高知県の旅⑤:牧野博士の業績を称える!”牧野植物園” | 全国の“道の駅”完全制覇の夢!

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全国の道の駅巡りをしています。
2006年12月に旅をスタートし、7年半を費やして一応全国制覇を達成しました。

でも、その後に新しい道の駅が次々に誕生し、全国1209カ所に達しています。
私が走破したのはその内の1197カ所ですから、まだまだ旅は続きます。

高知市内まで戻り、やってきたのは

高知県立牧野植物園 です。

 

 

 

 

”牧野植物園” は高知市内の ”五台山” という標高146mの小高い山の中腹にあります。

 

五台山一帯には ”五台山公園” が整備されており、その内の8haが高知県立牧野植物園です。

駐車場までの山道はやや狭いですが、行きと帰りの一方通行になっているので安心です。

 

牧野植物園は牧野博士のご逝去の翌年、1958年(昭和33年)4月に開園しました。

博士が生前言われた「植物園を造るなら五台山がええ」という一言が実現しました。

 

 

これが植物園の全体図です。

この案内図の左下に広い駐車場がありますが、そこに 「正門」があります。

 

この8haの広大な敷地の中に、博士ゆかりの野生植物など3000種類以上が育っています。

最初にお見せした写真の ”正門” からチケット売り場まで長い回廊があり、そこにも様々な植物が花を咲かせていました。

 

 

 

 

 

 

最初にあった建物は ”牧野富太郎記念館 本館” です。

ここで入場料を払って中にはいります。

 

この植物園の主要な建物としてはもうひとつ ”牧野富太郎記念館 展示館” があり、少し離れた場所に建っています。

更に ”植物研究交流センター”(通称ラボテラス)がありますが、これは今年(2023年)5月に完成したばかりであり、まだまだ充実・拡大していっていることがわかります。

 

 

 

”本館” には、牧野博士の蔵書や遺品など約6万点が収蔵され、図書室、五台山ロビー、教室や講演を行うアトリエ実習室、映像ホールなどがあります。

 

ユニークなのはこの建物で、中央が丸いウッドデッキになっており、中央には竹などが植えられています。

建築家内藤廣氏の設計によるこの記念館は、自然と人間の共生をテーマとしており、数々の賞を受賞しています。

 

 

 

この本館を出ると、”展示館” に通じる ”回廊” があるのですが、その前に植栽エリアである ”こんこんやま広場” を少し散策します。

 

こんこんやま広場は標高131m周辺にあり、特に見晴らしの良いエリアです。

 

 

 

 

 

 

 

 

こんこん山広場を下りて、本館と展示館を繋ぐ ”回廊” を歩きます。

 

この回廊は170mの距離がありますが、有難いことに ”ミスト” が取り付けられています。

この日は9月とは言え、気温30度を超す暑さ、ミストの内側と外ではまるで暑さが違います。

 

 

これが回廊です。

白いミストが見えますね!

 

展示館への途中、”ふむふむ広場” というのがありました。

 

 

今回は素通りしましたが、ここも眺めがよさそうです。

先ほどの ”こんこん山広場”と、ここ ”ふむふむ広場” は、2019年(平成31年)に拡張、整備されたばかりの新しいものです。

 

展示館の入り口手前には、たくさんの笹が植えられていました。

これが 「らんまん」にも出てきた ”スエコザサ” です。

 

そこにはこんな碑が建っていました。

 

 

”スエコザサ” は牧野博士が昭和2年に仙台で見つけた新種で、既に病気療養中であったスエコ夫人にこれまでの感謝の気持ちを込めて名付けたものです。

 

 

”牧野富太郎記念館 展示館” には、牧野博士の生涯を紹介した常設展示室と、企画展示室、それに 展示館シアター があります。

 

この展示館も中央の中庭が丸く開いており、博士ゆかりの植物約250種が植栽されています。

 

 

 

 

 

 

では最後に、常設展示室にある 「牧野富太郎博士の生涯」をご紹介しましょう。

ここは、博士の生涯を 「少年期」「青年期」「壮年期」「晩年」に分けて紹介されています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後の写真は牧野博士が晩年使われていた書斎を再現された部屋です。

 

NHK連続テレビ小説「らんまん」の効果で連日大勢のお客さんが来るようになったそうです。

私もその中の一人で、ドラマを見てなければ来ていないかもしれません。

 

一時的なブームではなく、これからもたくさんの方々が訪れることを祈ります。

 

 

さて、次回は 「坂本龍馬記念館」に向かいます。