蓮の香りを確かめに、行田「古代蓮の里」に行きました | 横浜の香り教室 平安の香りと親しむ平安朝香道

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東急電鉄日吉駅3分にある平安の香りを創り楽しむ教室です。平安時代、貴族や「源氏物語」の主人公光源氏がたしなんだ香り創りや楽しみ方をご紹介。(by平安朝香道 朝倉涼香)

●蓮の香りを確かめに、行田「古代蓮の里」に行きました

 

ご訪問ありがとうございます

朝倉涼香です

 

行田市は今日も雨模様でしょうか?

古代蓮の花が雨に打たれ、花や葉が一斉に風に揺れる様子は、

極楽の景色?

なのでしょうね。

心なしか淡い芳香が漂っているように感じましたが、私の気のせいかしら?

 

蓮池の入口付近には多くの世界のハスが植えられていました。

 

心洗われるような白さ!

アメリカ白蓮です。(撮り忘れて写真なし)

 

花弁もしっかりとしています。

少し開きかけています。

「写真は後にしましょ」

そっと蓮の花に顔を近づけ香りを確かめてみました。

 

「何かしら、?この香り!」

 

ほのかな甘さ
優しい甘さ
キリッとした清々しさ
 
「あれあれ、あれでしょ!」
「そうそう、あれね」
「塗る薬」
「軟膏」
友人とこのような会話をしました。
結局答えは出たのですが、正解とまでは・・・。
 
香りに気をとられ写真に撮ることを忘れてしまいました。
枯れているものもありましたが、撮った何枚かをご紹介します。

 

真如蓮(しんにょれん)

 

白万万(はくまんまん)

 

誠蓮(まことばす)

 

天井蓮(てんじょうれん)

 

酔妃蓮(すいひれん)

 

 

大賀蓮(おおがはす)

 

明光蓮(めいこうれん)

 

 

韓国景福宮蓮(かんこくけいふくきゅうれん)

 

大賀蓮(おおがはす・古代蓮)

 

大賀蓮

まだまだ多くの蓮がありました。

ちょっと休憩!

 

いよいよ古代蓮の行田蓮を巡ります。

 

古代蓮としてよく知られているハスは、千葉県検見川の落合遺跡から昭和26年発掘されたハスの実から発芽し花開いた大賀蓮です。

二千年以上前の古代ハスとして有名です。

行田の蓮は、昭和46年古代蓮の里にほど近い場所で公共施設建設工事の際に出土した種が自然に発芽し、花開いているのを発見されたのです。

こちらも1400年から3000年前の蓮と言われています。

 

ハス池には、傘の列が遥か彼方まで続いていました。

 

頑張って早起きして来たつもりでしたが、初日の蓮の花は閉じ始めていたのかもしれません。

ハスの花が初めて花開くのは、午前6時で3、4センチ開いた後8時頃には蕾の状態に戻るそうです。

少し遅かったでしょうか?

6時頃訪れれば、花開く1日目の蓮の花がたくさん観られたことと思います。

初めて花開く蓮の花の満開は、午前6時から8時、早起きが勝負とのことです。

2日目は午前7時から9時の間に満開になり、また蕾の状態に戻るそうです。

 

3日目は2日目と同じように花開き、お昼頃には閉じ始め、閉じかけたまま朝を迎えます。

4日目は7時頃には、完全に花開き8時頃から散り始めお昼には全ての花弁が散ってしまうそうです。

 

蓮の花の命は4日。

たったの4日!

 

4日が短いと感じるので、蓮の花が清らかで美しく荘厳さが増すのかもしれません。

 

 

古代蓮は大きく、圧倒的に美しく清らかで花の風情が極楽浄土を思わせるのでしょう。

 

ずっと眺めていると違う世界にいるように思えてきます。

何度も何度も蓮の香りを確かめてみました。

柔らかで優しい甘さに刺激的な異国の香りも混じり、ちょっと複雑な香りがします。

ミツバチも花の香りに誘われて、花粉の衣を厚くまとっていました。

重くて飛べないのかもしれませんね。

 

香りの表現はとても難しく言葉ではなかなか伝えることが出来ません。

 

何人かの蓮園の方に蓮の香りについて伺ってみましたが、答えは

「良い香り」でした。

 

最後に出会った物が、蓮の香りそのままでしたのでまたご紹介いたします。

 

長いこと蓮巡りにおつきあい頂きましてありがとうございます。

今日の最後の

   花ひとひら

次回は蓮の花の香りとそっくりな物発見です。

そして展望タワーよりお送りいたします。

お楽しみに!