秋風に揺れる広~いコスモス畑に行ってみたいです。
きっと気持ちいいだろうな~
私達に甘~いハチミツを提供してくれる蜜蜂さん。
実は人間よりもなが~~い時を生き延びてきたのです。
ミツバチって一体いつの時代からいるのでしょう?
蜜蜂の出現は、私たち人間よりずっと以前、はるか1億5千万年前と考えられています。
1000年前といっても実感がわきませんけど、その10倍以上の1億年より、さらにもっと昔の1億5000万年前なんだそうです。
なぜそんなことが分かったのか。
残念ながら私が調べたわけではありません。
どこかの考古学者の方が、発見されたのです。
それも意外な方法で。
世界最古の蜜蜂の祖先が、ミャンマーの山奥で琥珀(こはく)に閉じ込められて発見されています
当然ですが、蜂の形のまんまで。
何と体には花粉まで付けていたそうです。
その地層は、1億年前のものだったとされています。
またまた1億なんて実感のない年数が出て来てしまってすみません。
でも、蜂の歴史を調べると1億年前となっています。
そんな昔の生物が閉じ込められていた琥珀。
ペンダントトップや帯留などアクセサリーに使われるあの琥珀(アンバー)です。
女性のアクセサリーとしてはおなじみですよね。
その中に閉じ込められていたなんて、とってもミステリアス
昆虫入りの琥珀はとても貴重なものです。(私も以前見たことがあります)
ところで人類の祖先はいつ頃出現したか。
大体500万年前だろうといわれています。
そして私たち人間の直接の祖先となるホモ・サピエンスになると、
数十万年前といわれています。
数十年じゃありませんよ。
「万」がプラスされて数十万年です。
ミツバチの祖先の出現に比べると、つい数分前の感じ。
ミツバチは、人類よりずっと昔からの先住民(?)なのですね~。
その祖先の蜂は、現在の蜂たちと違い、
シダ植物や裸子植物の葉などを食べていたのです。
いま考えると妙なものを食べていた感じですが、
その頃は地球がシダ類や裸子植物に覆われていたので、
蜂の祖先たちはそれをお腹一杯食べていたと考えられます。
そんな時代がかなり続き、次に動物を食べる「狩りバチ」が現れたとされています。
現在のスズメバチのような蜂たちです。
その頃はシダ類や裸子植物に加え、被子植物も現れはじめ、花の蜜を吸うミツバチが出現したのです。
それは現在私たちが庭や花畑、野原などで見かけるのと同じ姿をした蜂たち。
蜜を吸い、花粉を食べることによって、それらミツバチは高度な社会を形成する昆虫となりました。
そのお蔭で私達の祖先も、美味しいハチミツを手に入れることが出来るようになったのです。
ミツバチさんにも、そんな進化の歴史があったのですね~