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Ready Steady Go!

Season Concept
   ~ London Eye ~

我が < Ready Steady Go! >をこよなく愛していただくファンの中で、長年足繁く通ってくれる
< Asano Family >

梅雨空のうっとうしい天候の中、アクセスの良くないここ並木橋まで来ていただけることは、心にジーンと感じるものがある。

会話が減りひととのふれあいが希薄になっている昨今、やっぱり店内で会話するコミュニケーションの大切さは昔も今も不変のはず。

初渡英から33年を迎え、UKカルチャーに憧れ惚れたひとりとして、永遠にこの気持ちをこだわりのひとつとしていたい。

お帰りの時、折角だからと雨の降る中、ずっと変わらない< Ready Steady Go! > のサインと友?に記念写真。

アナログの私がフラッシュを炊き忘れてシャッターを切ったが、セピアっぽく写り雰囲気は悪くない。


all the best


Ready Steady Go!




イギリスの< JOHN DOVE & MOLLY WHITE >によるこの< LIPS >は、1973年のオリジナル。

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この原画は、すでにアーティスト< Damian Hirst / ダミアン・ハースト >が購入したらしい。

現在, < V&A >で開催されている < David Bowie >展をはじめ、数多くの彼らのドローイング、プリント、コラージュなどのオリジナル作品&商品が展示販売されている。

この< LIPS >のペーパーコラージュは、45枚の限定販売。

更にUKブランド< insideout >が、この< LIPS > をデジタルプリントしたシルクTシャツも販売予定。

1974年にサンデータイムズに紹介されたフォトグラファー < David Baily / デビット・ベイリー >によるこの写真。

T-shirt photographed on Malcolm McDowell by David Bailey for the Sunday Times 1974

1960年、雑誌 < VOGUE / ヴォーグ >のカメラマンとなり、60年代の< Swinging London >を象徴するひとりだったのです。

< LIPS> のTシャツを着ているには、1971年、スタンリー・キューブリック監督の
< A Clockwork Orange / 時計じかけのオレンジ > で主役のアレックスとして出演し、強烈な印象を残したイギリス人俳優 < Malcolm McDowell / マルコム・マクダウェル >の若かりし頃。


Ready Steady Go!


パリのコレットでは、先駆けて来週23日(日)から展示イベントが開催されるが、まもなくここ東京に< LIPS >を含め合計15デザインのサンプルが到着するのを首を長くして待っている。


cheers



5月のある夜。

午後22:30頃、会社からの帰宅途中、歩道を歩いているひとりの女性が目に留まる

そのまま目黒駅方向に直進予定だったが、どうしても気になり先の信号を左折して、アメリカ橋のところで車を停める。

この時間でも人通りは若干あるし、橋手前のカフェレストランのテラス席には多くの人がいたように思う。

しかし女性が少しだけおぼつかない感じだったので、歩いて来る女性を待った。

白い杖を持った若い女性に対して、時間的にも、私が男であることも含め十分に気を使い意識して言葉を発する。

< 何かお手伝いが必要でありましたら、どうぞ > と、声を掛けてみた。

数秒の沈黙はあったが、名を名乗り別に怪しいものではありませんのでと付け加えると、これからウエスティンホテルの隣りのTSUTAYAに借りていたCDを返却に行くのですと言われたので、よければ車でお送りしますと。

このまま夜道をひとりで歩けば当然危険性もあるし、無事にたどり着けるかも心配、もしかすると20分、30分は掛かってしまうかもしれない。

それではお願いしますとの返答だったので、頭をぶつけないように気を使い助手席に座ってもらう。

数分で到着する距離だが、見知らぬ私( 男 )との車内。

不安になるといけないと思い、どこを走行しているか、今から右折しますと、場所を明確に説明しながら運転する。

表の返却ボックスに入れて来てくださいとのリクエストだったが、あいにくボックスはカギが閉まっていたため、店内にいた店員さんに事情を説明して車まで来てもらい、直接返却受理したことを彼女に伝えてもらう。

この後どうされますかと質問すると、最初に歩いていた方向にあるコンビニのサンクスでコーヒーを買いたいとのことで、更に同行となる。

肘を持ってもらい店内に誘導するが、コンビニでホットコーヒーを買ったことなく要領を得ない私は、恥ずかしながらレジで出されたミニキャップに入ったコーヒーの元?をどう使用すればいいかが分からなかった。

お店の人に説明を受け、カップにお湯を入れて、希望のブラックコーヒーが完成だが、熱くてどのように持ってもらえばいいかさえ思案する。

バッグと杖を持っている女性に、ホットコーヒーひとつ手渡すことも考えさせられる。

女性がいつもはビニール袋に入れてもらってますと言われレジ袋をもらうが、渡してくれた袋は大きいサイズで安定せず、一番小さなサイズで袋の中で倒れたり、こぼれたりしないように気を使う。

その後、肘を持ってもらい一緒に5分ほど歩いて、彼女の自宅まで無事に送り届ける。

どこまでを彼女が望んでいるのか、どこまで対応すればいいのか、どこまでが必要とされれ親切として受け入れられるのか、

個人的なことを聞き過ぎてもいけないと思い、名前も含めて何も質問しなかった。

お互いおやすみなさいとの言葉で別れたが、慣れた感じで階段を上って行く彼女の後ろ姿を途中までは見送った。

けれども部屋に入るところまでは、なぜか見ない方がいいような気がして、背を向けて歩いて来た道をもどった

夜、初対面の視覚障害者の女性に対応するエチケットの難しさを感じもした。

私が行動しない限り、もう二度と会うことはないかもしれない。

もし彼女がひとり暮らしなら不便も多いはずで、どうしても頭の中から消えず感慨深い数日を過ごしていた。

偶然だが、この後TBSの報道番組で盲ろう女子大生 / 荒美有紀さんのドキュメンタリーを観た。

目が見えず、耳も聞こえないひとが日本に2万人以上いるらしい現実。

しみじみと心に深く感じて、人として自分の小ささを痛感した1日となった。


1984年、原宿神宮前2丁目にカレーショップ "GHEE "は誕生した。

オープン前からオーナーのHさんも赤さんも知っていて、バブル全盛期、アールデコのインテリア・デコレーションとミントグリーンの色目の内装もかわいい、食器はスージークーパーを使用していたりと、とても小さなお店ではあったが、ファッション・音楽などにたずさわる俗にいう業界人たちが足繁く通ったシャレた伝説の店であった。

当時インド人シェフから学んだ独特の美味カレーを、独学と舌でアレンジしながら20年間守り通した男が、♤赤出川 治 / 通称 赤ちゃん or 赤さん♤

今月発売中の雑誌 dancyu 6月号、タイトル・カレー学校の102ページ&103ページに 赤出川さんとカレーという見出しで見開きで紹介されている。

Ready Steady Go!


ここに当時の " GHEE"はフレンドリーないい店でしたよ。上品な大学生や、世に出る前のモデルや役者、DJなんかが集まってきていた。とあるが、おそらく上品な大学生とは我が輩のことでしょうか?????

それよりも当時、俳優になる前でモデルもしていた松田ケイジくんが働いていて、人気を博していた。

ある事情で " GHEE " を辞め、その後、近所に " ファンシード”という自身の店を出す。

そこもある事情で閉店して、市ヶ谷にある" カフェ・ド・モモ "で腕を振るうが、ここは場所柄一度しか顔を出さなかった。

先日、このFBで何人かのファッション関係者が、" GHEE"のカレー復活と紹介していたのを見て、先日、久々に赤さんの" GHEE" カレーを食しに乗り込んだ。

場所は元" GHEE " からすぐの " ブラウンフォース" をランチタイムだけ間借りして営業しているそうである。

激辛は苦手でビーフカレーではなく、バターチキンと野菜カレーのコンビネーションをいただいた。

相変わらずの機関銃のようなスピードのしゃべりと独特の意味不明な会話も雰囲気も何も変わってなかった。

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強いて言えばお互い少しだけ歳を取ったかもしれない。

" GHEE " の前は原宿伝説のCというファッションブランドで働いていたこともあり、何かにつけ物知りで色んなことを教えてもらった数少ない先輩 (2歳年上 )

毎週水曜日の夜、品川プリンスで22時から2時間、仲間4人から6人でテニスを楽しんだ思い出や、夜の原宿、青山、西麻布、六本木界隈の夜の社交場をハシゴした思い出など、懐かしさがよみがえってきた。

写真を要求したが相変わらずのシャイな性格、dancyu 雑誌も写真を断り、イラストでの紹介とのこと。

お近くにお越しの際には、是非、赤出川さんのカレーをご堪能いただければと思います。

Buon appetito




5月9日から8月14日まで、NYCの♢The Metropolitan Museum Of Art ♢で開催されている♢PUNK CHAOS TO COUTURE ・パンク 混沌からクチュールへ♢展

Ready Steady Go!

70年代半ば、 元祖ヴィヴィアン・ウエストウッド&マルコム・マクラーレンのふたりの影響力は言うに及ばず、ロンドンで誕生したパンクファッションの起源から再現した回顧展らしい。

ここに < insideout > のヴィンテージ・プリントTシャツも7月から出展予定。

更にIn Europe、1973、74年頃の< Paul Mccartney > の< Strawberry design >や、イギリス人アーティスト< John Dove & Molly White > とのコラボレーションなど、T-Shirtsのインスタレーションが、6月23日からパリ♡ Colette ♡で予定されている。

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同じものを< showroom cicada >で、6月からご紹介できるかも?

Don`t miss it.




今から17、8年前、歯医者のM先輩に誘われ、会社の近所にあるSANSUIでフライフィッシング・インスタント釣り道具を購入して、出掛けたのが始まり。

何事もまずはカッコから入る我流。

ロンドンに行くたびに、< House of Hardy >や< Farlows >を覗き、まずは本場英国スタイルにこだわり、カッコだけは完成させた気になっていた。

Ready Steady Go!


車もランドローバー/ブリティッシュ・グーリンを購入して、イメージだけは完璧を装う。

更にトドメとして、< DAIKANYAMA FLYFISHING CLUB / 代官山西洋式毛針釣倶楽部 >と命名したワッペンまで作製してメンバーを募るはずが、いつしかその思いも頓挫してしまう。

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と、まさに丘サファーならぬ、人もうらやむ自称・丘フィッシャーマン。

当時、夜が明けぬ早朝から相模原や都留の管理釣り場を手始めに、長野蓼科、新潟十日町などに出掛けていた。

が、残念ながら釣れた記憶がほとんどない。

三日坊主の性格も災いして、結局身に付かぬまま今日に至る。


cheers



On 15 April 1966 the American weekly news magazine Time published a special edition celebrating ' London '

このUSAのTIme誌も表紙に取りあげるほど、ロンドンは < Swinging Sixties >で盛り上がっていた。

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以前もご紹介したイギリス人フォトグラファー < Philip Townsend >が1966年に撮ったこの写真で、60年代のファッションのメッカ / カーナビー・ストリートが、象徴のユニオン・ジャックとともに、若者文化の中で光り輝いていた。

" Ian Grey & his wife, owners of Gear in Carnaby Street,dressed as a Pearly King and Queen, collecting for Oxfam "

この写真はV&Aに展示されているのをはじめ、色んな場面で必ずと言っていいほど登場してくる。


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付け加えれば、偶然とはいえ66年フットボール・ワールドカップでイングランドが優勝したことも、更にロンドナーが歓喜に沸き爆発した理由のひとつだったのかもしれない。

cheers



< Victoria & Albert Museum /Cromwell Road , South Kensington London SW7 > で、7月10日から < Club to catwalk: About the Exhibition >の展覧会が開催される。


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1980年代のロンドンファッション&クラブカルチャーをナマで体験出来た私にとって、30年以上の時が経過して記憶も随分曖昧とはなってはいるが、懐かしさもよみがえるほど貴重な情報。

先日亡くなられたサッチャー首相当時、不況で失業者が町にあふれ返っていたロンドンの若者たちの権力に否定的なアナーキーな主張、抑圧されたフラストレーションが渦巻く社会の中、創造的でエネルギッシュな潜在能力が爆発し、ファッション、音楽、芸術などの世界で巨大な影響を与えていた。

今のように整理されたコンサバティブな環境ではなかったが、個人主義の自己主張が認められる刺激的な時代だったように思う。

まだまだアナログな時代ではあったが、UKで誕生したものにはちゃんとした裏付けと根拠が存在していて、お金だけでは買えないモノへのこだわりがあり、活気に満ちあふれ魅力的で憧れたものです。

80年代の< i-D マガジン >を探したけれど残念ながら見つからず、October 1996のこの表紙をご紹介。


Ready Steady Go!



cheers





4月16日から28日まで渋谷西武百貨店で開催されているブラジル展を覗いてみた。

A館-2階のイベントスペースに展示されている < melissa collection >


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今月19日開店45周年を迎えられたそうで、私も遥か昔、80年代、90年代に10年間ほど< Ready Steady Go! shop >でお世話になっていた。

ここ東京でちょうど地球の真裏・南半球のブラジルの風と色が、もっともっと輝き弾ければと、苦悩しながらすでに8年の歳月が過ぎていった。

まったく違うファッション文化が根付く為に、微力ながらこれからも挑戦は続く。

cheers
ロンドンのハイエンドブランドが軒を連ねる < Sloane Street / スロアン・ストリート> から1本脇に入った < 3 Ellis Street London SW1X 9AL >に、フラッグシップショップがオープンしてから、滞在中は時間があれば覗きに行ったお気に入りのひとつ < LULU GUINNESS >

当時ももちろんレディースのみだったが、キュートな内装&ディスプレイも含め彼女の個性あるデザインに惚れ込んで、< Ellis Shop Window >や< Spiders Web >は使用しなくとも持っておきたくなるバッグであった。

LFWの展示会ブースにも毎回出展していたが、日本に代理店が出来て、更にライセンスものが増えはじめた頃から、その情熱もすっかり冷めてしまった。


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< Customer No. 0910 > は、ロンドン市外局番が < 020 > になる前のもので、かなり貴重で思い出の1枚。

Ready Steady Go!


今でも彼女のデザインセンスは好きだが、残念ながらあまりにマス化してしまい、失恋した気持ちに等しいかも?

cheers