9月28日朝日新聞夕刊のニュースから
前回は、蜂蜜についての喜ばしいニュースではありませんでした。
upするはずの嬉しいニュースがすっかり遅れてしまいました。
9月28日朝日新聞夕刊のニュースは広島県神石高原(じんせきこうげん)町の高校生が東日本大震災で被災した宮城県宣理(わたり)町のイチゴ農家を支援する記事でした。
広島県立油木高校の産業ビジネス科3年生の9人は2年前から養蜂を始め、蜂蜜を販売しています。
この高校生たちは、昨年11月に宮城県美里町で開かれた食をテーマにした地域活性化の取り組みを高校生同士で競い合う「ごはんDE笑顔プロジェクト選手権」に出場し2位になりました。
選手権終了後、被災地を訪れ見学した高校生たちは、養蜂で支援できればと考えました。
後日、テレビで観た宣理町のイチゴ農家が、昨年の寒さで受粉用のミツバチで困っていることを知りました。
地元放送局の「夢の実現に60万円贈る」キャンペーンに応募し、見事資金を獲得。
地元の養蜂業者から買った2箱のミツバチから20箱に増やしました。
ミツバチを長時間運搬する場合、巣箱の中の温度が上昇しミツバチを失う例が少なくありません。
そこで町おこしグループの協力で宮城まで冷蔵トラックで運ぶことになりました。
10月4日午前に広島を出発、5日の午前には亘理町に受け渡す計画です。
高校生の善意が見事に花開きかけているのです。
ミツバチが無事に手渡されるといいですね。
もしかすると、宮城県亘理町のイチゴを私達も口にするかもしれません。
その時には、こんな物語が秘められたイチゴのことを想いだしてみましょう