Perfumeの曲のうち、歌詞に「メール」を含むのは4曲のみのようだ(Uta-Netでの歌詞検索による)。すなわち、「ナチュラルに恋して」「MY COLOR」「575」「不自然なガール」。
 どれもアルバム「JPN」の収録曲なのは偶然ではあるまい。この時期、Perfumeは等身大の女の子イメージを前面に打ち出し、同世代(とりわけ女性)のファン獲得を狙っていたと思われる。若い女性の日常生活を描写するうえで、メールはありふれた題材であった。
 ユニバーサル移籍後、楽曲のテーマはいくぶん日常離れし、歌詞も具象性が薄れた。「Spring of Life」のPVであ~ちゃんは旧式の固定電話で話している。メールが再び歌詞に取り上げられる日は果たして来るのか。

 なぜ「メール」について調べたかというと、Perfumeの曲の一部をスマホのメール通知音にしたかったから。若干の作業の末、ナチュ恋の1分11秒00から1分13秒10までを使うことにした。
 今年読んだ小説で最高かも。ただし、刊行は2012年。なぜこの本を読むことにしたのか、よく覚えていない。Amazonのサイトで適当な本はないかと探している間に偶然巡り遭ったと思われる。

 英語が比較的わかりやすい。舞台がイギリスなので当たり前だが、雰囲気はイギリスっぽい。V&AがVictoria and Albert Museumのことだとすぐにわかる人にお薦め。もっとも、著者はオーストラリア人だが。

 ストーリーは2、3度ドンデン返しがあり、それはそれで楽しめる。だが、心動かされるのは、私の常だが、ストーリーより場面場面の断片的な美しさ、哀しさだ。同じ著者の別の小説について、ある新聞の書評が「beautifully written」と書いていたのを見付けて、我が意を得た気がした。

 そういえば、Amazonのあるレビュアーは、「映画化するなら主役はエマ・トンプソン」と書いていた。それもいいかも、と思う。
 ぐるんぐるんのセットリストはライブ初参加組にはちょっとディープすぎる。その分、コアなファンの満足度は高かったと思われる。ファンクラブ会員限定ライフででもなければ見られないと思っていたレパートリーが何曲も披露されたのだから。特に代々木のアンコール曲は圧巻だった。

 Aerodynamikさんいわく、『(前略)「ぐるんぐるんツアー」は、「LEVEL3」の時代すら追い越す強烈なスピードに振り落とされたファンの目線にもう一度立つ仕事だった。そしてPerfumeはまた政治の場に戻る。』

 政治とは、意訳すれば、Perfumeをアメリカで売り出すためのビジネス戦略を指す。ぐるんぐるんが終わり、いわゆる全米デビューに続いてWorld Tour 3と、政治の季節は深まっていく。
 
 だが、私は楽観的だ。日本に戻ればまたすぐに疑似ファンクラブトゥワーのようなライブをやってくれると根拠もなく予想している。

 実際、遅れて来たファンとしては、生で見たい曲が少しばかり残っているのだ。たとえば、Night Flightと、GAMEと、edgeと、不自然なガールと、できればシャンシャンシャンと、まだ何かあったような…。
 2010年に堀北真希さん主演のジャンヌ・ダルクを見た。そのときのチケット購入記録をもとにイープラスから今回公演の案内が6月に届き、すぐにチケットを買っておいたのである。
 今回主演の有村架純さんのことはほとんど知らない。あまちゃんも見ていなかったので。

 芝居が始まってから暫くは、有村さんが堀北さんに見えて仕方なかった。ただし、有村さんのほうが声は2、3音低く、身振りと表情は2、3割強調されている。
 見た目は堀北さんのほうが華奢だったように思えるのは何故か。そして、堀北ジャンヌの痺れるような凛々しさが有村ジャンヌに若干足りないように思えるのは何故か。
 それでも、有村さんが相当な芸達者であることは素人目にも覗える。選ばれし逸材にジャンヌのバトンは確かに受け継がれた。

 物語は「ジャンヌ1点豪華主義」なので、ほかの役はほとんど見るべきものがない。特に腑抜けの王様役(前回は伊藤英明さん、今回は東山紀之さん)はいささか気の毒だ。
 そんななか、ベッドフォード公役の山口馬木也さんとタルボット将軍役の上杉祥三さんに好感を覚えた。上杉さんは私よりだいぶ年上だと知り仰天した。

 カーテンコールの最後、堀北ジャンヌは舞台の隅へ小走りに近付いたところでふと止まり、くるりと踵を返して舞台前方中央へひとり戻り、再び客席に挨拶した。その仕草が無性に格好良かったので、今回も当然踏襲するものと思い込んでいたのだが、有村ジャンヌはふり返ることなく姿を消してしまった。あの所作は堀北さん独自の創意だったのだろうか。
あ~ちゃんにお願いがあります。
あ~ちゃん好きの人を表す「ぴたっち」(2分30秒くらいから)ですが、元の「ぴったんこ」に戻してもらえませんか。

「ぴったんこ」は、あるファンがインターネットの掲示板に2007年に書き込んだ「あ~ちゃんのおててとぼくのおててがもうすぐぴったんこ」が由来といわれています。
このファンは書き込みの2週間前まで、あ~ちゃんに興味がなかったらしいのですが、なぜか突然ファンになって、握手会にまで出掛けたようなのです。

握手会といえば、昔、手や顔がブツブツだらけで、周りの皆が驚くようなファンの手を、あ~ちゃんが両手で握りしめて、満面の笑みで話しかけていたというエピソードも、ファンの間では有名です。
ファンが語り継いでいる、こんな伝説を残すためにも、「ぴったんこ」に戻してもらえませんか。
 今朝、ベランダに出るとキンモクセイの香りがした。昨日は気付かなかったのに。キンモクセイは毎年、ある日突然香りだす。それも街中一斉に。
 ネットで調べたら、キンモクセイ開花情報というサイトがあった。そこの情報では東京近辺の数カ所で昨日から香っていたとのこと。今年は早々に涼しくなったため、例年より開花が早いらしい。
 キンモクセイはPerfumeの3人が好きな香り。3人ももう気付いているだろうか。
25日のめざましテレビ、あ~ちゃんの涙にまたやられた。スタッフに対する感謝の言葉を公の場で口にするタレントは他にもいるだろうが、テレビのインタビューで涙まで浮かべる人はそうそういまい。あの映像を見て「クラッ」ときた一般視聴者はPerfumeファンになる素養がある。

そんなメンタリティを持つ人には、こんなあ~ちゃんも見てほしい。

Perfume~SEVENTH HEAVEN イイ気分♪~
(2007年11月8日@LIQUIDROOM ebisu)
文字どおり開幕の瞬間から泣いている。

Perfume LIVE @東京ドーム 「1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11」
(2010年11月3日@東京ドーム)
左手で顔を押さえる場面が印象的。

Perfume 3rd Tour「JPN」 打ち上げ公演! 海パーン!!!
(2012年5月26日@宜野湾海浜公園屋外劇場)
「あー、あー、涙で」と、あ~ちゃんを気遣うのっちが素敵。

ほかにもGAMEツアー最終日のサプライズ場面など、挙げていくときりがない。あ~ちゃんの泣き顔をおかずに、白ごはんピザを3枚お代わりできそう。

一方、のっちの涙はこれに尽きる。

Perfume Second Tour 2009「直角二等辺三角形TOUR」追加公演最終日
(2009年10月30日@横浜アリーナ)
※5分ごろから

泣かない女を自認するのっちが、このときはなぜこんなに泣いたのか不思議。白ごはんピザMサイズもう1枚お代わり。

かしゆかの涙は、決定的な絵柄がどうしてか思い浮かばないが、音声のみならこれ。

SCHOOL OF LOCK 2010.11.11 
※63分ごろから

ついでに、こちらの音声版はあ~かしともに泣きすぎてラジオなのにしゃべれず。

Perfume LOCKS! 2009.05.21
※11分20秒ごろから

さて、ぐるんぐるんツアー最終日のサプライズ企画時の3人の涙は、会場のモニター越しでもうかがえたが、テレビ映像では一層はっきり確認できた。来月のWOWOW、そしてそのうち発売されるであろうblu-rayでも見ないわけにはいきませんな。
 サプライズ企画手順はこんな感じ↓↓


 そして、完成予想図はこんな感じ↓↓


 A3判の用紙はライブ中の置き場所にちょっと困る。アリーナ席は椅子の上に置いている人が結構いたので、メンバーはライブ中に「何か変なものがある」と気付いたかも。
 「Stand by」が出る正確なタイミングがわからないし、出たらすぐ椅子に座らなければならず、割と難しい。3人は最初、描かれた文字がわかりづらそうだったが、じきに判読できて目出度し目出度し。
 ただし、3人へのインパクトからいうと、人文字の直前にモニターに映し出されたメジャーデビュー以降の記録映像振り返りのほうが大きかったようだ。微かなカオリのインストをバックに、2005年から1年ごとに懐かしい場面が続く。見終わったときには、3人とも涙涙涙。こちらもちょっともらい泣き。
 その前のアンコール曲は、半信半疑で予想していた「リニアモーターガール」と「願い」がアタリ。その間に「Perfume」が入ったのはまったく予想外の喜び。なんと、もっさんのリクエストだとか(そういえば、最初のMCのとき、あ~ちゃんが「今日は、もっさんのためのライブ」と言っていた)。もっとも、「Perfume」は代々木2日目のアンコールでもやったようだ。
 今日の席はスタンド北1階B9列。メインステージからの距離は、本ツアーを全7公演見たなかで最も遠い。でも、宮城公演で超良席を割り当ててもらった後だけに、何の不満もございません。
 ツアースタート前はヘビーに思えた7公演観覧だったが、とうとう今日で終わってしまった。しばらくライブを見られないと思うと早くも寂しい。ニューヨーク公演のライブビューイングはあるのだろうか。
 席はスタンド南2階E4列。客席の傾斜がかなり急なので、すぐ下の1階席を覗き込むとちょっと怖い。前列のお客さんの頭が視界を邪魔しないため、ほぼ正面に位置する出島を見るときは好都合だ。
 今回のツアーも6度目の観覧とあって、曲順も演出もだいたい頭に入っている。ツアー序盤は構成の完成度が低いように感じたが、そんなことはだんだんどうでもよくなり、東京公演に至ってライブをますます楽しめるようになったのは我ながら喜ばしい限りだ。
 最初のMCであ~ちゃんが、5年前の代々木Disco×3は目標としていたBudouka…anの後にアルバムも出さないタイミングでなぜ行うのか当時理解できず、その後に代々木を敬遠するようになってしまったと説明。今回はそんな思いを断ち切りたいと、グループ分けは「後悔」(こ・う・かい)→「払拭」となった。
 Disco×3開催にとまどいが大きかったことはこれまでも語られており、そのとまどいが5年前は「見捨てんでね」発言につながったわけだが、5年後に「後悔、払拭!」と叫ばせるほどわだかまりになっていたとは少々意外。一方で、音楽事情に詳しいファン(私のことではない)ほど、Budouka…anよりDisco×3を評価していたように思えるのも、考えてみれば皮肉だ。
 もうひとつ意外だったのは、あ~ちゃんが「東京のお客さんはおとなしくてびっくりした」と言ったこと。後になって、「それだけ私たちのことを待っていた、私たちのことを注目してくれているということ」とフォローしていたが。
 2階席にいた感じでは、開演前の拍手などはむしろ他会場より大きく聞こえたし、ライブ中の歓声も遜色なかった。もしかして、ステージと客席で音の届き方が違うとか、残響が他会場より小さいとか、会場音響が影響しているのか。そういえば、あ~ちゃんはグループ分けのときのコールもすっと収まると言っていた。
 ライブ終盤で、他会場にはなかった代々木独自の演出。本ツアー初参加組が多そうな周りのお客さんと、ここだけは同じように驚く。
 「みんなが『海外なんて行かないで』と言うなら、私たち海外に行かないよ」とあ~ちゃんは言った。客席から「行かないで」という声が飛んだ。あ~ちゃんは、さすがにすぐに「海外に行きます」と言い直していたけれど。
 米国進出が3人のためになるのなら、ファンは喜んで「行っておいで」と言うのだが、本当に3人のためになるのか心配なので、ファンはつい「行かないで」と思ってしまう。そもそもユニバーサル移籍(とそれに伴う諸々の変化)が本当によかったのか、と皆が多かれ少なかれ訝っている。
 Aerodynamikさんは最近の状況を「政治」と表現した。あ~ちゃんは海外進出の理由を「私たちを待っている人の元に行きたい」「日本のかっこいい音楽を海外に伝えたい」と言っている。前者の理由だけならWorld P.T.A.版ファンクラブトゥワーでよさそうなものだが、後者のためには「政治」の力が必要なのだろう。でも、それは本当に3人のためになるのか。
 3人の周りには3人のことを何よりも大事に思っている人たちが今も見守っている、と信じたい。そうした人たちが、必要とあれば「政治」の力に抗ってでも3人を守ってくれる、と信じたい。