旅で出会った日本の風景【47】沖縄平和祈念公園(沖縄県) | 全国の“道の駅”完全制覇の夢!

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全国の道の駅巡りをしています。
2006年12月に旅をスタートし、7年半を費やして一応全国制覇を達成しました。

でも、その後に新しい道の駅が次々に誕生し、全国1221カ所に達しています。
私が走破したのはその内の1204カ所ですから、まだまだ旅は続きます。

コロナ禍で新規の道の駅巡りが思うようにできないので、過去の旅で出会った美しい日本の風景を日本列島の北端から順番に紹介しています。

沖縄県の2カ所目は
沖縄平和祈念公園 をご紹介します。

 

 

沖縄平和祈念公園は正式には “沖縄戦跡国定公園” と言います。

沖縄本島南端の、糸満市と島尻郡八重瀬町にまたがっており、その広さは98.85haにも及びます。

 

ご存知のように沖縄は第二次世界大戦の最後の激戦地になった場所で、兵士、民間合わせて20数万人が犠牲になりました。

 

その沖縄戦の戦跡に、世界の恒久平和を祈念して作られたのがこの公園です。

 

 

 

駐車場に車を停めて最初に目につくのがこの真っ白で巨大な塔です。

 

これは “沖縄平和祈念堂” と言いますが、この塔の中には高さ約12m、幅約8mの琉球漆工芸で作られた座像が安置されています。

 

この座像は沖縄出身の芸術家 “山田真山画伯” が18年の歳月をかけて制作されたのだそうです。

山田画伯ご自身もやはり、沖縄戦で子供さんを亡くされています。

 

 

平和祈念公園の中心部の地図がご覧の通りです。

先程の平和祈念堂は地図の左下の部分です。

 

そのまままっすぐに進むと、“沖縄平和祈念資料館” の建物があります。

 

 

 

 

たくさんの屋根が見えますが、建物自体は一つです。

この屋根は建設当時の沖縄の市町村の数だけあるのだそうです。

 

この資料館には悲惨な沖縄戦の歴史と教訓を後世に伝えるための様々な資料が展示されています。

建物には一段高い場所に “展望室” があるので、そこに上がってみました。

 

 



ご覧のようにたくさんの市町村(屋根)で沖縄は成り立っているのですね。

そして正面を撮ったのが、次の写真です。

 

 

 



中央にある丸い広場が “平和の広場” で、その中心に “平和の火” が灯っています。

 

 

 

 

平和の火の回りには水が張ってあり、日本列島や周辺諸国が描かれています。

この平和の広場を中心に放射線状に配置されているのが “平和の礎(いしじ)” です。

 

 

 

 

平和の礎は1995年6月に、沖縄戦終結50周年を記念して建立されました。

国籍や軍人、民間人、敵味方を問わず、沖縄戦で犠牲になったすべての方の氏名が刻まれています。

 

その数は、2021年6月15日現在、24万1632人にも及びます。

 

 

 

最後の写真は展望室から見た空と海です。

 

私はこの沖縄平和祈念公園に過去2回足を運びました。

資料館で痛ましい写真や資料もたくさん見ました。

 

でも、それは過去のことであって同じ過ちを繰り返さないのが人間だと信じていました。

今、ウクライナでおきているおぞましい凶行にやり場のない憤りをどうすることもできません。


■最寄りの道の駅
・道の駅豊崎(2015/4)
・道の駅いとまん(2015/4)

 

 

 

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