熊本県に誕生した新駅:”秘境の郷いずみ” | 全国の“道の駅”完全制覇の夢!

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全国の道の駅巡りをしています。
2006年12月に旅をスタートし、7年半を費やして一応全国制覇を達成しました。

でも、その後に新しい道の駅が次々に誕生し、全国1209カ所に達しています。
私が走破したのはその内の1197カ所ですから、まだまだ旅は続きます。

熊本県に今年(2024年)4月20日にオープンした

道の駅秘境の郷いずみ に行ってきました。

 

 

我が家から九州自動車道を南下し、”御船IC” を下りて一般道を約30分走って到着しました。

 

所在地は ”八代市泉町” ですが、八代市には現在3つの道の駅があります。

 ・道の駅坂本 八代市坂本町(旧:坂本村)

 ・道の駅東陽 八代市東陽町(旧:東陽村)

 ・道の駅秘境の郷いずみ 八代市泉町(旧:泉村)

 

いずれも平成の大合併で統合された山深い場所にあります。

 

”旧泉村” は熊本県では2番目に広い面積を持ち、その94%が山林という山岳集落の村です。

”秘境の郷” というネーミングの通り、ここには落人伝説の残る ”五家荘” があります。

 

”五家荘(ごかのしょう)” には二つの落人伝説があり、一つは菅原道真の2人の嫡子が藤原一族の追手から逃れてこの地に隠れ住んだというもの、もう一つは壇ノ浦で敗れた平家の落人です。

 

それぞれが名前を変え、久連子・椎原・仁田尾・葉木・樅木という5つの集落に住み着いて暮らしたことから ”五家荘” と呼ばれるようになりました。

 

 

 

 

この道の駅は元々1997年(平成9年)にオープンした「ふれあいセンターいずみ」という物産館を道の駅として登録したものです。

 

ですから新しいものは24時間使えるトイレくらいで、それ以外は以前からの建物や施設です。

 

 

 

 

 

 

ご覧のように中央には杉材を敷き詰めた広いイベントスペースがあり、それを囲むように三方に建物が建っています。

 

正面から見て右手の L字型の建物を ”物産レストラン棟” といい、村への来訪者向け施設です。

もう一つの左手にある ”会議室棟” は村の福利厚生施設の役割を担う、ホールや会議室、和室などの貸会場になっています。

 

 

 

 

 

これはシンボルタワーとでも言うのでしょうか?

展望台のようにも見えるけどどこにも階段が無いし、何に使うのかよくわかりません!('ω')

 

では、物産館に入ってみましょう。

 

 

 

その前に、珍しいものを発見!

 

 

 

トイレの前の柱の根元ですが、石に全部名前が書いてある!

多分、それぞれが拾ってきたのを組み合わせて作ったのでしょうね!

 

 

 

 

 

 

 

失礼だけど、外観に比べて中はとってもきれいです。(^^;)

それに天井が杉材を組み合わせてなかなかお洒落です。

 

 

 

この日は写真展があっているらしく、壁一面にSL列車やら花の写真などが展示されています。

商品も泉村一押しのものが並んでいます。

 

 

 

 

 

更に奥へ行くと、”レストラン滋味健丈 炉丹(ろたん)” があります。

 

 

 

今回、私たちは別のところで昼食をとったので中の写真はありませんが、山村らしくジビエや

鮎、ヤマメなどを使った定食が人気のようです。

 

 

私はまだ若いころ転勤で熊本に住んでいたことがあり、当時は ”五家荘” をはじめ、この地には何度も来たことがあります。

五家荘には ”平家の里” などの施設があり、渓谷には日本最大級の吊り橋があり、美しい滝や、なにより紅葉が素晴らしいところです。

 

道の駅ができたことで、これらを訪れる人も増えれば良いな、と思います。