福井の旅④:歴史文化を掘り起こす!”蓮如の里あわら” | 全国の“道の駅”完全制覇の夢!

全国の“道の駅”完全制覇の夢!

全国の道の駅巡りをしています。
2006年12月に旅をスタートし、7年半を費やして一応全国制覇を達成しました。

でも、その後に新しい道の駅が次々に誕生し、全国1209カ所に達しています。
私が走破したのはその内の1197カ所ですから、まだまだ旅は続きます。

2日目の最初の目的地は

道の駅蓮如の里あわら です。

 

 

 

 

北陸自動車道を北上し ”加賀IC” で下りるとそこは石川県です。

そこから一般道を10分弱戻ると再び福井県に入り、目的の道の駅に到着しました。

 

ここは正に県境に位置しており、道の駅から歩いて数分のところに ”越前加賀県境の館” という観光施設があって、その建物の中心が福井県と石川県の県境になっています。

 

道の駅は ”福井県あわら市””吉崎地区” というところにあり、昨年(2023年)4月22日に新規オープンしました。

 

 

 

 

瓦屋根で木目調の純和風の建物です。

前日にでっかい道の駅ばかりを見てきたのでややこじんまりした印象を受けたのですが、やはり新しい道の駅はどこもきれいです。

 

道の駅に隣接する駐車場は5~60台程度とそれほど広くはないのですが、周辺に ”蓮如上人記念館” などの施設があり、そこも含め3カ所に停められるそうです。

 

 

道の駅の名前にある ”蓮如” というのは室町時代の僧で「浄土真宗中興の祖」と呼ばれます。

 

親鸞によって開祖された浄土真宗は他宗派の攻撃などに遭い、一時衰退の時期もありました。

蓮如は各地を転々とした後、ここ越前吉崎地区に ”吉崎御坊” を建立し、布教活動の拠点としたことから、荒地であった吉崎には門徒が集まり建物が建ち、急速に発展しました。

 

あわら市は吉崎にかつての賑わいを取り戻そうと「一般社団法人蓮如の里 吉崎」を設立し、国史跡である吉崎御坊跡や寺院、博物館巡りなど、歴史文化の発掘、PRに取り組んでいます。

 

その町おこしの一環として、この道の駅も誕生したのだと思います。

 

 

これは道の駅周辺の案内図です。

 

中央に道の駅がありますが、右上が小高い山になっていてこれが ”吉崎御坊跡” です。

⑤が ”蓮如上人記念館” ⑦が冒頭で紹介した ”越前加賀県境の館” で、その他は寺院です。

 

道の駅の駐車場の目の前には、④に描かれている ”浄土真宗本願寺派 吉崎別院” があります。

 

 

 

 

入り口の立派な門を ”念力門” といい、豊臣秀吉が京都の西本願寺に寄進したものを、百余名の信徒によって京都から60里(250km)を16台の荷車で運ばれたのだそうです。

 

 

これが念力門の内側です。

中を見学できるのですが、さほど興味がなかったので引き返しました。(^^;)

 

 

 

道の駅の中の配置図がどこにも見当たらなかったのですが、この入り口を入って左手にご覧のように物産コーナーがあります。

 

逆方向(手前方向)にはやや狭い情報コーナーとトイレがあります。

 

 

 

 

開店したばかりでお客はまばらですが、このあと観光バスが到着し、どっと人が溢れました。

物産コーナーをそのまま通り過ぎた道路側が レストラン ”花蓮乃彩” です。

 

 

 

外のデッキにもテーブルが並んでいますから、晴れた日は北潟湖を眺めながらのランチも気持ちがよいと思います。

 

さて、2日目の道の駅訪問はここ1カ所だけです。

あとは観光に充てているので、ここから30分ほどの距離の ”東尋坊” へまず向かいます。