香りに満ちた場所 | 横浜の香り教室 平安の香りと親しむ平安朝香道

横浜の香り教室 平安の香りと親しむ平安朝香道

東急電鉄日吉駅3分にある平安の香りを創り楽しむ教室です。平安時代、貴族や「源氏物語」の主人公光源氏がたしなんだ香り創りや楽しみ方をご紹介。(by平安朝香道 朝倉涼香)

グリーンハート香りに満ちた場所

 

 

 

ご訪問ありがとうございます

平安朝香道の朝倉涼香です

 

 

 

非常に強い台風14号で

日本全国雨模様

各地で例年にない雨量を記録。

 

被害が少なければ良いのですが・・・

 

 

台風が接近する前に

と土曜日にお墓参りに

行って参りました。

 

 

 

 

 

 

秋の気配がそこここに見える

とは言っても

日中は、夏の暑さで

横浜線の電車は

かなりの混みようでした。

 

台風が来る前に外出して

と思う方も多かったのでは?

 

八王子の墓所には4、5人ほどで

お彼岸には一週間早いので

少なかったのかもしれません。

 

 

それでもお花を供え

お線香を手向けると

墓所の外まで

香の香りが漂っていました。

 

 

その昔は墓参には

杉線香と言って

杉の葉から作られた

安価なお線香を使っていました。

 

 

現在でも墓参用のお線香として

寺院で販売されていると思います。

 

緑色をしたお線香で

火をつけるとモクモクと煙が上がり

いわゆるお線香の香り

と呼ばれる匂いのしたお線香でした。

 

 

日本でのお線香の作り初めは

はっきりとしていませんが

室町時代と言われています。

元々は輸入品に頼った

高価なものでした。

(平安時代には線香の形状をした

香はありません)

 

 

 

鶯啼庵(おうていあん)

 

 

現在は様々に工夫された

芳香を持つお線香が販売されています。

 

沈香や香りの高い漢薬を原料としたもの

また人工の香料を使ったものなど。

 

 

ですから昔のように

杉線香を手向ける方も

少なくなっているのかもしれません。

 

天まで届けと

四方八方に立ち上る香の香りは

数十年前とはかなり違って

とても良い香りが漂っていました。

 

お盆やお彼岸には

どこよりも香りに満たされた

広い広い空間となる場所

それは墓地なのです。

 

きっと家ごとに

好みのお線香があるに違いない

漂う香りを感じながら思うのでした。

 

 

 

鶯啼庵(おうていあん)

 

 

お食事をしようと

八王子のひよどり山を借景にした

広大な日本庭園にある

会席料理の鶯啼庵(おうていあん)に

向かいましたが

予約をしておらず

営業時間も過ぎてしまい

頂くことができませんでした。

 

残念

 

法事の方が多かったように思います。

次回は予約をして参りましょう。

とても雰囲気があって

お料理も美味しいので

本当に残念でした。

 

 

 

鶯啼庵(おうていあん)

 

 

 

代わりに入り口でお迎えしている

季節の設えを撮らせて頂きました。

 

 

 

鶯啼庵(おうていあん)