旅で出会った日本の風景【3】サロベツ原野(北海道) | 全国の“道の駅”完全制覇の夢!

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全国の道の駅巡りをしています。
2006年12月に旅をスタートし、7年半を費やして一応全国制覇を達成しました。

でも、その後に新しい道の駅が次々に誕生し、全国1209カ所に達しています。
私が走破したのはその内の1197カ所ですから、まだまだ旅は続きます。

コロナ禍で新規の道の駅巡りが中断していますので、過去の旅で出会った美しい日本の風景を日本列島の北端から順番に紹介しています。

今回は稚内から日本海沿いに少し南に下った
サロベツ原野 です。

 

 

サロベツ原野は北海道北端の日本海沿岸、東西5~8km、南北27kmにわたる湿原です。

 

この何もない原野をほぼ一直線に延々と走る道道106号はまさに “北海道を走る醍醐味” を味わえるので私は特に好きで、今まで3回走りました。

 

 

 

稚内の市街地からサロベツ原野経由で最初の大きな町 “天塩町” まではざっくり60kmほどありますが、その間、私が知る限り駐車できる場所は3か所しかありません。

 

今回はその中の2カ所を紹介したいと思います。

 

尚、道道106号の道沿いではありませんが、途中から少し内陸部に入ったところに、“サロベツ湿原センター”(豊富町) と “幌延ビジターセンター”(幌延町) があります。

 

 

稚内から南下した場合、最初に駐車スペースがあるのはこの “こうほねの家” で、この周辺を“浜勇知(はまゆうち)園地” といいます。

 

この建物の裏側に “コウホネ沼” があり、その周囲をぐるっと散策できるようになっています。

 

 

 

 

この小さな沼に、珍しい花が咲いていました。

 

もともとこのサロベツ原野は夏場には様々な花が自生し、ドライブ中も楽しませてくれます。

この時私が行ったのは6月でしたが、この沼の中に小さな黄色い花が咲いていました。

 

 

 

 

これは正式名称を “ネムロコウホネ” といい、コウホネは “河骨” と書きます。

先程の “こうほねの家” という建物の名前はこの花に由来しています。

 

 

サロベツ原野全体を通して、最も多く見られる花は “エゾカンゾウ” です。

 

 

 

 

これはユリ科の花で一般には “ニッコウキスゲ” といいますね!

この黄色い花が道路の両側に咲き誇っていて目を楽しませてくれます。

 

それ以外の花もいくつか紹介しておきましょう。

 

 

 

 

 

まだまだありますが、このくらいにしておきましょう。

 

 

こうほねの家を出て、次に駐車スペースがあるのは “稚咲内(わかさかない)園地” の駐車場ですが、ここはあまり写真を撮っていないので割愛します。

この稚咲内園地から内陸部に入ると、さきほど紹介した “サロベツ湿原センター” があります。

 

ちなみに、この数十キロを走る中で、唯一信号機があるのはここだけです。

 

 

そして最後の駐車スペースは天塩の町に近い “サロベツ原野駐車公園” です。

 

 

 

サロベツ原野の沖合には 礼文島と利尻島があり、その利尻島には日本百名山のひとつである “利尻山(1721m)” が聳えています。

“利尻富士” の別名の通り、均整の取れた美しい山です。

 

サロベツ原野を走るあいだ、ほとんど全域で海上に利尻山が見れますが、この駐車公園が特に美しく見えると思います。

 

 

 

民家も含めほとんど構造物が無いサロベツ原野ですが、ちょうどここから風車の列が始まります。

 

 

ほぼ100m間隔で一直線に28基の風車が並んでおり、総距離は3.1kmです。

これもまた、北海道ならではの景色だと思います。

 

 

■最寄りの道の駅

・道の駅てしお

 

 

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