席はスタンド南2階E4列。客席の傾斜がかなり急なので、すぐ下の1階席を覗き込むとちょっと怖い。前列のお客さんの頭が視界を邪魔しないため、ほぼ正面に位置する出島を見るときは好都合だ。
 今回のツアーも6度目の観覧とあって、曲順も演出もだいたい頭に入っている。ツアー序盤は構成の完成度が低いように感じたが、そんなことはだんだんどうでもよくなり、東京公演に至ってライブをますます楽しめるようになったのは我ながら喜ばしい限りだ。
 最初のMCであ~ちゃんが、5年前の代々木Disco×3は目標としていたBudouka…anの後にアルバムも出さないタイミングでなぜ行うのか当時理解できず、その後に代々木を敬遠するようになってしまったと説明。今回はそんな思いを断ち切りたいと、グループ分けは「後悔」(こ・う・かい)→「払拭」となった。
 Disco×3開催にとまどいが大きかったことはこれまでも語られており、そのとまどいが5年前は「見捨てんでね」発言につながったわけだが、5年後に「後悔、払拭!」と叫ばせるほどわだかまりになっていたとは少々意外。一方で、音楽事情に詳しいファン(私のことではない)ほど、Budouka…anよりDisco×3を評価していたように思えるのも、考えてみれば皮肉だ。
 もうひとつ意外だったのは、あ~ちゃんが「東京のお客さんはおとなしくてびっくりした」と言ったこと。後になって、「それだけ私たちのことを待っていた、私たちのことを注目してくれているということ」とフォローしていたが。
 2階席にいた感じでは、開演前の拍手などはむしろ他会場より大きく聞こえたし、ライブ中の歓声も遜色なかった。もしかして、ステージと客席で音の届き方が違うとか、残響が他会場より小さいとか、会場音響が影響しているのか。そういえば、あ~ちゃんはグループ分けのときのコールもすっと収まると言っていた。
 ライブ終盤で、他会場にはなかった代々木独自の演出。本ツアー初参加組が多そうな周りのお客さんと、ここだけは同じように驚く。