見えないチカラでバチスタ回避? 2
平成18年7月29~30日の話の続き
夜のエコー検査までには、帰りたかった。ギリギリセーフ![]()
いつものように、エコーの機械が病室に・・・。
エコーの検査は、主に主治医ではなく、その右腕的存在のL先生と若手のO先生である。
主治医は一番偉いさんなので、忙しく要所、要所にエコーしてもらってた。
L先生『○太くん、こんばんわ。さぁーてと始めるか~』
いつもの段取りで始まる。
俺はいつも後ろで見せてもらってる。→全然、分からんけどね・・・![]()
何分か経った時・・・・・
L先生『・・・・ん?』
O先生『・・・・えっ!』
俺『はぁ!何?』 ドキドキ![]()
L先生『これは・・・・・。』
O先生『やっぱり、そうですよね!!ねー!?』
2人の先生はいつに無く、身を乗り出して画像を見ている。
少し興奮気味に、そして少し嬉しそうに・・・何かを話している。
会話の中に´´ダイナミック´´って単語だけが聞き取れた![]()
そこから、ずっとドキドキ。ドキドキ・・・。
検査終了後、先生からの説明が。
L先生『今まで、動きの乏しかった心臓の部分が活動的に動き出して来ています。大きな一歩です!』
いつも、冷静なL先生はこの時ばかりは、嬉しそうでした。
俺はこの時、握り拳で小さくガッツポーズをしていた。
その後、主治医から正式に説明。
決まっていたバチスタ手術のとりあえずの延期が告げられた。
当面、内科治療で様子を診る事になった。
向かいのじいちゃんありがとう!ええ事、早速あったわ![]()
見えないチカラでバチスタ回避?
平成18年7月29~30日の話
バチスタ手術が決まってから、インターネット等で調べてみる。
簡単に言うと、弱った心臓の筋肉を切り除く手術。
不安は募るばかり・・・。
そんな時、向かいの奥さんから一報が・・・。
奥さん『気を悪くしないで聞いて欲しいんですが・・・。』
俺『何ですか?』
奥さん『実は、うちのおじいちゃんが昔、石関係の仕事をしてたんですが、どうも○○さん(うちの家)の家に、
色々と嫌な事が起きるのは、表札のせいと違うかなって言うんです。』
俺『表札?って何がいけないんですか?』
奥さん『○○さんの家には同じ名字の表札があるでしょう。その黒い方の表札は、外した方が良いそうなんです。』
確かにうちには、色々訳があって2つ表札が・・・・・。
奥さん『その外した表札は、ご先祖のお墓に埋めるのが1番良いそうです。』
そんな、話を聞いた俺は、一目散に表札前まで。
カナヅチとドライバーで何の躊躇も無く、ゴンゴンゴン!!
玄関の柱はボロボロ・・・。
それを持って、2時間掛けて先祖のお墓に・・・。![]()
お墓参りは、入院してからこれで2回目。
もろ、苦しい時の神頼み・・・
。
埋め方もよう分からんから、向かいのおじいちゃんにまた電話で聞いて![]()
向かいのじいちゃん『わし、今から行ったるわ![]()
』
さすがに俺『大丈夫ですよ・・。遠いし場所も分からんし、電話で教えてください。』
おじいちゃん、ありがとうな。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。
(この、おじいちゃん、後に皮膚がんで息子と同じ病院に入院。病室もベットの都合で同じ病棟の同じ4階・・・。)
何とか、表札埋めて、帰り支度。
行きは送迎バスがあったが、帰りは夕方でバスがない・・。山道を30分歩く・・。![]()
実はこの時37・5度の熱があった・・。病室の体温計を何気に計ってわかってんけど、
気が張ってる時って、全然しんどく無い!!!(病は気から)
夜になって病院に到着ー![]()
![]()
その日の夜のエコー検査に間にあった。
入院中の思い出
平成18年の話
長男が入院してから、色んなツライ治療や検査と色々あったけど、○太は、ほんまよく頑張りよった![]()
注射に点滴。エコーにレントゲン。あと何やよー分からん検査とか・・・。
我が子の自慢する訳や無いけど、たいした男や![]()
ただ、○太の苦手なもんは、『薬』・・・![]()
もともと、薬が嫌い。
それでも、毎食後には、たくさんの薬が待ってる・・・。
タナドーパ・セロケン・ラシックス・アルダクトン・レ二ベース・ジゴシン。
いつもは、笑顔の○太やけど、薬の時間になると、ブルー![]()
粉薬はマシやけど、錠剤が苦手らしい・・・。
どうも、のどに引っかかるみたい・・・。
いつも、薬とニラメッコでなかなか口まで運べない・・・。
看護師さんにも苦労を掛けました![]()
そんなある日、いつもと同じで薬に苦戦中・・・。
俺は『焦らんと気長にな
』
息子『・・・うん・・』
10分経過・・・。20分経過・・・・。30分経過・・・・・。1時間経過・・・・。ついに2時間経過・・・。![]()
手に薬を持ったまま、ずっと・・・。
その間、看護師さんが交代で応援![]()
俺、イライラ
辛抱たまらん!『はよ!飲めや
』
息子『
うん・・・。分かった・・。』
意を決して、一気に・・・。
その瞬間!
『おえっー![]()
』
ベットも服もゲロまみれ・・・・。
薬は色々飲むから、間隔あき過ぎて吐くとどこまでが胃の中に入ってるかが分かり難い・・・。
俺『何しとんねん!!お前、薬飲まんかったら、死ぬんやぞ
』
息子『ごめん・・・なさい。』
って、ゲロまみれの服を脱がすと、そこには首から2つも点滴を付けられて、食事制限ですっかりやせ細った
息子の姿・・・・・・・・。
野球で明け暮れた時の面影もない・・。
申し訳なさそうに、俺の顔をじっと見つめている・・・。
息子の前では絶対に泣かんとこって思てた俺は・・・。
『ごめんな・・・。本間に、ごめんな。つらいのはお前やんな・・・。』
申し訳ない気持ちで、泣いてしまった・・・。
あの時の姿は一生忘れられん・・。
そして一言、『父ちゃん、泣き虫やな
』
その言葉で親父は救われた・・・・
。