24日欧州連合(EU)の欧州委員会はミツバチが大量に減少する原因の一つとされるネオニコチノイド系の殺虫剤3種の使用を今年12月からEU全域で禁止することを決定しました。
2013年5月25日の日経新聞の記事です。
禁止された3種はクロチアニジン、イミダクロプリド、チアメトキサムです。
2000年代から報告されてきた蜂群崩壊症候群(CCD)ですが、10年以上経過して世界の一地域で禁止となりました。(すでに禁止している国もあります)
今、全世界で禁止に向けての活動が活発になってきています。
日本でも2005年と2006年に岩手でミツバチが大量死しました。
原因を調べてみると、カメムシを駆除するためにネオニコチノイドを散布していたことが分かりました。
2009年に農薬が原因で死んだとされるミツバチの九割以上、弱ったミツバチの七割近くからネオニコチノイド系農薬が検出されたということです。
日本でも農業用だけでなく日常の殺虫剤として生産されているんですね。
安全と言われている普段使っている殺虫剤にも使用されているなんて!
人間の脳神経に影響があることも報告されているのですが・・・
ゴキブリやアリ・コバエの駆除剤に、ガーデン用の殺虫剤に、犬猫の蚤取りに、
そしてシロアリ駆除剤、住宅建材にも使用されているなんて!
安心、安全と言われても・・・
蜂群崩壊症候群がやがて人類崩壊症候群にならないようにネオニコチノイドの毒性を心得ておく必要がありそうです。
ガーデニングをしていると確かに虫に効く殺虫剤は便利です。
以前は使うこともありましたが、今は虫が嫌がるハーブを植えたり、忌避剤を使用したりしています。
それでもなかなか思うようには行きません。
多少の虫食いは諦めて自然のままにしておくのも良さそうです。
殺虫剤を使わなくてもホッタラカシで何年も立派なミカンやユズが熟っていたんだもの・・・(去年は全くだめでしたが)
でも花開く前に蕾を食べられてしまうとほんとにくやし~~い
EUのミツバチや昆虫のために今回のネオニコチノイド系殺虫剤の禁止は、喜ばしいことです。
残念ですが、その点日本のミツバチたちはまだまだ安心して活動できる状況ではないんですね~
ミツバチたちが安心して日本国中を飛び回れるように早くなってほしいですね。
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