今回もまた、競技かるたについて書いていきたいと思います。
かるたを暫く続けていると、自分の『得意札』というものがでてきます。
得意札とは、他の札と比べて聞き取りやすい、取りやすいと感じる札です。自分が好きな歌の札を得意札にする人も多いですが、理由は人それぞれであったりします。
ここで、私の得意札を紹介しようと思います。
私の得意札は
つき
月見れば千々に物こそ悲しけれわが身ひとつの秋にあらねど
つく
筑波嶺の峰より落つる男女川恋ぞつもりて淵となりぬる
の二枚です。これには2つ理由があります。
理由1 聞き慣れている音
この二枚の札は、どれらも「つ」から始まるという共通点があります。
実は私の名字はこの「つ」から始まります。
例えば、授業中に居眠りしてしまったとします。うとうとしていても、先生に自分の名前が呼ばれるとハッと目が覚めて起きませんか?
それと同じで自分の名前の先頭の文字はとても反応しやすい音になります。
普段から名字で呼ばれたり、名字からとったあだ名で呼ばれたりすることが多い私にとってこの「つ」という音は聴き慣れている上、反応しやすいです。
理由2 決まり字が短い
また、この2つの札は決まり字(前回のブログをご参照ください)が2文字、つまり、2文字目が読まれたら確実にこの札だと判断することができる札になります。
私は音に反応した後、手や体が先にでる感覚派なのでじっくり聞かなくても取ることができる短い決まり字の札の方が好きです。
また、この2つの札が並んで置かれていた場合、決まり字が一字目の「つ」になります。
この場合、相手にも取られやすくなりますが、自分も取りやすくなります。
私は短い方が好きなので一字決まりになったら内心とても嬉しいです。
今回は私の理由を主に説明しましたが、
理由やタイプは人それぞれあるので色々な人に聞いてみると違いがあって面白いと思います!
もし周りに経験者の人がいたら聞いてみてください!