前回は日本最西端でしたが、今度は最南端にある
道の駅いとまん にやってきました。
この道の駅標識、道の駅豊崎と一緒になっていますが、単独の標識が道の駅周辺でどうしても見つからなかったのです。
道の駅豊崎から国道331号をわずか3km南下したところにありますが、これが日本最南端の道の駅ということになります。
ここは北緯26度8分に位置しますが、逆に最北端は北海道の宗谷岬に近い “さるふつ公園” で北緯45度20分です。
日本の最南端の道の駅と最西端の道の駅が、わずか3kmを隔ててあるというのも面白いと思います。
道の駅いとまんの総敷地面積は9000坪もあり、駐車場も520台分あって、もちろん沖縄最大級です。
最初あまりに広すぎて全体がどうなっているのかさっぱり分かりませんでした。
やっと見つけた全体像がこの案内図です。
大きく分けると、“JAファーマーズマーケット「うまんちゅ市場」” “お魚センター” “物産センター「遊食来」” “焼き肉レストラン” の4つの施設、それに独立した情報館があります。
この写真の左手白い建物が “情報館” 右手が、“物産センター「遊食来」(ゆくら)” そして奥に “お魚センター” があります。
お魚センターの写真を撮り漏れたのですが、そこには鮮魚を中心とした11店舗が入っています。
糸満市はそのむかし、“海人(うみんちゅ)” を中心に栄えた町です。
海人とは沖縄の漁師のことですが、明治35年頃には沖縄全体の漁業従事者の6割にあたる約4000人の糸満海人がいて飛躍的に漁獲量を増やし、それを “アンマー” と呼ぶ海人の妻や母が行商で売り捌いて家計を支えてきました。
飛躍的に漁獲量が増えた背景には、“サバニ” と呼ぶ流線型のフォルムの漁船や、“ミーカガン” という木をくり抜いて作った水中メガネの発明など、先進的な漁具がいくつも作られたからだそうです。
当時に比べると漁業自体は衰退しましたが、その文化と心は “糸満ハーレー” などの競技に引き継がれています。
まず “情報館” に入ってみました。
ここはかなり広いスペースで、観光案内の窓口にもなっているようです。
次に、国道側の “うまんちゅ市場” の方へ行ってみました。
中を覗いてみたけど、ここは普通のスーパーマーケットの雰囲気でした。
次に、物産センターである “遊食来(ゆくら)” に入ってみました。
店内には日本語を話さない方たちが大勢いて、土産物を買い漁っていました。
それにしてもここは、沖縄の土産がなんでも揃っています。
その奥がフードコートになっていますが、朝早いこの時間ですからまだ座っている方はいません。
この売場、とっても気に入ったので、空港に近いこともあり最終日の最後に再び訪れてお土産を調達しました。