●白い花たちが快い時を刻んでくれます
ご訪問ありがとうございます
平安朝香道の朝倉涼香です
縛られることなく
少し心が軽くなった
連休でした。
昨日は久しぶりに晴天で
心も快晴
お天気が良いと
気の持ち方が随分と違ってきます。
連休は
どこへ出かけることもなく
雑草を抜いたり・・・
ほとんど雑草との格闘でした。
抜いても抜いても
毎年生き生きと芽を出して
抜いては諦めて
また抜き
繰り返しです。
すっかり疲れて
椅子に座って
ため息。
バラの新芽が食べられた~
アブラムシがついた~
次から次に
課題を突きつけられているのです。
心地よい風が吹き
どこからともなく
とても良い香りが漂って・・・
なんて素敵な香り~
少し甘くて
少し酸っぱくて
凛とした涼しさ
ミカンの木からでした
なんて麗しい香り
雑草取りの煩わしさを忘れ
一時その香りに浸って
ア~~
この至福のひととき
オモイッキリ深呼吸をして
白い花たちの呼吸を
取り込みました。
ほんの少しの冷気を含んだ
5月の風
青々とした緑が
日ごとに増し
樹木の間隙を風が駆け抜け
花たちも
はっきりと目を見開き
呼吸を始めています
その呼吸が風に乗って・・・
風香る
薫風ってこれですね
一陣の風を味わい
また次のひと吹きを待つ
何度も何度も
風に吹かれて
薫風をいつまでも感じ続け
私もコロナ禍を忘れました。
久しぶりに遠くへ
風に乗って飛んでゆきます。
春過ぎて 夏きたるらし 白妙の
衣干したり 天の香久山
持統天皇が藤原宮に立ち
詠まれたのも
このような陽気だったのでは?
などと思いを巡らせ
当時(2015年)は藤原宮の発掘途中
今頃は橘寺の橘の花も
薫り高く咲いているのでは?
思いは奈良・京都
日本中に飛んで行きます。
そろそろ
遠出したくなってきました。
なんて良い香り
いつまでもずっとずっと
その薫風に
吹かれていたかった