第11位までの

ランキング発表が終わりました。

前回はこちら。

 

「このアイドルソングがすごい!2020年版」20位~11位

 

 

いよいよ最後。

第10位から第1位までを紹介します。

 

 

今年の俺のベスト10はこの曲に決めた!

 

 

 

 

 

第10位

FES☆TIVE

『心拍白昼夢(シンパクデイドリーム)』

(2020年9月30日発売)

作詞:DJ金魚、8utterfly

作曲・編曲:KOJI oba

 

 

お祭り系アイドル

FES☆TIVE(フェスティブ)の

11枚目シングル。

 

昨年の「このアイ2019」の

第10位だった手羽先センセーションの

『君キミ、恋病』にも似た

ロックテイストな青春バンドソング。

大好きな気持ちが止まらない

君のことばかり考えてしまうという

ストレートな歌詞が共感するし、

駆け抜けていくような疾走感が

学生時代の儚い青春を思わせる。

 

ん?待てよ……

と思って調べてみたら

『君キミ、恋病』も

作詞:DJ金魚、8utterfly

作曲・編曲:KOJI oba

なんと全く同じ布陣だった。

どうりで似てると思ったし

知らずに10位にしていたので

この偶然の一致にはびっくり。

 

FES☆TIVEらしい

お祭り感のある曲がよかったのに……

というファンの声もあるけど

それとは別に

このようなかっこいい曲も持っているのは

絶対強い武器になると思う。

少なくとも俺は

この曲に出会わなかったら

FES☆TIVEのこと知らなかったので感謝。

 

 

 

 

 

 

 

第9位

SUPER☆GiRLS

『忘れ桜』

(2020年3月18日発売)

作詞・作曲:杉山勝彦

編曲:杉山勝彦、谷地学

 

 

SUPER☆GiRLSの

初の桜ソングとなる24枚目シングル。

渡邉幸愛と阿部夢梨が

Wセンターを務めた。

 

めっちゃ良い曲です。

なんと言っても

作詞・作曲が杉山勝彦。

別れ際の友人を見送る歌詞が

乃木坂46『サヨナラの意味』と重なって

姉妹作のようにも思えてしまう。

“サヨナラなんて大嫌いだよ

でも未来は悪くない そう信じたい”

カタカナで「サヨナラ」にしてるのは

やっぱり意識しているからでしょうか。

ちなみに振付がCRE8BOYなので

ほぼ乃木坂コンビという布陣。

 

毎年「このアイ」では

必ず上位に入ってくるスパガ。

12月23日には10年分の楽曲が詰まった

オールタイムベストアルバムが発売。

このブログを始めた頃

スパガが好きという理由で

SUPER☆GiRLSの「超絶少女」から

「超絶」と「☆」をブログタイトルに入れた。

あの時に好きになったメンバーたちは

もういないけど……

10年の歴史を思い出しながら聞くと

ちょっと感極まってしまいます。

 

 

 

 

 

 

 

第8位

PARADISES

『終わらない旅』

(2020年7月22日発売)

作詞:松隈ケンタ、JxSxK

作曲:松隈ケンタ

編曲:SCRAMBLES

 

 

今年3月にGANG PARADEが

PARADISESと

GO TO THE BEDSの

2グループに分裂した。

 

PARADISES(パラダイセズ)は

ロック・ポップス寄りの歌を担当。

月ノウサギ

テラシマユウカ

ナルハワールド

キラ・メイの4人が所属。

通称は「楽園ズ」

 

この曲は1stアルバム

『PARADISES』に収録。

重厚なストリングスで幕を開け

サビで一気に突き抜けて

歌声が壮大な宇宙を駆け巡るような

幻想的なMVにすっかり魅了されました。

WAggから加入したキラ・メイの歌声が

かなり良いアクセントになっていると思う。

動画コメントにもあるように

“積み重ねてきたもの 輝かせたい”

ここの歌詞で前に所属していた

ギャンパレとWAggのポーズをしているのが

かなりエモい。

 

1つ困ったことに

『終わらない旅』で検索すると

必ずミスチルの『終わりなき旅』が

先に候補に出てしかもサムネが

狙ったように似ているため紛らわしい。

 

 

 

 

 

 

 

第7位

最高じぇねれーしょん

『愛でんてぃてぃ!』

(2020年4月29日配信販売)

作詞・作曲:つるうちはな

編曲:タカユキカトー

 

 

今年の「このアイ」の隠し球。

最高じぇねれーしょん

12ヶ月連続リリースのラストを飾る

第12弾シングル。

 

「identity」にかけたタイトルを

繰り返すキャッチーなサビに加え

他人と違っても自分に自信を持って

生きていけばいいんだと

背中を押してくれる歌詞が素晴らしい。

とくにラスサビが泣ける。

“愛でんてぃてぃ! 愛でんてぃてぃ! 

生まれた時から世界一よ 私は私を生きてゆくと決めたの”

「生まれた時から世界一よ」って

言われたらすごく嬉しいし

前向きに頑張ろうと思える。

そしてラスサビで走るMVは名作。

 

新型コロナの自粛の影響で

このような手作りの

自宅リモートワークMVになり、

録音もメンバーが自宅で録音したので

音質バラバラだけどそれが逆に

「完璧じゃなくてもいいんだ」って

後押ししてくれているみたいで良い。

 

正直楽曲とMVの完成度では

『ハローグッバイ』の方が上だと思う。

でも俺はなぜかこちらの方が好き。

自分のハートには嘘つけなかった。

落ち込んだ時に聞きたい1曲です。

 

 

 

 

 

 

 

第6位

26時のマスカレイド

『二人だけの初めてをもっと』

(2020年12月2日発売)

作詞・作曲・編曲:koma'n

 

 

26時のマスカレイド新体制初のシングル

『二人だけの初めてをもっと』は

メンバー主演のドラマ

「君の名前を好きって書いた」主題歌。

 

ついにニジマス登場。

これだけ有名なアイドルなのに

実は「このアイ」では

まだ1回も取り上げていないグループ。

残り1ヶ月を切ってもうランキングも

ほぼ固まっていたところに

突然この曲がやってきたから

順位が大きく変動し

ちょっと大変なことになってしまった。

それほどインパクトのある楽曲でした……。

 

まず楽曲の構成が面白い。

普通の落ちサビは

Cメロの後にあるものだけど

この曲は1サビ・大サビと2回入っており

1B・2Bも落ちがあって

しかも2サビに行かず転調する。

 

とくに鳥肌なのが

大サビ最後の

演奏が止まってからのハモリ。

ここが抜群に良かった。

アイドルソングでこういう

聴かせるハモリは

意外だったのでやられたなぁ。

そしてスローアレンジで締める。

メリハリが効いていて素晴らしい。

 

ルックスはもはや言うに及ばず、

お嬢様風の衣装で

可愛さが溢れすぎている。

8ミリフィルム映写機の音と

オルゴールのイントロがいい味を出して

物語風MVに途中の台詞も入って……

つまり最高です。

 

 

 

 

 

 

 

 

第5位

すし娘

『ああ、幸せな恋でした。』

(2020年1月29日発売)

作詞・作曲:浜岡和

 

 

すし娘の4thシングル。

MVは1番だけのショートバージョンのみ。

公式アカウントが1度削除されたため

サブアカウントで再投稿されています。

 

フルバージョンはこちら↓

 

この曲は上半期

好きで好きでずっと聞いていた。

サビのメロディーラインが抜群に美しくて

実力派ボーカル2人のハーモニーが最高。

別れた恋人たちの哀愁が漂う名曲です。

 

すし娘というグループは

元々は大阪のローカルアイドルとして

誕生したけど人数が減ってしまい

現在はシンガーとして活動しているので

アイドルとして見てもいいのか?

という疑問もありますが、

実は昨年の「このアイ2019」では

『じゃあまたね。』がランクイン。

すし娘を好きな層も

アイドル兼任が多いと思うし

某アイドル楽曲大賞にも名前がある。

良い曲なので是非聞いて欲しい

という想いもあって

今回も無事にランクインしました。

 

すし娘は今年8月に

尾崎マネージャーがDJを退いて

(マネージャーに戻った)

現在はYUANと紅谷ゆきのの2人。

来年から新メンバーを加えた

新体制でスタートを切ろうとしている。

 

 

 

 

 

 

 

第4位

こぶしファクトリー

『青春の花』

(2020年3月4日発売)

作詞・作曲:星部ショウ

編曲:宮永治郎

 

 

ハロープロジェクトのアイドル

こぶしファクトリーの8thシングル

『青春の花/スタートライン』

このシングルを持って

こぶしファクトリーは

3月30日に解散した。

 

今年1月に突然発表された

こぶしファクトリーの解散。

かなりショックでした。

しかもコロナの影響で

無観客でのラストライブに

なってしまったのが悲しい。

 

“la la la…”のところは

『シャララ!やれるはずさ』と

同じメロディーで

MVは『辛夷の花』MVを思わせる。

街を歩きながら集まって

円陣になって

みんなそれぞれの道へ歩き出し

最後に夢に向かって駆け出していく。

“歩ませてくれてありがとう”

“見守ってくれてありがとう”

歌詞がファンとの会話に思えて

MVの最後に辛夷の花びらが

舞い散って落ちていくのも

こみ上げてくるものがあります。

アイドルに青春を捧げてくれて

歩んでくれて、ありがとう。

 

 

 

 

 

 

 

第3位

真っ白なキャンバス

『桜色カメラロール』

(2020年3月18日発売)

作詞:山崎あおい

作曲:志村真白

編曲:生田真心

 

 

真っ白なキャンバス

待望のメジャーデビューシングル。

高校を卒業して

好きなバレエの道に進むか悩む

MVのヒロイン役を演じたのは

スターダストの新人女優・吉田美月喜。

 

せっかくのメジャーデビューなのに

ストーリーメインのMVなので

メンバーがほとんど登場しないことや

王道すぎる楽曲ゆえに

一部の沸きたいオタクには不評のようだが

楽曲もMVもかなりの完成度。

 

“サクラ、さよなら 動き出せ、夢”

初めて聞いてもサビのメロディーが

耳に残るほどキャッチーで

“将来はひとりひとつさ”

後半で転調して

ドラムが追いかけてくるのも

感情が昂ぶる仕掛け。

パッヘルベルのカノン風の落ちサビや

大サビで音に合わせて

1人ずつカットが入る見せ方は上手い。

やっぱりラスサビで走り出すMVは名作。

 

未来に向かって

頑張る勇気がもらえる

春の卒業ソング。

この曲は「王様のブランチ」のEDにも起用され

かなり注目度の高さを感じます。

 

 

 

 

 

 

 

第2位

=LOVE

『青春“サブリミナル”』

(2020年11月25日発売)

作詞:指原莉乃

作曲:塚田耕平

編曲:古川貴浩

 

 

指原莉乃が代々木アニメーション学院と

タッグを組んでプロデュースする

声優アイドルグループ

「=LOVE」の8thシングルで

センターは5th以来3作ぶりに髙松瞳。

 

昨年9月12日から休業していた

髙松瞳が3周年ライブで復帰した。

やっぱり12人の中心で輝くのは

「イコラブの太陽」

髙松瞳、なんだよなぁ。

今作のMVではメンバーそれぞれ

髙松とペアのシーンが作ってあって

砂浜に1人立つ髙松を

みんなが呼びに駆け寄ってくるところは

ファンには感涙の演出だ。

つまりラスサビで走るMVは(以下略

 

曲調もまさに原点回帰。

1st『=LOVE』を思わせる

まっすぐな王道恋愛ソングです。

それもそのはず編曲の古川貴浩は

『=LOVE』『届いてLOVE YOU♡』など

イコラブの王道アイドル系の曲に

携わっているおなじみの方で、

作曲の塚田耕平は

SKE48『恋の根拠』

=LOVE『君と私の歌』も作曲されている。

 

サビの駆け上がってくる疾走感、

ソロパートで歌い繋いでいっての

ラスサビの

“鼓動早くなり Ah 周りの温度が上がる”

「いかりんぐ」佐々木舞香と野口衣織の

ハモリパートは聞き惚れてしまう。

1stのMVラストシーンを連想させる

12人のバックショットもいい。

 

それにしてもこれでイコラブは

「このアイ」では初登場から

4年連続TOP10入りになりました。

2017年が第5位『=LOVE』

2018年が第2位『手遅れcaution』第7位『Want you ! Want you !』

2019年が第9位に『探せ ダイヤモンドリリー』

単純に俺の好みに

合ってることもあるんだけど

本当に楽曲が強い。

MVは爆速で100万いくし

来年1月には日本武道館2daysも決まって

着々と夢を実現させている。

ますます目の離せない存在に

なったんじゃないかなと思います。

 

 

 

 

 

 

 

そして……

 

 

 

 

今年のアイドルソングの

 

 

 

 

第1位は……!???

 

 

 

 

 

 

 

第1位

虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会

『NEO SKY, NEO MAP!』

(2020年11月4日発売)

作詞:畑亜貴

作曲:小高光太郎、UiNA

編曲:小高光太郎、谷ナオキ

 

 

TVアニメ『ラブライブ!

虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』

エンディングテーマソング。

 

この曲を最初に聞いたのは

たまたま検索で見つけた

1番だけのED映像で

すごく良い曲だと素直に感動し

そしてこの曲きっかけで

アニメを見始めました。

 

アニメの視聴者コメントでも

この曲が流れると「神曲来た」とか

「歴代ED曲で1番好き」とか

「いい曲すぎて泣く」と

とても高評価だった。

ローソンの店内放送で

不意に良い曲が流れて

気になった人もいるようだ。

 

そして

11月4日にCDが発売。

歌詞を見ながら

フルサイズで聞いてみました。

1番だけだと「普通にいい曲」

という印象だったのがフルだと

後半の盛り上がり方がすごくて

アニメのワンシーンとか浮かんで

一気に評価が上がった。

 

 

マジで楽曲として完成度が高い。

マーチ風の心弾むイントロに始まり、

2番のサビ前には一拍止まるG.P、

Cメロの転調の三連符を

学年ユニットの3人組で歌い繋いで

ストリングス&ピアノの締め、

最後にタイトルを2回大合唱で叫ぶところ、

その裏で流れる裏旋の美しさ、

そしてアウトロでまた気持ちよく終わる。

とくにサビの

“夢見て憧れて また夢が見たいんだ”

ここの歌詞とメロディーラインが良すぎる。

アニメ本編だと本当に

いいタイミングでこの曲が流れるので

毎回目がウルウルです。

 

ED映像に仕込まれた意味として

  • 最初の傘が開く順番はメンバー個人回の順番
  • ジャケ写も右から個人回の順番
  • 後半の傘をさして歩く順番は1stライブのソロ曲を歌った逆の順
  • メンバーのいる場所は挿入歌のステージになっている
  • 歌っていない侑の「黒」だけ虹に入って無い
  • 「黒」い傘は男性も持ちやすく主人公的
  • 9色全部の色を混ぜたら「黒」になる
  • 最後に歩く侑が全体を見守りながら雨があがったのを最初に確認
  • みんな前を見てるのに歩夢は侑の方を見ているのが暗示的

オーケストラ風なのは指揮者としての

侑の存在を表現しているとか

ジャケ写は侑が撮ったオフショットとか

2番のサビ前の静寂は

地図を持って未来に歩き出そうとして

一瞬迷って立ち止まってしまう表現だとか、

13話のラストに侑がピアノに向かったところで

エンディングに入ったのが

転科試験で弾いたように見える粋な演出など、

そういう考察も加えると

本当に奥深い曲だと思います。(ヲタク特有の早口で

 

コロナがいつ終息するか

不安な毎日が続き

ライブや会える機会も少なく

どこに向かうかまだわからないけど

面白そうな未来をみんな待っている。

そんな気持ちもこめて

今年のナンバーワンは

『NEO SKY, NEO MAP!』に決定しました。

おめでとうございます!

 

 

次回は

惜しくも選外となった楽曲や

アイドルソング以外の曲紹介、

2020年アイドルソングの感想など書きます。

 

「このアイドルソングがすごい!2020年版」その他の感想