プレイエルのダブルピアノ | フランス発 トワルドジュイのある暮らし -好きを生きる-

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大好きなトワル・ド・ジュイ Toile de Jouy の魅力を広めるためにフランスで起業。
私の好きなものをご紹介しています。


ボンジュール♪


今日は2週間に一度のピアノのレッスンの日でした。

ようやく今日で、「幻想曲さくらさくら」のレッスンが終了。

次の練習曲が決まりました。


次の曲は、モザー(モーツァルト)の

Sonate pour 2 pianos en ré majeur k448 1er mouvement

「2台のピアノのためのソナタ ニ長調 K.448 第一楽章」です。

のだめのカンタービレでおなじみの、のだめと千秋が一緒に弾いた曲です


マダムジュイは、のだめのカンタービレ(ドラマ、映画)が好きで、

のだめの影響で、20年ぶりにピアノを再会したといっても過言ではありません


この曲もそのうち弾きたいなと思っていた曲の一つで、

今回、ようやく練習することになりました。


この曲のフランスの教会での演奏会の動画を見つけました↓



フランスでは、教会の中での演奏会というのは、至るところで開催されており、

マダムジュイも何度か教会での演奏会に行ったことがありますが、

教会の中は、狭い空間の中に音が響き、雰囲気もあり、特に素敵な演奏に感じます



この2台のピアノのためのソナタを練習するにあたって、

マダムジュイのフランス人のピアノの先生マダム・エルが、

2台のピアノのための曲演奏に関するお話をしてくれました。



2台のピアノのための曲といえば、

マダムジュイはのだめで出てくる演奏風景しか頭になかったので、

2台のピアノを同じ方向に横に並べて、

連弾するかのように、2人が横同士に並んで弾くものとばかり思っておりました



でも実際は、上の教会での演奏会の動画のように、

2台のピアノの響板側のへこみ部分を組み合わせるようにして

2人の演奏者が対面する形で演奏するのが普通なのですね。


客席側から見て右側のピアノの屋根は完全に取り外し、

左側のピアノの屋根を斜めに開いて、2台分のピアノの音を客席側に響かせるため、

左側のピアノが重要な旋律(パート1)を奏でるのが通常だそうです。


ピアノ同士がくっついている形になるので、

それぞれのピアノの音がそれぞれのピアノに響くこともあり、

一人の演奏者がペダルで2台のピアノの音の響きを調節したりもするそうです。


昔、2台のピアノのための曲が流行った時代があって、

ショパンが愛用したことで知られるフランスのピアノメーカー、

プレイエル(Pleyel)がダブルピアノというものを作ったそうです。


ダブルピアノについて、こちらのページに写真つきで英語での説明が載っています↓
http://www.nettleandmarkham.com/double_piano.htm


こちらには、もっと鮮明なきれいな写真が載っています↓

http://www.periodpiano.com/gallery_pages/images/Pleyel_Double_Grand_Piano.html




このダブルピアノでの演奏の様子↓




ピアノも歴史をさかのぼると、興味深いことがいっぱいですね




それでは、また~。

オフヴォワール♪