桜吹雪の中、相模国分寺跡で奈良気分 | 横浜の香り教室 平安の香りと親しむ平安朝香道

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東急電鉄日吉駅3分にある平安の香りを創り楽しむ教室です。平安時代、貴族や「源氏物語」の主人公光源氏がたしなんだ香り創りや楽しみ方をご紹介。(by平安朝香道 朝倉涼香)

桜桜吹雪の中

   相模国分寺跡で奈良気分

 

 

 

ご訪問ありがとうございます

平安朝香道の朝倉涼香です

 

 

 

 

一昨日、昨日と嵐のように

風が吹き荒れていました。

昨日は、北海道では

黄砂が飛来して

視界が悪くなったそうです。

 

 

まだ4月の初旬

ところが

日中の陽射しの強いこと晴れ

 

朝晩は肌寒く

我が家のリビングでは

未だに暖房が必要なのです。

 

半分冬で半分夏

この先、突然

真夏がやって来るかもしれませんカキ氷

 

 

 

今回は

先日の海老名行きの続きです。

 

 

17、8年前には

海老名に年2、3回は

足を運びました。

 

女性ならどなたもご存じの

ストッキングと言えば

「アツギ」

の本社があるからでした。

年2回の展示会に出向いていました。

 

その時に比べたら

街の様子が激変ですびっくり

 

郊外の最寄り駅は

どこも同じような構造なのでしょう。

大型のショッピングセンターが並び

多くの人が行き交って

大都会に変身。

 

 

 

 

 

国分寺近くまで歩くと

樹木の幹が空洞化した

大ケヤキが目に入って

 

 

 

 

 

 

 

 

かつて舟繋ぎ用に打った杭が発芽して

大きく成長したのだそうです。

と言うことは

この辺りはかつて海だったのでしょう。

 

 

 

 

 

駅から歩いてほど近く

大ケヤキから直ぐの場所に

古の国分寺から移転した

現在の国分寺がありました。

 

 

 

国分寺と国文尼寺は

聖武天皇の勅願で国ごとに建立され

僧尼の監督に当たりました。

 

奈良の東大寺が総国分寺となります。

 

 

 

 

 

元々の国分寺は少し離れた場所に

国分寺跡として遺構が残っています。

火災により消失し

この場所に移転したのが

室町時代と言われています。

 

 

階段の向こうに桜の木が見えます

まだ咲いています桜

 

 

 

 

 

 

﨔の緑を通して

青空がとっても清々しかったキラキラ

 

 

 

 

 

これから日ごとに緑を増していくのでしょう

 

 

 

 

 

人の姿の見えない境内は

微かな風の音と鳥のさえずり

時が止まっているようでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

散らずに耐えている

ほんのり紅差す桜と

一重の山吹の鮮やかな黄色が

絶妙なコントラストで

目に飛び込んできました。

 

 

日頃は味わえない

空間です。

 

 

 

 

 

この梵鐘は

重要文化財に指定されていて

鎌倉の円覚寺の国宝の鐘を鋳造した

物部国光(もののべのくにみつ)が

鋳造したのだそうです。

 

 

住宅が建ち

奈良時代に国分寺があったとは

とても思えませんでした。

 

少し歩くと

最初に国分寺があった場所に到着

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

発掘された礎石を残すのみとなっています。

 

 

 

塔跡

 

 

 

 

 

 

十個の礎石は当時の石だそうです。

 

海老名駅に建つ復元された塔

 

奈良時代にはこのような

七重塔が建っていたのです

 

 

 

 

 

 

法隆寺に似た建物配置を取っています。

 

 

現在は海老名市民の

憩いの場所です。

 

 

とても広大な敷地で

奈良の遺跡には及びませんが

奈良の藤原宮跡や飛鳥板蓋宮跡にいるような

優しく懐かしい感覚がしました。

 

 

行ってみたいと思っていた

相模の国分寺跡が

私には広大な場所でした。

訪れてみないとわからないものですね~

 

 

ここから北へ五百メートルの場所に

国分尼寺があるそうです。

今回は時間がなく、ここまでにしました。

 

又の日に訪れてみたいと思います。

 

散りゆく桜を惜しみ

古の奈良を感じる一日でした。