星に願いを
ご訪問ありがとうございます
平安朝香道の朝倉涼香です
今日は七夕
7月7日はなぜか
雨の日が多いような気がします
今日はとても良いお天気
ここからお星さまは見えませんが
お月さまが雲に見え隠れして
とても明るい夜です。
織り姫と彦星
今年は逢えましたね。
良かった。
今の七夕の行事は
中国から伝わった
乞巧奠(きこうでん・きっこうでん)
に由来します。
牽牛(けんぎゅう)・織女(しょくじょ)の二星が
天の川を渡って1年1度の逢瀬(おうせ)を楽しむ
という伝説が中国から伝わり
わが国の棚機(たなばた)姫の信仰と結合して
女子が機織やお裁縫などの
手芸が上達することを願う行事となりました。
中国の乞巧奠(きこうでん・きっこうでん)は
旧暦の7月7日に
庭に設えた祭壇に針などの道具を供え
織物や裁縫の上達を願って
星に祈ります。
奈良時代に日本に伝わり
平安時代には、宮中をはじめ
貴族の家でも行われました。
宮中では清涼殿の庭に机を置き
灯明を立てて供物を供え
終夜香を焚き、二星が逢えることを
祈ったと言います。
貴族の邸(やしき)では
二星が逢えるようにとの願いと
裁縫や詩歌、染織など
技芸が巧みになるようにとの願いを
梶(かじ)の葉に書きとどめました。
現在の七夕のように
短冊に願い事を書いて
笹の葉に吊すようになったのは
江戸時代からだそうです。
今年の願い事は
コロナの終息
と
戦争の終決
なのではないでしょうか?
私も今日は香を薫いて
コロナの終と
戦争の終決
私事は
薫物の上達を祈ってみました。
改めて夜空を眺め
静かな天空に
お休みなさい