和の香り
平安朝香道の醍醐味
ご訪問ありがとうございます
平安朝香道の朝倉涼香です
すっかり秋
アッと言う間に
木の葉が色づきました。
これからは
少しずつ少しずつ
冬に近づいて行きます。
暖かなお部屋で
温かい飲み物と
薫物(たきもの)があれば
寒い季節も
いいえ1年中
幸せな時間を持てます
平安貴族は
季節ごとの薫物(たきもの)で
生活を愉しみました。
春には春の薫物を
夏に夏の薫物を
秋には秋の薫物を
冬には冬の薫物を
では
薫物(たきもの)って
いったい何なのでしょう?
皆様もご存じの
茶道で
炉の季節に使用する
練香のことなのです。
11月から4月には
練香が使われ
炉の熱灰で温められた
練香は
馥郁とした香りで
その場を浄化し、整え
お茶を嗜む者たちを
迎え入れるのです。
練香と薫物
言葉は違いますが
平安時代には
日常的に使用されました。
平安朝香道の薫物は
主に
空薫物(そらだきもの)
の役目をします。
小火取(香炉)に鼻を近づけ
直接聞くのではなく
かわほり(扇)を使って香りを聞きます。
かわほりで扇がれた香りは
やがて空間に放たれ
その場に漂う香りとなります。
現在のルームフレグランスです。
場を浄化すると共に
訪れる者に
鎮静と安らぎをもたらし
穏やかな心地にします。
愉しむルームフレグランス
何といっても自分でウットリできる異空間
となるわけです。
香材料を処方通りに合わせ
埋み(合香した物を寝かせる)をし
お稽古に持参した薫物を聞く時間は
至福の時間です。
香材料をレシピ通りに合わせ
薫物を作っても
出来上がりの形や大きさ
また香りを聞いても
皆様、全く同じではございません。
お料理と同じですね
それは個性
とても面白く愉しいことです。
やがて
ご自分の思い通りに
薫物が創れるようになれば
もっと愉しいことと考えております。
ご自分の薫物だけでなく
皆様の作られた薫物を聞くのも
とてもおもしろいことなのです。
「えっ?こんな香り」
「私のと違う」
なぜでしょう?
なぜかしら?
それが
和の香り平安朝香道の醍醐味
ご自分の薫物だけでなく
皆様の作られた薫物を聞く時間も
とても愉しいことなのです。
2時間余り
調度を取り出したり
仕舞ったり
楽しくおしゃべりをしながら
時間の経つのも忘れてしまいます。
1カ月に1回
日常と違った異空間で
日常と異なる薫法と奏香で
日々の疲れとストレスを
薫物で癒してご帰宅ください。
今年も後2カ月
コロナも
終息に向かっているように思いますが
尚注意して日々をお過ごしください。
お稽古場(教室)は
慶応大学日吉校がある東急線日吉駅から徒歩約3分のところにあり、お問い合わせ、お申し込みの際は場所をご案内します)
神奈川県横浜市港北区日吉本町
詳しくはお問い合わせ下さい。
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※ご入会希望の場合は下記からどうぞ