十二単で「香を聞く」は無理ですので・・・美味しく、楽しくお稽古をいたしました。part3 | 横浜の香り教室 平安の香りと親しむ平安朝香道

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東急電鉄日吉駅3分にある平安の香りを創り楽しむ教室です。平安時代、貴族や「源氏物語」の主人公光源氏がたしなんだ香り創りや楽しみ方をご紹介。(by平安朝香道 朝倉涼香)

●十二単で「香を聞く」は無理ですので・・・笑い泣き

 美味しく、楽しくお稽古をいたしました。part3

 

 

ご訪問ありがとうございます

平安朝香道の朝倉涼香です

 

 

 

薫物合わせが終わり

美味しく頂いた後は

 

平安装束に手を通して頂きました

最初に雅楽で使用した

小袿(こうちき)

 

 

 

 

その次にお召し頂いたのは

女房装束(十二単)一具の中の

比翼仕立ての五衣上着

(ひよくじたてのいつつぎぬのうわぎ)

をお召し頂きました。

 

この装束は、重量軽減のため

令和の即位礼で皇后陛下や皇族方が

着用されたそうです。

 

大正時代から定められた

現代の十二単の呼び方は

五衣唐衣裳(いつつぎぬからぎぬも)

と申すそうでございます。

 

装束については

詳しい本がたくさんございます。

中でも絵と文字で解説してある

 

「日本の装束 解剖図鑑」(八條忠基)

 

見た目楽しく分かりやすく学べました。

 

時代によって少しずつ

お召し物や着方が

違ってくるのですね。

 

 

それでも

 

もう重くて重くて

二人係りの重労働となりました。

 

 

こんなに重いもの?

これで過ごすのは無理よね~

 

 

座ったり立ったり

方向転換も容易ではありません

 

 

これで薫物を焚く行為は無理

無理、無理

だそうでございます

 

 

 

 

 

 

 

猫を振り返って見ている感じで

お願いいたします

 

リクエストにお答えして

 

  ハイ ポーズ

 

表着だけで

長袴(ながばかま)も裳(も)

も身につける元気もなく

クタクタとなりました。

 

 

この衣装は中国の纏足(てんそく)

と同じかも知れませんね。

 

 

とのお言葉

表現は違いますが

私もそのように感じました。

 

 

美しい憧れの装束も

着用してみないと分からないものです。

 

違う意味も見えてくるかもしれません。

 

縛られるのがお嫌な方には

お勧めできません。

 

 

平安朝香道の

香筵(こうえん・香席)では

切袴と白衣ですのでご心配なく。

(薫物合わせは袴と白衣でした。

余裕が出来ましたら復活いたします)

 

でも楽しくお過ごしくださって

とっても嬉しく思います。

 

またいつか機会がございましたら

お召し頂きましょう。

 

 

次回は単(ひとえ)に

長袴(ながばかま)

裳も着けて頂いて唐衣(からぎぬ)も

お召し頂きましょうねラブラブキラキラ