「源氏物語」にも「岸辺のアルバム」にもハラハラドキドキの不倫 | 横浜の香り教室 平安の香りと親しむ平安朝香道

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東急電鉄日吉駅3分にある平安の香りを創り楽しむ教室です。平安時代、貴族や「源氏物語」の主人公光源氏がたしなんだ香り創りや楽しみ方をご紹介。(by平安朝香道 朝倉涼香)

「源氏物語」にも「岸辺のアルバム」にもハラハラドキドキの不倫

 

ご訪問ありがとうございます

平安朝香道の朝倉涼香です

 

昨日は、台風一過で抜けるような青空が拡がっていました。

それでも、川の増水による川の氾濫や

土砂災害に引き続き警戒しなければいけません。

被災した方には、心よりお見舞い申し上げます。

被害が拡大しないように祈るのみです。

 

 

 

若い方はご存じないと思いますが、

数十年前のテレビドラマ「岸辺のアルバム」が

思い起こされてしまいました。

 

多摩川の岸辺に建つマイホームが、

台風の後、激しく流れる川の水に

瞬く間に崩れ流されて行く映像。

それは現実の映像でした。

 

4人家族の主婦(八千草薫)がまさかの不倫です。

とても衝撃的でした。

ドラマのストーリーと

マイホームが濁流に押し流される場面が

重なっていました。

 

いつも通過する多摩川という

身近な場所であること、

それで今もしっかり記憶しているのだと思います。

 

我が家も先週末から台風に備えて

庭の危険なものを撤去したり、

昨日は後片づけに追われてしまいました。

 

気を取り直して

平安朝香道の今月のお稽古は

「源氏物語」より「紅葉賀」(もみじのが)です。

 

紅葉の季節にはまだまだ早いのですが、

そろそろ生徒さんには構想を練って

創作に取りかかって頂かなければ

と思います。

 

どの部分を切り取ってくださいますでしょうか

毎回、とても楽しみにしております。

 

ところで「源氏物語」では「紅葉賀」について

次のように述べられています。

 

桐壺帝(光源氏の父)の朱雀院への行幸(ぎょうこう)が、

神無月(かんなづき)の十日に決まりました。

行幸に参加できない後宮(こうきゅう・皇后らが住むところ)

の女性たち(藤壺たち)のために

今回は特別に、帝の前で試楽(リハーサル)が行われました。 

 

光源氏が帝と帝の女御で光源氏の義理の母の藤壺

の前で舞楽を舞います。

実はこの時藤壺は源氏の子を宿しています。

 

 

源氏の正妻葵の兄である頭中条(とうのちゅうじょう)

と「青海波」の舞を舞う場面がクライマックスとなります。

 

なんと言うことでしょう!

光源氏の胸中は?

藤壺女御の胸中は?

 

古典の世界とはいえ読む方もハラハラ、ドキドキなのです。

 

紫式部は当日の描写もさることながら、

リハーサルの日の二人の胸中が

透けて見えるような筆致。

 

居合わせたもの皆涙するのですから

その舞楽の凄さが想像を絶するものなのです。

 

薫物(様々な香をはちみつで練り合わせ丸薬状としたもの)

で表現するにはどのようにしたらよいのでしょう。

 

どこを取っても興味深い薫物が出来そうですね。

 

 

今月のお稽古

平安の薫物を聞香なさりたい方は

10月26日(土)午後1時30分より

お稽古をいたします。

 

お稽古場

東急東横線日吉駅下車徒歩3分

詳しくはお問い合わせ下さい。

 

※こちらからどうぞ。

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