これはアニメ

『Steins;Gate(シュタインズゲート)』

自分用メモです。

 

「前半」はこちら

 

第15話「亡環上のネクローシス」

鈴羽がジョン・タイター。

2036年では世界をSERNが支配。反逆すると殺される。

鈴羽の父が残したタイムマシンで2010年7月28日へ。

@チャンネルで書き込みした「栗悟飯とカメハメ波」が紅莉栖と判明。

未来の紅莉栖はSERNのタイムマシン開発に協力したと聞かされる。「タイムマシンの母」

未来の岡部はテロリスト。2人とも2036年には死んでいる。

最初のDメールがSERNの傍受に引っかかり、岡部がマークされた。岡部の電話レンジを奪われて、SERNがタイムマシン開発に成功する。

SERNのデータベースに残っているそのメールを消せば未来が変わるはず。そのためにIBN5100が必要。

鈴羽は1975年に行って、IBN5100を手に入れて岡部に託すつもりだった。

2010年に立ち寄ったのは父を探すため。

タイムマシンが壊れて動かない!?

警備に見つかり、岡部が陽動作戦。

紅莉栖「未来がどうだったか知らないけど、今はあなたと同じラボメンなのよ」

この前の雷雨で壊れた。あの夜、鈴羽を引き留めたばかりに……。

タイムリープマシン完成時に戻り、そこから48時間前の11日14時に飛ぶのが最大跳躍。

  • ここで大事なことは「1回の跳躍幅が48時間」で、タイムリープ完成時の8月13日14時から遡って、「8月11日14時までしか戻れない」の2点。タイムリープマシンさえ無事なら、1ヶ月後からでもタイムリープを15回繰り返せば720時間戻れるので、8月11日14時に戻ることは可能。

2日かけて鈴羽のタイムマシンを修理する。

★★岡部がタイムリープ。

2010年8月11日13時59分

すぐに事情を話して修理に向かう。

切羽詰まった岡部の様子にダルも本気になる。

「ラジカル少女オミットちゃんのセル画」

ダルは修理、紅莉栖はタイムリープマシン完成へ。

阿万音は母方の姓。

ピンバッジを拡大。「OSHM※※※A 2010」

  • ラボメンの頭文字が入っている。鈴羽は父の形見としてこれを持っていたが、作ったのは岡部のはず。※※※の3つの余白は「K(桐生萌郁)」「U(漆原るか)」「F(フェイリス)」なので「3人が加わったことを観測できた人物」しか作成できないため。

鈴羽の父を探すまゆり。

2010年8月11日17時51分

タイムマシンの構造が電話レンジに似ていると言うダル。

  • 自分が作ったものだから当然。

鈴羽は父親に会ったことがない。遺書で父がタイムマシンを開発していたこと、2010年の秋葉原にいることを知った。

未来ガジェット2号機「タケコプカメラー・オルタナティブエディション・バージョン2.67」 改良したようなネーミングだが初期型で、CCDカメラも回る不具合がある。「ネーミングはバージョンも含めてダルの趣味で、とくに意味は無い」

  • ダルもかっこつけた名前にしがち。タイムマシンの名前のところで伏線回収される。タケコプカメラーは紅莉栖への土産で再登場。

ダイバージェンスメーターの数字が1%を越えたら未来が変わる。

2010年8月12日14時20分

ピンバッジの出所を調べて回る。露天商にメルアドを教えた。

まゆりがチラシで誘拐事件をでっちあげて父親探し。

ダルにドクペを差し出すと、「ここはキンキンに冷えたノンカロリーのコーラだろう常識的に考えて」

  • ドクペでもいいがダルは冷たいコーラが飲みたい気分だったらしい。タイムリープ後に心境の変化があった岡部は要望通りキンキンに冷えたノンカロリーコーラを持って来る。

まゆりが鈴羽とダルがお似合いだと言う。

  • まゆりの勘は鋭い。2人は未来の親子。

まゆりがタイムマシンが2人乗りならよかったのに、と言う。

  • 23話に出てくるタイムマシンは2人乗り。

鈴羽が岡部に感謝の気持ち。「君たちと一緒にいられて良かった。きっと、未来を変えてね。今みたいな自由な世界に変えて」

  • 鈴羽のタイムマシンの秘密を知ってしまったタイムリープ後に、岡部が先に「きっと未来を変えてやる」と誓った。

露天商から電話が入る。

 

 

第16話「不可逆のネクローシス」

急いで駆けつける岡部たち。

「そいつはバレル」バレル=樽みたいな男。

岡部がタイムリープ。露天商に依頼した現場に戻る。

2010年8月11日18時35分

露天商を見張って父親が依頼に来るのを待つと、ダルがやって来た。

ダルは善意でピンバッジを偽造しようとしていた。

あのタイムマシンは過去にしか飛べない。1975年に行ったらもう戻って来られない。

キンキンに冷えたノンカロリーのコーラをダルに差し入れ。ダルがお礼を言う。

鈴羽が岡部に感謝。

鈴羽「きっと未来を……」岡部「きっと未来を変えてやる!今みたいな自由な世界に変えてやる!」「思い出を作ったことを後悔してないか?別れが必然ならば、最初から俺たちと仲良くならなければよかったと後悔していないのか?」

2010年8月13日15時7分

タイムマシンが直った。

タイムマシンの名前「FG204」は父が命名。

自転車も一緒に乗せる。

  • この自転車が後で再登場する。

まゆりが鈴羽の父がダルだと指摘する。

ダル=樽のダジャレ。

FG(フューチャーガジェット)未来ガジェットのこと。

「FG204セカンドエディションバージョン2.31」というネーミングセンス。

ダルに「お父さん」と言う鈴羽。

「未来を変えてほしい」「35年後にまた会おう」「君たちにとっては数時間後か、アハハッ」

鈴羽がタイムマシンで1975年へ移動。

OSHMは岡部、椎名、橋田、牧瀬の頭文字。

メーターの数字が変わっていない、世界線が変わっていない。

この時代にいる鈴羽は54歳。

ミスター・ブラウンから手紙を渡された。10年前に亡くなった橋田鈴の手紙。「失敗した失敗した失敗した失敗した――あたしは失敗した」

マシンが完全に直っていなくて24年間記憶を失ってしまい、IBN5100を手に入れられなかった。

あの日、Dメールで鈴羽を引き留めたからタイムマシンが壊れてしまった。もしもあの時に戻れたら、今度は引き留めないでほしいという……。「こんな人生、無意味だった」

ミスター・ブラウンから鈴羽の最期を聞く。鈴羽は首吊り自殺。記憶が戻ってから精神が不安定になった。

自分を責める岡部。あのまままっすぐ1975年に飛んでいたら……。

あのDメールを「無かったこと」にしたら、今までの鈴羽との思い出も「無かったこと」になる。それでも――!

岡部が過去の自分に鈴羽の尾行をやめるようにDメールを送る。

【0.409401】α

ミスター・ブラウンに橋田鈴のことを聞く。鈴羽は病死に変化。

自転車が家にある。

「巡り巡って人は誰かに助けられて生きている。だから君もいずれ誰かを助けてあげなさい」

橋田鈴の持っていたダイバージェンスメーターを渡される。数値が変わっている。

鈴羽はこの数値を変えることができたのか気にしていた。

襲撃の夜なのに地下鉄テロもなく、まゆりも無事。

まゆりは救われたのか?

 

 

第17話「虚像歪曲のコンプレックス」

2010年8月14日19時37分

「あれぇ~?まゆしぃの懐中止まっちゃってる」1日遅れの襲撃。

岡部がタイムリープする。

2010年8月13日17時

屋上で紅莉栖にタイムリープのことを話す。

アトラクタフィールドアルファからベータに行けばまゆりは助かる。そのためにはIBN5100を手に入れてSERNのデータベースにある岡部のメールを消すしかない。

過去改変したDメールを遡って取り消していけば……。

「ありがとう紅莉栖」「紅莉栖って呼ばれたこと、私忘れちゃうんだね」

岡部がタイムリープする。

2010年8月13日16時17分。

  • タイマーが2011年で止まるのは作画ミスか。

フェイリスのDメールを取り消すことに。

UPXで雷ネットABグラチャンの決勝戦で優勝したフェイリス。

4℃(シド)の「ヴァイラルアタッカーズ」に追われているフェイリス。

今のフェイリスにはDメールを送った記憶がない。

メイクイーンのあったラーメン屋でフェイリスの中に記憶が流れ込む。

10年前、パパが死なないように過去を変えた。

殴られる岡部。パパが助けに来る。

橋田鈴からパパにIBN5100が渡ったが、フェイリスが誘拐されてIBNを手放した。

フェイリスが感謝。「凶真は私の王子様だよ」

10年前、8歳の誕生日にパパが仕事で構ってくれなくて、Dメールでフェイリスが誘拐狂言、身代金1億をIBN5100で立て替えた。

  • IBN5100を買い取ったのはSERNだと思われる。

フェイリスも別の世界線の記憶がある。

誘拐は冗談とフェイリスの父の携帯にDメール。

【0.456914】α

明るいフェイリスに岡部「すまない」

やっぱりIBN5100は無かった。

ラジ館のタイムマシンも無い。

 

第18話「自己相似のアンドロギュノス」

るかに本当は男だったと告げる。

2010年8月13日15時31分

落ち込む岡部に「カップ焼きそばの湯切りに失敗して麺を全部ぶちまけたような顔」と紅莉栖。それに対し「必死でためたスタンプカードを使おうとしたら有効期限が切れていたような顔」と返す岡部。

るかを泣かせてまゆりが怒る。

紅莉栖と相談。

内容はわかっているので自分がDメール送ってもいいが、るかの承諾なしには戻せない。

るかから呼び出し。「戻るかわりに恋人になってください」明日1日デートする約束。

紅莉栖にデートの相談。

紅莉栖「バージンで悪いか!」

ダルと紅莉栖とでデートプランを練る。

「メリケン処女」「はいはい童貞乙」

ハンカチの使い方を聞かれ、「今でもあなたのことを待っています」「それは幸せの黄色いやつ」

紅莉栖発案「オペレーション・ヴァルキュリア」(岡部とるかのデート監視作戦)

ぎこちない初デート。アリボリーのジャケットと赤ネクタイ岡部。ダルと紅莉栖が尾行。

8月14日、今日は特許記念日。

岡部とるかが初めて会った時、カメラ小僧に絡まれていたるかを岡部が助けた。るかが男だと知って「お前が男だろうが女だろうが関係ない。そんなことどうでもいい」

るかにも前の世界線の記憶がぼんやりある。

ポケベルの番号をもらう。

まゆりにデートしていた岡部が岡部じゃないみたいだったと言われ、岡部「その通りだ。あんなの俺じゃ無い。あれではるか子は俺とデートしたとは言えない。まだデートは終わってない」

妖刀五月雨を素振り。

IBN5100は無い。去年の正月に倉庫の掃除中、IBN5100を壊してしまったと告白する。

  • 女の子になったから筋力が足らなくて落としてしまった。

「エル・プサイ・コンガリィ」

るか「こんなにつらい気持ちを味わうんなら、女の子になりたいなんて願うんじゃなかった!」

るかの母のポケベルに野菜の件をごまかすDメールを送る。

【0.523307】α

「……だが、男だ」

  • ギャグで言っていたこのセリフがここで一転して悲しい意味に変わる。

 

 

第19話「無限連鎖のアポトーシス」

萌郁が飛び降りを……。

OP

2010年8月15日20時3分

紅莉栖と相談。

まゆりが明日死ぬ。デッドラインを知りたい。

萌郁のDメールを取り消さないと。

コミマには紅莉栖が同行。

紅莉栖「忘れないで。あなたはどの世界線にいても一人じゃない。私がいる」

萌郁を探す岡部。

ハイツホワイト202で萌郁が自殺?

紅莉栖から電話。19時52分にまゆりが死ぬ。

★★★岡部がタイムリープする。

2010年8月11日17時36分

  • 8月16日から5日前にタイムリープしているが、「1回の跳躍幅が最大48時間」というだけなのでここでは3回タイムリープしたのだと推測できる。

☆牧瀬プリンに戻る。素直に謝る岡部に拍子抜けする紅莉栖。

アパートに行くとFBを連呼する萌郁がいた。

強引に萌郁の携帯を奪って紅莉栖に電話レンジ起動スタンバイ。

萌郁の携帯で「機種変すべき」とDメールを送った。だがリーディング・シュタイナーは発動しなかった。

携帯が変わっていない!?萌郁の送ったDメールの内容が違うと気づいた。

  • ここで岡部は取り上げた携帯がDメールを送った時と同じ携帯だと気づく。「4日前に機種変した」という萌郁が「機種変するな」とメールしたのなら、その時の携帯と今持っている携帯は違っていなければならない。

「返せ!」とドアを殴る萌郁。取っ組み合いに。

下の住人が怒って上がって来たのでとっさにキスで口をふさぐ。噛まれる。

  • 岡部のファーストキス。

2週間前に受け取ったメールの内容は?

FBを裏切らない萌郁に、お前は捨てられると予言する岡部。

死のうとしていた萌郁を救ったのがFB。

「4日後、お前はこの部屋で自殺する」萌郁が号泣。

FBとは会ったことが無い、顔も声も知らない。

自殺しようとした萌郁に居場所をくれたFB。

萌郁が先に神社のIBN5100を盗んでいた。

7月31日11時に向けて、岡部が「神社に行くな」とDメールしたが変わらない。

FBのメールでないと萌郁を動かせない。

岡部「俺は世界にあらがう!まゆりを、必ず救ってみせる!」

大ビル前のコインロッカーにIBN5100があると言う萌郁。

 

 

第20話「怨嗟断絶のアポトーシス」

2010年8月12日0時41分

バールを持つ岡部。

紅莉栖は冷静に止める。そんなことをしてもIBN5100は手に入らない。

ロッカーを見張る岡部。萌郁もFBに会いたいと付いてくる。

まゆりが最近、岡部と話していないと悲しむ。

ミスターブラウンと綯が出掛ける。

FBは萌郁を「M4」と呼ぶ。

2010年8月13日13時25分

IBN5100を取りに現れた首筋に刺青のある男。

尾行に失敗したので岡部がタイムリープでやり直す。

2010年8月13日14時11分

  • 新宿駅で見失ったのは刺青の男を目印に追っていて、IBN5100の入ったスーツケースを途中で女に渡していることに気づかなかったためだ。戻った岡部がカメラのシャッターで確認したところ、刺青男→眼鏡のキャリアウーマン→カジュアルな青年→OL→髪の毛が多い男とスーツケースが渡っている。すべてFBの手先。

男がミスターブラウンと話している。

岡部がタイムリープする。

2010年8月13日16時45分

萌郁の車でミスターブラウンを尾行中。萌郁はペーパードライバー。

  • ここでタイムリープしたのはブラウンを追跡するには車が必須だと気づいたから。岡部は萌郁に車を持ってないか聞いて、男の尾行を途中でやめて車で待ち合わせ場所に待機し、ブラウンを車で尾行したのだろう。

翌日、IBN5100はフランス行きの飛行機に乗せて輸送された。

紅莉栖から電話があり合流。

ブラウンに直接聞く。FBに会いたい。「教えてください、いったいどこにいるんですか?」

「裏切ったようだな、M4」

FBはフェルディナント・ブラウンにあやかってつけた名前。正体は天王寺裕吾だった。

鈴羽が世話したのに……と責める。ブラウン「鈴さんは関係ねえ」

「真冬のマンホールの中で寝たことあるか?」

「そんな時さ、糸が垂れてたんだ。クモの糸。そしたら登るしかねえだろ。たとえ行き着く先でこの手を汚すことになったとしても。そうやって糸を登って……気がついたら操り人形だ」

萌郁に銃口を向けるブラウン。容赦なく萌郁を撃つ。

  • ここの銃声と工事現場のアラーム音と綯の目覚まし時計のベルを重ねる演出が印象的。ちなみに目覚ましの時刻は午前9時37分。なぜその時間に工場のアラームが鳴ったのか?綯が目覚ましを掛けたのか?……謎である。
  • 銃声に驚いたトンボが飛ぶ演出もある。トンボはお盆に多く飛ぶのを目撃されることから、古くから人の魂が姿を変えた生き物と考えられていて霊的なメッセージがあると言われている。ブラウンが自殺したあと、このトンボはブラウンの手に止まっているのだが、もしかすると橋田鈴の魂が――?

「裏切り者には死を」そしてブラウンも自分の頭を撃ち抜く。

綯が1人で食事。食卓には2人分の食事が用意してある。

萌郁が岡部に「ごめんね」と謝る。

ブラウンの携帯電話からDメール。「中止して待機、絶対に動くな」

【0.571046】α

気づくと萌郁のアパートにいて、IBN5100は必要なくなったと言う。

柳林神社にIBN5100がある!

ダルがコミマに行ってしまったのでタイムリープで戻る。

2010年8月13日15時27分

  • 忘れているかもしれないが、最初にタイムリープ装置が完成したのが8月13日の14時。

ベータ世界線に戻るためにSERNのデータベースにクラッキング。

最初のDメールは「牧瀬紅莉栖が刺された」つまりすべてのDメールを取り消すと、今度は紅莉栖が死ぬ世界線に――。

  • 多くのタイムリープ系作品は何度も過去に戻ってやり直す展開がメインであるが、シュタゲは過去を改変した後で起こる悲劇(まゆりの死)を食い止めるために、改変を“取り消していく”という展開が目新しかった。そして最初の改変を取り消すと、もう1つの悲劇(紅莉栖の死)が現れるのが秀逸。第1話で刺された紅莉栖のことにまったく触れずに20話まで引っ張ってから伏線回収するのはお見事と言うしかない。

 

 

第21話「因果律のメルト」

ベータ世界線に戻れば紅莉栖が死ぬ。

「クラッキングは……中止だ」OP

コミマ最終日に参戦するダル。

屋上で岡部が寝転んで考え事。

  • 第22話では紅莉栖が同じ格好で考え事。

熱中症を心配して水と帽子を岡部に渡すまゆり。

2010年8月17日

1日ずつまゆりの死が伸びたとするなら、今日の20時頃にまゆりは死ぬ。

まゆりとコミマに来た岡部だが心ここにあらず。

世界線を変えずにまゆりが生き残る方法は?

ラックの2段目にダルの秘蔵のエロゲー。絶句する紅莉栖。「リアルに訴えるぞ」

  • 「ツンデレが泣くまでHENTAI紳士をやめないッ」「3Dハイレグ刑事」と読める。

紅莉栖に電話するが「説明して」と言われても真実は話せない。

セミの死骸。

  • 再び短命の示唆。物語が始まった頃は木にとまって鳴いていたセミが、今はアスファルトの上で死んでいる。……終わりが近づいている。

2010年8月17日19時4分

まゆりが話しかけても上の空の岡部だったが、まゆりを心配させまいと一生懸命普段通りの会話をしようとする。

車のライトに逃げる。岡部は自分が死ねば運命が変わると信じて車の前に飛び出すが、それを庇ったまゆりが犠牲になってしまう。

「なあ、まゆり……。ここからじゃあんまり、星見えないな。こんなの……あんまりだろ」

  • 個人的にここが1番泣いた。死んだまゆりをラボまで運んで、ソファに横たえて、ブラウン管つけて……また1人タイムリープ。悲しいオルゴールのBGMが涙を誘う。

★★★岡部がタイムリープする。

2010年8月13日15時53分

クラッキングは中止。力無くうつむいている岡部。

2010年8月15日13時53分

岡部が屋上で考え事。

紅莉栖が心配してやって来る。

「タイーホフラグが立ってビビったんですね、わかります」「順法精神に目覚めたと言ってくれ」

「狂気のマッドサイエンティスト?鳳凰院凶真?そんなの全部妄想だ!設定だ!気づかなかったのか」「初対面で気づいてましたが……」

軽口はやめて本当に何があったか聞く。「岡部の力になりたいの」

7月28日に中鉢博士の会見に行って、紅莉栖が刺されたのを見てダルにメールしたのが最初のDメール。アルファ世界線に移動した元凶。「あのDメールを取り消せば……お前が死ぬ」ハッとなる紅莉栖。

セミの鳴き声。

まゆりから電話。オカリンと話がしたいまゆり。「機関には幹部が4人いて、げっぷとすだちと声優とじゃこ?」「玄武と朱雀と青龍と白虎だ」

紅莉栖がまゆりのところに行けと進言。

おばあちゃんの墓参りするまゆり。

墓前で怖い夢や岡部のことを話し、それを後ろで聞いている岡部は泣きそうになる。

今の岡部が辛そうで苦しんでいることに気づいているまゆり。

“いつものオカリン”でまゆりを迎えに行く。

 

 

第22話「存在了解のメルト」

最初のDメールを取り消すと紅莉栖が死ぬ。

電線。

  • 時折挿入される電線は「世界線」の比喩。

OP(アルファ版ラスト)

今度は紅莉栖がラジ館の屋上で寝転んで考え事。

突然の大雨にびしょ濡れの2人。

岡部の白衣の肩が破れているので、紅莉栖がソーイングセットで縫う。

暗くて糸が何色になるかわからない。

紅莉栖の中にも刺された記憶がぼんやりある。

「岡部はまゆりを助けるべきなのよ」

紅莉栖を見捨てることはできない。

岡部のタイムリープを止める紅莉栖。

何回も何回もまゆりの死を見た岡部は「もうそんなもので心は壊れたりしない」と言うので紅莉栖が平手打ち。「まゆりが苦しんで死んでいくのよ。そんなもののわけないじゃない。それで岡部の心が動かないんだとしたら……もう、岡部の心は壊れている。もうやめて。本当に壊れちゃう」

自分の心がマヒしていたと気づく岡部。

ずっと相談に乗ってくれた紅莉栖を抱きしめる。

「ありがとう……私のためにそこまで苦しんでくれて」

「無数の世界線」の話で再び電線。

「世界線が変わってもたった1人、岡部が忘れなければ私はそこにいる」

岡部「俺はお前が好きだ」

キスが答え。ファーストキスのような強烈な行為とともに海馬に記憶。

岡部はファーストキスではない。ロマンチックなものではなかった。

  • 岡部のファーストキスは第19話の萌郁のこと。後に劇場版『負荷領域のデジャヴ』でファーストキスの相手が紅莉栖に上書きされるのだが、それはシュタインズゲート世界線での話。ここはアルファ世界線なので変化していない。
  • もしもシュタインズゲート世界線の紅莉栖の中に、この世界線で聞いたファーストキスはロマンチックなものではなかったという記憶が残っていたなら、あのキスはロマンチックなものに変えたいという動機になったかもしれない、という考察。

何度もキスして記憶に焼き付ける。

「タケコプカメラーバージョン2.67」を土産に渡す。「いらねえ……」

ドクペを後ろに投げる紅莉栖。岡部が拾う間になにか口で伝えて紅莉栖が姿を消す。

  • 口の動き的に「さよなら」か?

「いつもじゃなくてもいい。100回に1回でもいい――。私を思い出してほしい。そこに私はいるから。1%の壁の向こうに私は必ずいるから」

  • ここの駅で紅莉栖が見上げる場面でも「電線」があり、直後のブラウン管工房の遠景でも「電線」が強調されて描かれている。

ついにデータベースのDメールを発見。

  • このメールはエシュロンのデータベースに保存されているだけでまだSERNが感知する前。もしもすでにSERNに感知されていた場合、タイムマシンの存在に気づかれているため世界線は変わらないはず。
  • ここで疑問。なぜメールを消しただけで世界線が変わるのか?世界線が変わるのはDメールを送った時だけではないのか?――個人的な解釈では、「送ったDメールをなかったことにした」ことになって岡部はアルファ世界線からベータ世界線に移動したのだと思う。しかし岡部が紅莉栖が刺されたとDメールを送った事実はなくなっていないので、「タイムマシンの存在をSERNに知られないこと」が世界線変動のカギだったと思われます。

デリートのエンターキーを押した直後に戻って来た紅莉栖がドアを開ける。「私も岡部のことが……」

  • ここは「ゼロ」の第8話で回収される伏線。紅莉栖が間に合わなかったのは実は……ということ。

岡部のDメールを取り消してベータ世界線へ移動。

【1.130205】β

ラボで意識が戻った岡部。

中鉢博士がタイムマシンの開発成功会見。

まゆりはラボメンナンバー004はいないと言う。白衣の肩のピンクの縫い跡も消えた。

電話レンジはもういらない。ゴミ回収に出す。

ED(ゲーム版のBGM)

途中でキーボードを叩く音。携帯に着信あり。

2036年からやって来た鈴羽が今すぐラジ館の屋上に来てくれと言う。「第3次世界大戦を防ぐために」

  • ここは有名な『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のラストのオマージュ。

 

 

第23話「境界面上のシュタインズゲート」

2010年8月21日17時32分

2036年に第3次世界大戦で57億人が死んで人類が危機だと鈴羽が言う。

  • アルファ世界線の鈴羽はおさげを垂らしているが、ベータ世界線の鈴羽はおさげを輪っかのようにまとめている。

球体がタイムマシンだと知っている岡部。

鈴羽の頼みを断る。この3週間のタイムリープで紅莉栖を犠牲にして辿り着いたものを無駄にはできない。

紅莉栖を救えば第3次世界大戦を止めることができる?

「シュタインズゲートを目指せ」

  • 「シュタインズ・ゲート」という言葉を知っていることでこの鈴羽の言葉が嘘で無いことが岡部には一発で理解できた。

OP(ベータ版)

  • 『Hacking to the Gate』の歌詞が2番になっている。「なかったことにはしてはいけない」は後に15年後の岡部が言うセリフ。

「父さん」と言ってダルを見るが、ダルは困惑。

  • アルファ世界線の鈴羽は自分の父親がダルだと知らずに2010年に来た。ベータ世界線の鈴羽は父親がダルだとすでに知っている。

岡部の携帯電話は置いておく。

このベータ世界線ではタイムマシンは過去から未来にも行けるし、2人乗りになっている。

時のカケラ。

岡部と鈴羽がタイムマシンで7月28日のラジ館屋上に移動する。

2010年7月28日11時51分

屋上の物音で過去の岡部が屋上に上がって来る。

  • 最初の衝撃がタイムマシンの着地音だと判明。ここから怒濤の伏線回収が始まる。

ガチャでメタルうーぱが出てまゆりが喜ぶ。

生きている紅莉栖と再会し、言葉が出ない岡部。

8階ホールで中鉢博士の会見。

事件現場で紅莉栖が父親と会う。中鉢博士が紅莉栖の父親だった。

紅莉栖の書いたタイムマシンの論文を見せたらこの論文は自分が発表すると言いだし、紅莉栖が反論すると中鉢は逆上して暴力をふるう。

岡部が中鉢に体当たり。

ナイフを振り回す中鉢。なんとかナイフを落とす。

中鉢を止めるためにナイフで向かって行ったら紅莉栖が中鉢をかばって刺されてしまう。

  • 第21話で車の前に飛びだしたまゆりと同じ行動を重ね、この世界線ではどうやっても紅莉栖が死ぬ運命にあることを示唆している。

紅莉栖を殺した犯人は「岡部」だった。

  • 殺人犯の正体が「タイムスリップして未来から来た自分だった」というネタは他にも存在します。
  • ここで岡部が犯人にならなかった場合、中鉢が紅莉栖を刺すルートになると思われる。『シュタインズゲート ゼロ』の世界線は1回目をここで諦めているので「岡部が紅莉栖を刺した」ルートで進む。……罪が重い。

論文を持って逃げた中鉢博士。

紅莉栖の死を見て絶叫する岡部。

岡部と鈴羽がタイムマシンで8月21日に戻る。

戻って来た岡部たち。「俺が紅莉栖を殺した……」

岡部の携帯に着信。「sg-epk@jtk93.x29.jp」から「テレビを見ろ」とメールが届く。

  • おそらくミスだと思うが受信日時は2010年が正しい(『ゼロ』では2010年になっています)。2025年、つまり15年後からメールが届いている。ちなみに「sg-epk」とは「シュタインズ・ゲート・エル・プサイ・コングルゥ」の頭文字で、未来の岡部がメールの送り主。

中鉢博士(牧瀬章一)がロシアに亡命のニュース。飛行機の貨物室が出火したが、メタルうーぱが金属探知機に引っかかって論文が焼けずに済んだ。

  • 紅莉栖がまゆりの落としたメタルうーぱを拾って論文の封筒に入れていたのだが、まだこの時点ではなぜ中鉢がメタルうーぱを持っていたのか明らかにならない。

このタイムマシン論文が引き金になって戦争が起こる。

岡部はもう無理だと悟る。何度やっても同じ結果になることはさんざん経験してきたから知っている。

岡部「もう疲れたよ」

まゆりが平手打ち。「オカリンは絶対に諦める人じゃないよ」

  • ここがシュタインズゲート世界線への分岐点。このまゆりの平手打ちは続編『シュタインズ・ゲート ゼロ』で伏線回収される。

7月28日に謎のムービーメールが来ていた。一度失敗するのは計画のうちだと鈴羽は言う。

  • なぜ1度失敗しないといけないのか?15年後の岡部はここで1度失敗して諦めた後、タイムマシンを開発している。つまり、現在の岡部が1度失敗しないと15年後の岡部が「なかったこと」になって存在が不透明なまま。だから確定するまではムービーメールが見られなかった。「確定」した今ようやく15年後の岡部のムービーメールが見られるようになった。
  • 言い方を変えると、このムービーメールこそが「シュレーディンガーの猫」。鋼鉄の箱の中に毒ガスの発生する装置のスイッチと1匹の猫を入れてしばらく放置した後、その猫が死んでいるのか生きているのかは「箱を開けて中を確認するまで誰もわからない」という有名な思考実験です。「観測者が箱を開けるまでは、猫の生死は決定していない」のと同じく、「観測者が一度失敗するまでは、未来の岡部の存在は決定していない」ということ。→そして「ゼロ」の第23話で岡部が「シュレディンガーの箱は開いた」と言うのは、謎のムービーメールが未来の自分が送ったメールだったことを知って、過去の岡部にシュタインズ・ゲートへの道を示すことができることに気づいたためと思われる。

15年後の岡部が言う。シュタインズゲートに入る方法は、中鉢博士のタイムマシン論文を葬り、紅莉栖を救えば可能だと。

「確定した過去を変えてはいけない。最初のお前自身が見たことをなかったことにしてはならない」

動画の岡部はタイムマシン開発にすべてを捧げた。

「生きている紅莉栖を過去の自分に死んだと観測させろ」

タイムマシンの形式は「C-204型」頭文字の意味はクリスティーナ(CHRISTINA)

  • アルファ世界線では「FG204」だった。ちなみに現実世界の(鈴羽ではない)実際のジョン・タイターがネットに書き込んだ話の中に出てくるタイムマシンの型番が同じく「C-204」で、これは元ネタのリスペクト。そこで問題なのが、岡部は「Cの意味はわかるな?」と聞かれて「紅莉栖」を想像したが、日本人の紅莉栖はローマ字だと「KURISU」のはず。『ゼロ』で紅莉栖のノートパソコンが出てくるが、ユーザー名が「k.makise」なので紅莉栖自身も「K」で表記していて「C」ではない。「C」に頭文字を合わせるためにわざわざ岡部に「クリスティーナ(CHRISTINA)」と呼ばせたのだとしたら天才。

目的の世界線を「シュタインズゲート」と名付けたのは「とくに意味はない」

  • ここで過去と未来の2人の岡部の声が重なって「とくに意味はない」からのBGM『スカイクラッドの観測者』が鳥肌ものです。『スカイクラッドの観測者』は原作ゲームの曲で、フル音源でそのまま特殊EDへの流れが最高。

「オペレーション・スクルド」(紅莉栖を救いシュタインズゲートへ入る)

「最初のお前をだませ。世界をだませ。それがシュタインズゲートに到達するための条件だ。健闘を祈る。エル・プサイ・コングルゥ」

33歳でも厨二病全開の自分を笑う岡部。

「この俺は狂気のマッドサイエンティスト、鳳凰院凶真!世界はこの俺の手の中にある!!」

 

 

第24話「終わりと始まりのプロローグ」

確定した過去を変えずに結果を変えろ。

2010年8月21日

タイムマシンはあと1往復分しか燃料が無い。

岡部「時は来たれり!」

OP(ベータ版)

ラボから「サイリウムセーバー」を持って来る。先端にある血糊を使うため。

まゆりの中に紅莉栖の記憶が少しだけある。

紅莉栖は特別な存在だと答える岡部。

岡部と鈴羽がタイムマシンで7月28日に移動。

2010年7月28日11時51分

先にガチャでメタルうーぱを自分が入手。

過去のガチャが緑のうーぱに変化した。

  • 第1話で書いたように「岡部がメタルを引いた」事実は変わらないのでセーフ。
  • 第1話でメタルが出たということは、あの第1話は失敗したパターンだったことがわかる。

岡部が紅莉栖と会う。前回の動揺した演技をしつつも「俺はお前を助ける」

  • ここで余計な行動をしてしまうと過去改変につながるため、「何か言いたそうだった」という過去の行動をなぞっている。

紅莉栖がまゆりのメタルうーぱを拾っていた。論文の封筒にしまう。

  • ここでタイムマシンの論文が焼けなかった原因へと繋がる。

血糊が固まってしまって使えないことに気づく。

紅莉栖と中鉢博士の喧嘩。

姿を現して中鉢を挑発する岡部。

岡部がナイフで刺される。

怯えた中鉢が論文を持って逃げる。

心配する紅莉栖をスタンガンで気絶させる。「俺はお前を助ける……」

自分で傷口を広げて絶叫。

  • 岡部は2025年に死亡することになっているので、ここで多少無茶をしても「絶対に死なない」ことを逆に利用している。

鈴羽に肩を貸してもらい、物陰で様子をうかがう。

過去の自分にエール。「頑張れよ。これから始まるのは、人生で1番長く、1番大切な3週間だ」

  • 第24話のタイトル「終わり始まりのプロローグ」とは、未来の岡部にとっては終わりだが、過去の岡部には始まりとなったこの導入場面(プロローグ)のこと。第1話の「始まり終わりのプロローグ」と対になっていて、岡部が逆の視点(立場)になっている。

簡単な止血をしてもらいタイムマシンで2010年へ

鈴羽「また会おうね。7年後に」

  • 世界線が変わったことで鈴羽は消える。未来の鈴羽がタイムマシンに乗ることがないから、この鈴羽は存在することができなくなった。鈴羽自体は7年後にダルの娘として産まれてくる。しばしのお別れ。

中鉢博士が亡命に失敗のニュース。タイムマシンの論文が焼けてしまったため。

まゆりが神社へ。るかがラボメンナンバー006と言われて、岡部からピンバッジを渡されたと言って見せる。

「OSHMKUFA2010」

  • アルファ世界線で鈴羽の持っていた※※※部分に3人の頭文字が入っている。

メイクイーンでもフェイリスが007と言われた。

桐生萌郁がブラウン管工房でバイト。

退院した岡部がピンバッジを作って置いて行った。ラボメンナンバー008は7年後に現れるとか。

街の雑踏の中で岡部が紅莉栖とすれ違う。

  • 他作品のネタバレになるが、これは本作に大きな影響を与えた『バタフライ・エフェクト』のラストシーンをオマージュしている。

紅莉栖「やっと会えた」

「また会えたなクリスティーナ」「だから私はクリスティーナでも助手でもないと……あ、あれ?」

ピンバッジを渡す岡部。「これがシュタインズ・ゲートの選択だよ」

『Steins;Gate』<完>

 

 


 

第23話改変版(β)「境界面上のミッシングリンク」

※岡部が7月28日に戻って紅莉栖を殺してしまい、8月21日に戻ってくるまでまったく同じなので割愛。

鈴羽が平手打ちしようとするが、まゆりが止める。

まゆりが岡部を優しく抱きしめる。「もう頑張らなくてもいいからね」

闇の中で紅莉栖の声が反響。「岡部、岡部、岡部……」

白衣を脱いだ岡部。大学生として普通の生活を送っている。

「まゆりはしっかりとここにいる。街も俺も何も変わっていない」

ED

モニターの向こうで紅莉栖が自己紹介している。

2010年11月28日14時17分

岡部「運命はこういう形に収束するのか?なあ、鳳凰院凶真よ」

→この世界線が『Steins;Gate 0(シュタインズ・ゲート ゼロ)』へ続く。

 

 

 


 

劇場版『Steins;Gate 負荷領域のデジャヴ』

 

OP

2011年8月3日11時44分

モニターの向こうに話しかける岡部。

アルパカマンの子供。

未来ガジェット10号機「クールビジター」冷蔵庫の中の冷気を扇風機で送る。

ブレーカーが落ちてゲーム中だったダルが怒る。

ブラウンの店で萌郁が働いている。

2010年にシュタインズ・ゲート世界線に辿り着いて1年。

ラジ館の屋上にタイムマシンの幻影。

紅莉栖が帰国。出迎えるまゆりとるか。「だが男だ」

ダルにコスプレイヤーの阿万音由季という女友達ができた。

フォトショ加工したダルの写真を相手に送った。

ラボに来る紅莉栖。

紅莉栖を見てまた妄想設定で逃げる岡部と紅莉栖が口喧嘩。

帰ろうとするところにフェイリスと萌郁が来る。

円卓会議というバーベキュー。

「エル・プサイ・コンガリィ」

萌郁が焼肉を食べる。綯はピーマン食べる。

急にまゆりの死が岡部の脳裏をよぎる。

紅莉栖がビールで酔う。

フェイリスの世紀末焼きそば。目を見てまぜまぜにダル興奮。

酔った紅莉栖を階段裏に連れて行くと、紅莉栖が抱きついてきて髭剃り跡に頬を擦りつける。

タイムマシンを認めたくない紅莉栖。

スプーンとフォークを買ってきていた岡部。

世界線を越えた話をまゆりは信じている。

またまゆりが死ぬ場面が入り込む。

砂時計が止まっている。

足音に怯えてまゆりを匿う岡部が包丁を構え、やって来たブラウンを威嚇するが……。

正気に戻った岡部は立ち去る。

別の世界線が現実に混ざってくる?

綯が萌郁を殺す妄想。

まゆりも夢を見る。後から抱きしめ岡部。それを陰から見るダル。

2011年8月4日11時35分

シャワーをあびる紅莉栖。誰かが侵入した物音。

ドアの向こうから声。「携帯電話、電子レンジ、SERN……忘れないで。忘れなければなんとかできる。あなたが観測していれば、必ず……」

コインランドリーで岡部と紅莉栖。

白衣の袖が破れているから紅莉栖が縫う。以前、白衣を縫った記憶がおぼろげにある。

会話の途中で急に岡部の姿が消えた。

ダルが未来ガジェット研究所の創設者に?

まゆりとダルが岡部のことを覚えていない。

001は欠番。

紅莉栖も誰のことを言おうとしたのか思い出せない。何かが欠けている違和感。

1週間後、マイフォークを見た紅莉栖がメモを思い出す。

紅莉栖がダルに電話。ダルはSERNをハッキングしている。

側頭葉に蓄積された記憶に関する神経パルスの解析のレポート。

2011年8月13日13時58分

まゆりのコミマ用のコス。紅莉栖もタイムリープマシンを完成させた。

  • 1年違いだが、まったく同じ8月13日14時前にタイムリープマシンが完成。

紅莉栖の記憶に過去に作ったことがある既視感。

なぜダルはSERNをハッキングした?なぜ特別に好きじゃないドクペを買う?なにかが欠けている。この違和感を確かめなければ……。

コインランドリーの前日に戻ると言うと、ダルが疑問。「48時間より前に戻れるん?」「48時間が限界なんて誰が言ったの?」

  • 最大で48時間までしかタイムリープできないのはアルファ世界線のタイムリープマシンで、その記憶がダルに残っている。今回紅莉栖が作ったタイムリープマシンはさらに過去に遡ることが出来る改良型。
  • タイマーを「234」に設定しているため「9日と18時間前」に戻ろうとしている。この日が8月13日で約10日前の8月3日に戻る予定なのは、ホワイトボードで確認できる。

紅莉栖がタイムリープ。バーベキューの夜へ。

2011年8月3日

岡部の姿を見て思い出す。「何で忘れていたの?」

一瞬、岡部が消える?とダルがラボの創設者になった。岡部が存在していない。

岡部の姿が戻るとまたみんなの記憶が戻る。

紅莉栖に鈴羽から電話。「どうやらタイムリープに成功したみたいだね」「君にこの世界の観測者になってもらう必要があった」

未来の紅莉栖が作ったタイムマシンで未来から来た阿万音鈴羽。

岡部はリーディング・シュタイナーの負荷で、この世界に留まることが難しくなっている。

岡部はアール世界線にいる。シュタインズ・ゲート世界線から0.000001%ずれた世界線。

  • 岡部はリーディング・シュタイナーで世界の揺らぎを敏感に感じ取ってしまい、シュタインズゲート世界線とアール世界線を行ったり来たりしている。

その話を聞いていた岡部。

岡部は明日消えるとそれきり存在が無くなってしまう。

別の世界線の記憶が強烈すぎて忘れられない。

紅莉栖がタイムリープしたと知り、なぜ作ったと責める岡部。

岡部は過去改変はやめろと言う。「1つの過去改変は別のなにかに影響を及ぼす」

岡部「俺のことは忘れろ」紅莉栖「そんなの勝手すぎるわよ」

岡部がキス。

2011年8月4日10時36分の着信メールに「さよなら」

走り出す紅莉栖。

ラボに行った瞬間、岡部が消える。紅莉栖が泣く。

2011年8月13日9時31分

岡部の願いを受け入れてタイムリープマシンは作らない。

ラボを潰すことになった。

まゆりも何か寂しい、足りないと感じている。

鈴羽が未来に帰るともう岡部を助けることはできない。

鈴羽が紅莉栖に平手打ち。

岡部の記憶だけを変える。他の世界線ではない強烈な記憶を植え付ける。

鈴羽と紅莉栖がタイムマシンで過去へ。

2005年6月30日11時19分

どういう方法で?

6年前の岡部を見つけて駆け寄る紅莉栖。雨で転び、そこに車が!岡部が飛びだして……。

鈴羽と紅莉栖がタイムマシンで2011年に戻る。

2011年8月14日5時28分

あそこで岡部は死なないことは確定している。けれどそれは未来の岡部を助けることもできない。

まゆりの口から「オカリン」

妖刀五月雨。

フェイリスもラボの代表が違う。萌郁ももう1人いたような気がすると言う。

紅莉栖がマッドサイエンティスト鳳凰院凶真の真似をすると、みんな岡部のことを少しだけ思い出した。

2011年8月15日9時17分

◆鈴羽と紅莉栖がもう1度タイムマシンで過去へ。

2005年6月30日11時19分

雨が上がった駅のホームで岡部に会う。

紅莉栖が「鳳凰院凶真」のことを話す。

紅莉栖が岡部にキス。

  • ファーストキスという強烈な記憶で「鳳凰院凶真」という人物像を擦り込む。

岡部はまゆりのところに行き、「まゆりは俺の人質だ。人体実験の生贄なんだ」

鈴羽と紅莉栖がタイムマシンで2011年に戻る。

  • この部分は完全にカットされているが、2011年に戻っていないと辻褄が合わなくなる。

アール世界線にいる岡部のところに紅莉栖がやって来る。

  • 携帯に紅莉栖がオペレーションの概要を説明するという動画を送る、無印23話の逆バージョン。

「忘れないで。どの世界線にいようとあんたは1人じゃない。どこにいようと私が見つける。あんたを観測し続ける。あんたが私を観測し続けてくれたように……」「フッ……、それがシュタインズ・ゲートの選択だと言うのならな。さてクリスティーナよ。返してもらおうか、俺のファーストキスを」

  • このシュタインズゲート世界線では紅莉栖が岡部のファーストキスの相手ということに改変された。

アール世界線からシュタインズゲート世界線に戻って、街に人が溢れる――。

ED

『Steins;Gate 負荷領域のデジャヴ』<完>