2日目の最後に訪れたのは
高知県立坂本龍馬記念館 です。
”坂本龍馬記念館” は高知の観光スポットの一つである ”桂浜” に隣接して建っています。
前回訪問した牧野植物園からは車で20分ほどです。
私は司馬遼太郎の ”龍馬がゆく” という小説全8巻を最近になって改めて読みなおしました。
それでにわか龍馬ファンになった私は、高知へ来た機会に是非ともここを訪れたかったのです。
写真では見たことのある、総ガラス張りの坂本龍馬記念館です。
私はこの建物の正面に駐車しましたが、そのスペースはあまり多くありません。
他に建物の裏にも駐車場があって、全部で普通車42台分です。
もし満車であれば、少し離れた有料の桂浜駐車場に停めて10分ほど歩くことになります。
この日は平日なので余裕で停められてラッキーでした。
これは先程の建物を裏側(海側)から見たものです。
実はここへ来て初めて知ったのですが、坂本龍馬記念館というのは”本館” と ”新館” という2つの建物で構成されています。
全面ガラス張りのこのユニークな建物が ”本館” であり、左の車道を挟んで2階建ての ”新館” が建っていて、その二つは渡り廊下で繋がっています。
この写真の左の建物が新館です。
ここ坂本龍馬記念館は、1991年(平成3年)に開館しました。
その後、建物の老朽化への対応と内容の充実を目的に新館の建設と本館の改修が行われ、明治維新150年にあたる2018年(平成30年)にリニューアルオープンしたものです。
そしてこの記念館への入り口は新館にあり、出口は本館にあるという一方通行です。
これが入り口のある ”新館” です。
1階から入るとそこには受付だけがあり、入場料700円を払って階段で2階に上がります。
新館2階にはご覧のように、企画展示室、ジョン万次郎展示室、常設展示室があります。
これは ”ジョン万次郎展示室” です。
万次郎の数奇な運命をたどり、一緒に遭難してアメリカに渡った仲間たちも紹介されています。
これが ”常設展示室” の入り口ですが、ここには自筆の手紙や刀剣など、坂本龍馬に関する様々な資料が展示されていました。
ここでは、1点だけご紹介しましょう。
説明に書かれているように、龍馬が寺田屋で襲われた時に持っていたピストルと同型です。
小説では相手の刀を銃身で受け止め、その時に指に大けがをしてしまいますね!
結局弾の補充ができず、ピストルは捨ててしまいます。
他にも直筆の手紙など重要な資料がたくさんありますが、割愛させて頂きます。
次に渡り廊下を渡って、本館の2階に行きます。
ここは体験型展示コーナーで、”幕末広場” と呼ばれます。
まず龍馬の年表があり、その後の人生の節目ごとにコーナーが設けられています。
ざっと流れを説明すると以下のようになります。
・土佐の頃
↓
・脱藩
↓
・勝海舟との出会い
↓
・薩長同盟
↓
・海、船、大志
↓
・龍馬の最後 近江屋復元
龍馬が刺客に襲われて命を落とした ”近江屋” が次の写真です。
1枚目の写真は龍馬が隠れ家としていた醤油商 ”近江屋” のジオラマです。
暗殺された坂本龍馬と中岡慎太郎は2階左端の部屋にいて、京都見廻組(諸説あり)の刺客は1階右端の玄関から侵入しました。
2枚目の写真は、その襲われた部屋を再現しています。
この部屋にあった掛軸と屏風にはその時飛び散った血痕が付き、その複製が先ほど見た新館2階の常設展示室に展示されていました。
本館2階の一番奥(海側)には ”海の見える・ぎゃらりぃ” があります。
最初にお見せした外観の、空中に飛び出したようなガラス張りの部分です。
ここからは太平洋の海原が見渡せます。
このあと、本館の一番下B2フロアにある、”幕末写真館” を見に行きました。
この二人の像は、立っているのが坂本龍馬、座っている方が中岡慎太郎です。
ここには、幕末に活躍した様々な人物の写真が展示されていました。
ランダムにはなりますが、それらをご紹介します。
坂本龍馬と同じ時代を生きた、約130名の写真がここには展示されていました。
さて、念願だった坂本龍馬記念館の見学はこれで終わりました。
見学を終えたのが14時50分、ここから高速を3時間ほど走って愛媛県の大洲市のホテルにこの日は宿泊し、翌日フェリーに乗ってゆっくりと帰宅しました。
3日間の走行距離は856kmでした。
高知の旅のレポートはこれで終了です。
最後まで見て頂き、有難うございました。