●香りのする夕顔はもう咲かないとあきらめていましたが・・・
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平安朝香道の朝倉涼香です
今日は「カレー粉を作る香料と和の香料の呼び方」
のはずでしたが
なんと昨日、夕顔の花の大きな蕾を見つけ
喜んでいたら
なんと夕方には
大きな真っ白な花が開いていたのです
今年はもう夕顔の花は咲かない
と諦めていたので
嬉しくて、嬉しくて
「源氏物語」の「夕顔」に登場する夕顔の花
ではありませんが、
「白花夕顔」の種として販売されていて
夕顔だとばかり思っていましたが
調べてみると、夕顔ではなく 「白花夕顔」と言う
ヒルガオ科の夜顔なのだそうです。
通称「夕顔」
ウ~~ン 紛らわしい
「源氏物語」に登場する夕顔の花は
ウリ科の一年草で若い果肉を
ひも状に細く切り乾燥させて
干瓢(かんぴょう)となります。
夕顔の花には香りがないそうです。
私が育ててみた白花夕顔、通称夕顔には
香りがありました。
この時を待っていたのです。
夜になると真っ白な花は暗闇の中で
今までよりもいっそう大きく
ほの白く光っているように思えました。
鼻を近づけるとほのかに香りが・・・
優しく静かに肌にしっとりとまとわりつくような
ベビーパウダーでしょうか?
たった一つしか咲いていないので
辺りに漂う香りではありませんが
まるで「源氏物語」に登場する夕顔の姫君のように
控えめながら内に情熱を秘めている香り
暗闇で白く光り、香りを放っているなんて
なんと妖艶な
そして朝にはしぼんでしまう
なんと怪しげ
朝起きるとやはりしぼんでいました。
香りを持っていることからすると
本来の「夕顔」よりこちらのヨルガオ科の「夕顔」が
「源氏物語」の「夕顔」にふさわしいのでは
などと思います。
とってもややこしい!
ヨルガオ科の夕顔は明治の始めに渡来したので
平安時代には存在していないのです。
因みに朝顔もヒルガオ科です。
今月のお稽古は
9月25日午後3時30分より
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