作業をいたします。

 

 

 

 

奈良時代や平安時代には

この作業をするには

とてつもない時間を要したことでしょう。

 

香木を切って割って砕いて

大量粉砕できる機械や

簡便な器械もなく

鉄臼で何度も何度も

砕いてつくのです。

 

その後

細かい粉にするために

絹の布で何度も篩ったのですから・・・

 

全工程を天皇や皇后

その他の貴族が

行なったとは思えません。

 

 

今では便利な器械がありますので

それで粉砕いたします。

それでも相当の時間を要します。

 

篩にかけ、繊維などを取り除き

粉砕し、また篩にかけ

これを何度か繰り返すのです。

 

砕いたり、ついたり

この単純作業が

心を落ち着かせ

無心にさせるのです。

 

雑念を払い

出来上がると

スッキリ

いたします。

 

 

悩み事も心配も

砕いて粉にし

その後には

薫物を薫いたような

芳香が漂っておりました。

 

土のお団子作りに似た

薫物作りにも似て

とても爽快な気分キラキラ

 

このような作業をしなくとも

もちろん粉末の香料も

販売されています。

 

香料作りも

薫物作りも

単純作業の愉しさがあって

良いものです。

 

門下生に提供できるよう

一心に作りました。

 

今どき?

 

とお思いでしょうが

結構楽しかったのです。