よろしくおねがいします
ご挨拶が遅くなりましたが、
今年もよろしくお願いいたします。
昨年は、仕事や私的な事でも少々色々ありまして、
はっきり申してしまえばあまり良い結果ではない
年になってしまいました。
2020年区切が良い年
オリンピックもあり、私もこの仕事10年の年なのですが、
何かを期待するのではなく
今一度しっかり地に足を付けて仕事をしてあまり遠くを見過ぎずに、
日々の仕事に真剣に取り組む姿勢で一日一日を積み重ねていこうと思います。
ありがとうございました
本年も皆様のおかげで一年間仕事をさせていただけました。
ありがとうございました。
来年の9月でこの仕事も10年になります。
何度も言ってますが、先を約束されたものでなく
日々しっかり仕事してお客様の信頼を得ていかなければ続けていけないと
思っています。
10年、そしてその先に進めるように日々精進していきます。
新年もよろしくお願いいたします。
尚、喪中につき新年のご挨拶は控えさせていただきます。
RS ATOH
支柱
こんにちは。。。
今回も作り物ネタです。
バイクのことを書かないバイク屋ブログですので、
興味ない方はスルーしてください![]()
ちょいと長いです![]()
表題の通り支柱なのですが、
何の?っていう感じですね![]()
パーキングメーター
昔のUSA物・・・?
こちらを持ち込まれましてこの支柱を
とのことです。
まぁ知り合いからの頼まれごとです。
このように置き物の状態で購入したようです。
最初頼まれたときは、こいつにパイプを溶接して
台座を付けてくれれば
とのことでしたが、
このメーター自体がアルミのキャスト製でして![]()
アルミパイプっていう訳にもいかないし
そもそも古いアルミのキャストって・・・
溶接は![]()
となりましてどのようにするかプライスレスで考えるしか![]()
アルミのキャスト製で中も空間が多いので
重量はさほどでもないです。
まぁぼちぼちで考えがまとまりましたので材料です。
ざっくり言って
鉄とジュラコン。
始めます。
四角い鉄板は四隅に穴あけしてアンカー用のボルト穴に。
中央にも穴あけしておきます。
パイプは・・・
全高は指定をいただいているので、そこからパイプの長さを決めカット。
のち120°ごとに罫書き←何の為かは後程。
45C丸棒をカットしたものは・・・
旋盤でパイプ内径と外径に合うように切削。
中央には穴あけタップたて。
パイプにこのように。
いわゆるインローをつけたって感じです。
後に溶接します。
中央のネジ切ったところには
長ボルト。
これも後にナット止めして溶接。
ジュラコンは・・・
やはり旋盤でパイプ内径に合うように切削。
中央は一応ネジ切っておきます。
ここで一旦各々を確認しながら
先程の長ボルトの長さを決めます。
ジュラコンの位置も決めます。
説明は後程。
長ボルトの長さも決まったので
溶接開始です。
ただ溶接順番で少し悩みまして・・・![]()
でも自分が決めた順番で行ってみましょう。
台座の上に切り出した丸棒を溶接。
ここもTigかMigか悩んだのですが、Tigでいきました。
後長ボルトを入れて
ここはMigで。
中央に空けた穴もMigで埋めて後に削って平らに。
この穴は丸棒を溶接する際に中央出しのために使うのと
長ボルトの長さ調整のためにここから逃がして
余分をここでカットしてあります。
そしてここからも溶接したかったので。
そしてパイプを溶接するのですが、
この径のパイプを選んだのは
メーターをしたから見るとこんな感じでして
いい感じなんですよ。
たまたま端材で残っていたΦ60.5 t1.6
のパイプがほぼジャスト。
合体。
仕込んだジュラコンは
途中に上下ナット止めして長ボルトの振れ止めでした。
パイプ上端面からの寸法は、メーターの差し込み部があるので
ぶつからないなるべく上側に。
ちょっと細かい話なのですが、
写真でも分かるとおりパイプには溶接シームがいます。
振れ止めなのであまりガタをだしたくはないので
シームラインの逃げをジュラコンにいれてなるべくビッタリにしてあります。
下の丸棒のインロー部は浅いのでシームを削ったのですが
こちらは懐があるので。
で、このシームラインをうしろ側にもっていきたいので
ジュラコンの位置も規制されてしまいます。
前後があるのは後程説明します。
パイプが立ったのでその支え?補強的なあれを・・・
お絵かきから
最初は直角三角形?みたいな簡単な絵でしたが
なんかセンスや絵心もないくせにアールとかつけたり
アールが多くなれば当然切り出しも面倒 手間がかかっていきます。
ピン角の溶接はちょっとね
というのもありますのでアールで。
そもそも大きさや底辺と高さの比率とか・・・
悩みまくりで![]()
この形で作ってくれ と言われた方が楽ですわ。
板材から切り出し
3枚。
ということで、パイプに120°ごとの罫書きがお分かりに
なっていただけましたか。
更に正方形の台座に3か所なので正面が出来ますね。
こちらも先程の理由です。(シームラインがうしろに)
でも先程言ったシームラインなんか磨いてしまえばほぼ消えますし、
そもそもこちらは完成したらお客さんの方で塗装してしまうので
シームラインなんか表面的には気にする必要が無いって言えばそれまでです。
私がシームラインを後ろにしたかった理由は、
シームラインは硬い(強度がある)と聞いていて
補強で入れた支えが3か所なので正面にいれると後ろが
補強なし状態になるのであえて後ろにもっていきたかったのです。
そんなの意味ないよ っておっしゃる方もいるかと思いますが、
その考えに反論するつもりもありません。
ただ、私の考えが間違っていたら教えてもらいたいですが。
Tigです。
板厚がばらばらだったり、三角の隅行くと
とかで電流の調整はちょこちょこやりながらでした。
こんな感じで・・・。
完成しました。
取付方法は防犯上とか考えましたが、
鍵が付いている部分でお客さんからも了承得たので
この突き出し量も管理しないといけないので
仮組して長ボルトを寸法出してカットしたのです。
袋ナットを使いたかったので余計寸法管理が。
ここも後からこの部分でカットして突き出し量決めても
いいのですが、私的にカットした部分が見えるのも
嫌だったので見えなくなる下側でカットしました。
どうせ袋ナット使って見えなくなるんだろ
というつっこみもあるでしょうけど![]()
偉そうに書きましたが、いくらでも簡単な方法はあると
思います。
ひとつ言えば、台座に高ナット溶接してそれに長ボルト入れて溶接して
パイプも台座に溶接しておまけで補強プレート。
溶接もすべてMigでやるとかして。
長ボルトの振れ止めは無けば取付出来ない物ではないです。
作ってもそこまでびったりな物ではなくても大丈夫でしょう。
数を作る場合(量産とか)だとまったくと言っていいほど
私の方法だとあわないでしょうね。
今回は一品物だったのでこんな感じでやってみましたが。
お客さんが望んでいるのは安くて良い物(壊れない物)
私もそれが一番だとは思いますが・・・
物を作っているときに悩んでしまう事があります。




























