あと7日で終了の正倉院展に行ってきました | 横浜の香り教室 平安の香りと親しむ平安朝香道

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東急電鉄日吉駅3分にある平安の香りを創り楽しむ教室です。平安時代、貴族や「源氏物語」の主人公光源氏がたしなんだ香り創りや楽しみ方をご紹介。(by平安朝香道 朝倉涼香)

●あと7日で終了の正倉院展に行ってきました

 

ご訪問ありがとうございます。

平安朝香道の朝倉涼香です

 

少し肌寒いですが

昨日に続いて今日も良いお天気。

 

昨日はまた上野で開催されている

正倉院展に行ってきました。

後期の正倉院展です。

今日もきっと大混雑に違いありません。

 

 

 

上野公園はたくさんの人でとても混雑していました。

修学旅行生と思われる制服姿の団体が何組もいましたし

たくさんのシニアの方たち。

カップルや外国人等々。

 

前期はすんなりと入館できたのですが

今回は長蛇の列でした。

なんと60分待ちでした。

 

行列嫌いな私としてはとっても辛抱強く待ちました合格

一生に一回だけしか会えない貴重な品々が

わざわざ奈良から東京までやって来たのです。

足を運ばないわけには行きませんでした。

 

今回も黄熟香(蘭奢侍)はもちろんのこと香関係は

しっかり観て来ました。

もう二度と会えないかもしれませんので。

 

 

 

今回は、聖武天皇が愛用なさっていた

漆胡瓶(しっこへい)や

平螺鈿背八角鏡(へいらでんはいのはっかくきょう)

白瑠璃碗(しろるりわん)

 

聖武天皇が筆で書かれた雑集は

とても感慨深いものでした。

 

聖武天皇の宸筆(天皇自筆の文章)である

『雑集』(731年)です。

 

「雑集は」

夭折した皇子の鎮魂のために

六朝・隋・唐の詩文集から

仏教に関係するものを抜き書きしたものです。

 

書いた人物が明白な最古の肉筆です。   

     ここが大事右上矢印

天平勝宝8年(756)に光明皇后によって

東大寺へ献納され正倉院宝物として

今日に伝わっています。

 

細く、柔らかさのある文字は

女性的な印象を受けました。

聖武天皇の性格を良く著す繊細な文字

なのでは・・・。

 

これだけのものが奈良時代より良く残っていたものです。

千二百年も前にタイムスリップしてきました。

 

正倉院展を鑑賞して過去の国家の様々な問題も

見えるように思いました。

 

なぜ法隆寺が正倉院に宝物を寄贈したのか?

そのような疑問を正倉院展は提示しているのでは

と思ったのでした。

 

 

これは私の感想。

もっと気楽に楽しめば良いのに!
これは夫の感想。

 

 

観終えて、軽いお食事をして帰って来ました。

外はすっか暗くなって

ライトアップされた東京国立博物館が水面に映って

美しかったラブラブ

 

              正倉院展は今月24日(日)までです。