次に訪れたのは
道の駅オーロラタウン93りくべつ です。
本来目指す新しい道の駅までは遠軽町から150km近くあるので、そのほぼ中間地点にあるこの道の駅に立ち寄ったものですが、それでも84km、1時間半ほど走りました。
“道の駅オーロラタウン93りくべつ” に来るのはこれが3回目で、前回は2014年10月に来ています。
ここは色々と特徴のある面白い道の駅です。
まずはこの看板!
ここはJRふるさと銀河線 “陸別駅” の廃線になった跡地です。
これについては、後ほど詳しくご説明しましょう。
道の駅の入り口付近に電光掲示板があります。
これを拡大してみましょう。
『日本一寒い町』 と表示されていますね!
陸別町は地形が盆地状であり、周辺からの冷気がたまる 「盆地冷却現象」 により、マイナス30度になることもあって、長く “日本一寒い町” と言われてきました。
2017年には過去10年間の気象庁の観測データに基づいた論文が発表され、期間中の一日の平均気温がマイナス10.5度であり、その寒さは日本一である事が専門家により立証されました。
陸別町はその日本一の寒さを逆手に取り、毎年1月の極寒の夜に “しばれフェスティバル” を開催し人が全国から集まります。
次に “オーロラタウン” という名称です。
陸別町では、平成元年に国内で初めてオーロラのカラー撮影に成功したのだそうです。
もともとオーロラは緯度の高い地域で見られます。
アラスカやノルウェーに較べて緯度の低い北海道では、緑ではなく赤いオーロラが見えるのだそうです。
さて、鉄道の話に戻りましょう。
明治43年以来95年間走り続けた “ふるさと銀河線” は、2006年(平成18年)に廃線になりました。
その2年後に、廃線になった線路や車輛を活用して “ふるさと銀河線りくべつ鉄道” として生まれ変わり、「乗車体験」「運転体験」「足こぎトロッコ」 などが楽しめるようになりました。
道の駅に入ると、ご覧のような待合室があります。
ここは十勝バス、北見バスの切符売り場や案内所を兼ねているのです。
この待合室の左手から階段を下り、昔のホームに出ることができます。
“銀河鉄道999” の装飾のある2両は、“CR75-2「999号・通称「黄メーテル」” と “CR75-3「999号・通称「白メーテル」” です。
これらを含め、ここには全部で6両の気動車があります。
パンフレットの営業案内によると、最長2.8kmを運転体験することができるのですね!
さて、建物に戻ることにしましょう。
こちらが売店です。
コンビニのようなイメージです!
そして2階は “オーロラハウス” という宿泊施設です。
シングルが16室、ツインが2室、それに10名用の和室研修室、30名用の洋室研修室があります。
この道の駅に来るのは3回目ですが、なかなかユニークな施設だと思います。