前回ミード(はちみつ酒)をご紹介する時には、ミードを手に入れるのに随分と苦労しました。
東日本大震災の後でしたから、少しでも支援できたらと、東北で造られたトチのはちみつからできたミードを求めました。
今回、改めて探してみたら意外にも岡山の山田養蜂場にあったのです。
今では蜂蜜と言ったら「山田養蜂場」が真っ先に頭に浮かびます。
まさかミードもあるとは・・・。
このミード(はちみつ酒)は、日本人の口に合うように、山田養蜂場がヨーロッパの27種類もの中から選んだ伝統的な醸造方法でつくられているドイツ・クリッシャー社の「ミード」なのだそうです。
じっくり熟成させた完熟はちみつと、使用している水は、地元アイフェル火山地方の泉の水です。
その水は、ミネラル豊富でミード造りにはピッタリ。
酵母菌で発酵させたミードは美しい黄金色です。
とても美味しそうです
ミードは日本では、江戸時代の蘭学者・宇田川榕菴の著書『遠西医方名物考』にメーデ(ミードの音訳)として紹介されています。
この宇田川榕菴さん、岡山の山田養蜂場がある鏡野町(江戸時代の作州津山藩)の藩医だったんですって
奇遇、奇遇、時は巡り、平成の世に山田養蜂場さんは、200年前ミードを紹介した故郷の蘭学者に再び出会ったような気がするのではないでしょうか?
早くはちみつ酒を飲んでみなくちゃ